宿は予約はもちろん、目星も付けていなかった。ざっと調べたところ、ギョレメの宿はどれも高そうだ。目に付く宿を適当にあたってみよう。バス停からほど近いところに、Terra Vista Hostelというホステルがあった。ホステルという名前だが個室もあるとのこと。個室は朝食なしで1泊1500リラ(6300円)。カッパドキアにしては安い。ここに2泊することにした。
途中、破壊された車が展示されているのが目に入った。英語の説明文を読むと、2016年に発生たクーデター騒ぎの中で、クーデター側のタンクに抵抗して破壊された車らしい。このクーデターの試みとその結果は「Victory of Democracy」としてエルドアン政権のプロパガンダの格好の材料となっている。
破壊された車
メインストリート上にパトカーや消防車が何台か停まっており、何人もの警官がいる。見上げると、ビルの屋上にひとりの男が立っており、野次馬も集まっている。どうも男が飛び降りを図っているらしい。労働者風の野次馬のひとりが私に向かってドイツ語で「彼は一文無しだ(Er hat keine Geld)」と説明し、「俺も一文無しだ」と続ける。「私もお金がない」とドイツ語で切り返しておいた。ドイツ語をしゃべったこの男はミュンヘンに住んでいたらしい。すぐにその場を離れたので、この騒ぎの顛末がどうなったかは知らない。
メインストリートに沿ってすこぶる賑わっているレストラン(Tarihi Sultan Sofrasi)があったので、入って遅めの昼食(あるいは早めの夕食)をとることにした。「ローカルフード」だといって勧められた料理を試してみた(ほとんどの人がこの料理を注文していた)。料金は410リラ(約1700円)と、このエリアにしては高め。