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2015年8月23日日曜日

アフガニスタン2015 準備・ビザ(6月~7月上旬)

2013年9月にタジキスタンのホーログ経由でアフガニスタンのイシュカシムを訪れて以来、かの国に対する興味は多少の波はあっても途切れることはなかった。とりわけ惹かれたのがバーミヤンだ。石窟や湖の景観もさることながら、なによりもそこに住むハザーラ(Hazara)の人々が気になった。モンゴロイドの血を受け継いでいることへの親近感もあれば、民族的宗教的(シーア)な少数派としての迫害と差別の歴史への関心もあった。

しかしアフガニスタン旅行となると、そうそう気軽に踏み切れるものではない。2014年末のISAFの撤退を経て、2015年も半ば。治安状況は悪くなることはあっても、よくなる気配はない。ほとんどあきらめかけていたときに、たまたまイギリス人とアフガニスタン人が共同で立ち上げたUntamed Bordersの存在を知った。

http://www.untamedborders.com/

アフガン旅行を手配してくれるというではないか。実績もそれなりにありそうだ。さっそくメールで問い合わせると、すぐに返事が返ってくる。当初は6月下旬から7月上旬にかけての旅行を計画していたが、ラマダンと重なるということで、7月下旬から8月上旬に変更した。また、カブールの出迎えと宿の手配、バーミヤンまでの航空券の入手だけを希望したのだが、「whole tripに責任を持ちたい」というUntamed Bordersの意向から、全行程にガイドを付けることにした。最終的に決定した旅程は次のとおり。

29th July (Wed.): Arrival at Kabul (via Dubai)
30th July (Thurs.): Flight to Bamian
31st July to 2nd August (Fri. - Sun.): Stay in Bamian
3rd August (Mon.): Return flight to Kabul
4th August (Tues.): End of trip (Flight to Dubai)


問題はビザ。ドバイで簡単にビザを取れると考えていたのだが、どうもそうではないらしい。Untamed Bordersのメールによると、"Japanese and Korean visitors to Afghanistan do find it harder to obtain a visa than other nationalities"というではないか。Untamed Bordersの勧めにしたがってドバイのアフガン領事館に電話で問い合わせると、ビザ申請のためにはletter from your countryが必要とのこと。

この時点でふたたびあきらめモードに。ドバイの日本領事館がそのような手紙を出してくれる可能性はゼロに近く、東京のアフガン大使館へビザ申請がむなしいことは2年前にすでに経験している。しかしまあ後悔しないようにやれることはすべてやっておこうと6月上旬に郵送で駐日アフガン大使館にビザを申請しておいた。ほとんど期待していなかったが、郵送してから10日ほどして、アフガン大使館から自宅に電話があった。

大使館員「アフガニスタンに知り合いはいるのか」
私「いない」
大使館員「本国ではアフガン滞在中のあなたのセキュリティを心配している」
私「今回の旅行はすべてUntamed Bordersのガイド付きとなっているから、大丈夫だ」
大使館館員「ではそれを証明するような文書を送って貰えないないだろうか」

ここでビザはOKとの感触を得た。さっさくUntamed BordersにLetter of Invitationを送ってもらい、アフガン大使館に転送。数日後に大使館から再度電話があり「ビザを発行できるので、料金の80ドルを振り込んでくれ」とのことだった。

80ドルを振り込み、関空発ドバイ経由カブール行きエミレーツ便の航空券を購入、7月上旬には出発を待つばかりとなった。

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