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2017年3月11日土曜日

ラオス2017 九日目(ルアンパラバーン)

2月14日。

今日はモン族の村を訪れる日。トゥクトゥクの運転手が10時に宿まで迎えにくることになっている。8時過ぎに宿を出て、昨日と同じ食堂で朝食を済ませまた宿に戻る。

トゥクトゥクは約束どおり10時にやってきた。私と私が昨日誘ったY夫妻、それに今朝になってもう1人Y氏がツアーに加わる。全員日本人。やはり日本人同士のほうが誘いやすいし、話もまとまりやすい。カルチャー・ゲストハウスを選んだのは、こういう可能性も考えてのことだった。

出発する前に、どこを訪れるかはっきりさせておきたかった。トゥクトゥクの運転手に言葉が通じるかどうか心配だったが、宿のオーナーの男性が我々の日本語を運転手に伝えてくれた。大阪に長く住み、日本人女性と結婚していることから、オーナーは流暢に日本語をしゃべり、書くこともできた。

モン族の村はいくつかあり、近いのもあれば遠いのもあるという。我々は遠いほうの村を望んだ。遠いほうが観光客慣れしていないだろうと考えたからだ。だが、遠くの村に行くにはガソリン代もかさむということで、追加代金を請求された。ここで少しゴタゴタしたが、1人あたりさらに5ドルずつ支払うことで落ち着いた。あとから考えるとこれは払いすぎだったかもしれない。

まず織物の村、続いてカム族の村、最後にモン族の村を訪れるということで合意した。

トゥクトゥクは10時10分ごろに出発。途中で昼食用のサンドイッチを購入した。私が選んだのはチキンと卵焼きのサンドイッチで12000キープ(170円ほど)だった。

最初に訪れるのは織物の村だったはずだが、着いたのはHandicraft Centreという大きな建物。建物の中では織物を販売しているだけで、「織物の村」という感じはまったくしない。ちょっとがっかりしたが、今日のメインの目的は織物の村ではない。

出発してから1時間半ほどしてカム族の村に着いた。一同トゥクトゥクを降りて、村を散策する。ムアンシンやルアンナムターと同様、少数民族といっても、固有の服装を着用しているわけではなく、素人目にはラオスのごく普通の農村と変わらない。

ルアンナムターのカム族の村に比べると、この村は家の造りもしっかりしており、生活も裕福そうだった。「裕福」という表現は適切でないかもしれない。ルアンナムターの村ほどの疲弊と零落が感じられなかったというのがあたっている。子供たちは非常にシャイだった。ムアンシンやルアンナムターとは異なり、我々を見て子供が集まってきたり、「サバイディー」(こんにちは)と声を掛けてきたりする場面は見られなかった。つまりは、ふだん観光客が来るような村ではないということだろう。

カム族の村

子供たち

外でテーブルを囲んでいる4、5人の男が我々を呼ぶ。まだ12時になっていないが、酒を飲んでいるのだ。誘われるまま、我々もご相伴にあずかる。壺の中で何か(米だろうか)を発酵させ、木か竹のストローで飲む不思議な酒だ。口当たりはよいが、強い。ガラスのビンに木の実を発酵させた酒もある。こちらも強い。1杯飲み干せばまた次を勧められ、きりがないので適当に切り上げる。


この村をあとにし、5分も走らないうちにトゥクトゥクはまた停まる。ここもカム族の村らしい。さっきの村より小さい。ここでも車を降りて写真を撮る。こんなことをしていていいのだろうかという気がしないでもない。外国人の観光客が庭先にぬっと現れ、ずけずけと軒下までやって来てパチパチやりだしたらどんな気がするだろうか。日本だったら警察に通報されてもおかしくない。

「遠くのモン族の村」には1時近くに到着した。これは結構大きな村で、小さな店もある。土産物らしき装飾品を並べている家もあったので、観光客もときたまは来るのだろう。村の入口には「Eco Bangalow」と書かれた看板があった。ここではかなり長い時間を費やした。ルアンパラバーンへ引き返す前に、持参したサンドイッチで昼食をとる。

モン族の村

ルアンパラバーンへの帰路、自然植物園ともいうべき観光施設に立ち寄った。入場料20000キープ。韓国人らしい4、5人の観光客が私たちのそばを通り過ぎるとき「こんにちは」と挨拶するので、「アンニョンハセヨ」と返す。

ルアンパラバーンの宿に戻ってきたのは4時ごろだった。6時に一緒に食事に出ようとY氏と取り決め、自分の部屋で休む。

Y氏とともに6時に外に出たときにはすでに暗く、ナイトマーケットが始まっていた。まず昨日行った「グルメ・ストリート」を見る。狭くて混んでおり、ここでは落ち着かない。メコン川沿いの通りに出て、適当な食事の場を探す。野外のビュッフェ式の焼肉の店がおおぜいの客で賑わっている。1当たり60000キープ(840円ほど)とのこと。少し高いが、たまにはいいだろう。こういうところには1人では入りにくいから、ちょうどよい機会でもある。

それぞれビール1本(10000キープ)ずつとり、肉と野菜をたっぷり食べた。Y氏は大阪から来ていた。自由業だが、あまり長期の旅行はむずかしいなど、私と旅のスタイルが共通する。ラオス最後の夜をおいしく食べ、楽しく語り合えたことに感謝したい。

食べ放題の焼肉
 

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