4月12日、朝9時に関空を飛び立った中国国際航空機は予定どおり11時20分に北京首都航空に到着した。
宿はbooking.comでHappy Dragon Hostelを予約しておいた。2015年の訪朝時に泊まった宿だ。トイレ・シャワー付きの個室で200元(3000円ちょっと)。朝食が付いていないから高めだが、北京で安宿を探すのは容易でない。慣れたところを選んでおくのが無難だろう。
この日の午後はたっぷり時間があったが、繁華街の王府井まで歩いて出かけ、ぶらぶらと散策するにとどめた。
宿に戻りタブレットでインターネットに接続する。今回はVPNのアプリを用意していたので、YoutubeやFacebookにもつながるが、なぜかメールの受信ができない。マイケルから新しいメールが着信していても読めない状態だ。
翌13日。この日は3時に東直門のホテル(ホリディイン)に集まることになっている。朝ゆっくりと宿を出て、またまた王府井まで歩き、小吃通りの屋台のスナックを昼食代わりとする。
2時近くになり、ちょっと早いが地下鉄で東直門に向かう。ホリディインは東直門の駅から歩いて20分ほどのところにある。途中、ユニクロがあったので立ち寄り、シャツを購入(199元)。ユニクロの商品価格は日本とほぼ同じだ。
3時前にホリディインに着き、ロビーで待っていると、マイケルが現れる。ツアー同行者の2人のカナダ人、ブライアン(Braian)とビル(Bill)は紫禁城や天安門を観光中であとで来るとのこと。案の定、マイケルは昨日私に2通のメールを送っていたが、私はメールソフトの不調で読んでいなかった。いずれにせよ北京でマイケルに会えたことで一安心。
しばらくすると日本人の青年がメイプルツリー(もみじ)の苗木を数本持って現れた。マイケルの手伝いをしているN君だ。マイケルはカナダのシンボルでもあるメイプルを平壌で植樹する予定らしい。N君は北京の大学に通う好青年。高校卒業と同時に中国に渡り、すでに4年が経つ。マイケルとN君は東京で行われたマイケルの講演会で知り合ったとのこと。今回のツアーの日本語ページを作成したのはN君だ。
ロビーから2階のカフェに移動し、話を続ける。マイケルとN君はWebページの編集を行いながら。そうこうするうち、ブライアンとビルが帰ってきた(彼らはホリディインに宿泊していた)。どちらも190cmの巨体。しかも2人ともスキンヘッドだ。年の頃は4~50歳くらいか。2人の巨体に圧倒されながらも、自己紹介して、しばらく話す。ブライアンはカナダのアルバータ大学の教授で、専門は東アジア史、特に戦後の韓国史。ビルはITエンジニアとのこと。ブライアンはマイケルの以前からの知り合いだ。そのブライアンが若いころからの友人のビルを誘う形で今回の訪朝となった。つまり予想していたとおり、Paektu Cultural ExchangeのWebサイトを見て応募したのは私1人ということになる。
韓国史が専門のブライアンにCumingsの"Korea's Place in the Sun"について尋ねたが、もちろん彼はこの本を知っていた。これは私が10年ほど前に読んだ韓国/朝鮮の通史で、非常におもしろかった。だがその内容は今ではすっかり忘れており、機会があればもう一度読みたいと思っているところだ。
陽も暮れるころ、N君を含め我々5人は2台のタクシーに分乗して、北朝鮮大使館へ行く。訪朝のビザを受け取るためだ。大使館にはマイケルだけが入り、無事にビザを入手した。日本から北朝鮮へ個人で旅行する場合、以前には直接に大使館まで赴いてビザを受け取るケースもあったようだが、最近は空港のチェックインカウンターで受け取るケースが大半になっている。私も北朝鮮大使館には入ったことがない。
北朝鮮大使館のまわりには北朝鮮関連のさまざまなショップが並んでいて興味深い。しばらくショップを覗いたあと、大きめの北朝鮮レストラン(朝鮮平壌銀畔館)に入り、一緒に食事をすることになった。
マイケルは中国吉林省の延吉に住んでいるが、北京にも数多くの知人がいる。そのうち何人かが我々の夕食に加わり、カナダ人5人、アメリカ人3人、それに私とN君の日本人2人、合計10人の会食となった。いくつかの朝鮮料理をシェアした。どれもおいしかった。飲み物はもちろん北朝鮮の大同江(テドンガン)ビール。なぜかカナダ大使館の書記官も同席していた。彼はまだ北朝鮮に行ったことがない。外交官ともなると訪朝もいろいろややこしいらしい。大きなレストランではあったが、残念ながら歌や踊りのパフォーマンスは行っておらず、そのためのスペースも見あたらなかった。
夜も更け、2次会となったが、私は早め(といっても9時過ぎ)に宿に帰ることにした。N君に案内されて大通りに出たが、タクシーはやって来ない。結局白タクで最寄りの地下鉄の駅(東四駅)まで行き、5分ほど歩いて宿に戻った。
宿に戻ると、今朝まで不調だったメールの受信が可能になっており、前日にマイケルから送られてきたメールを読むことができた。
明日、マイケルと他のカナダ人2人はホリディインに集結してそこから空港に向かうとのことだったが、私は直接に空港に行くつもり。そのほうが手っ取り早い。
宿はbooking.comでHappy Dragon Hostelを予約しておいた。2015年の訪朝時に泊まった宿だ。トイレ・シャワー付きの個室で200元(3000円ちょっと)。朝食が付いていないから高めだが、北京で安宿を探すのは容易でない。慣れたところを選んでおくのが無難だろう。
この日の午後はたっぷり時間があったが、繁華街の王府井まで歩いて出かけ、ぶらぶらと散策するにとどめた。
王府井
宿に戻りタブレットでインターネットに接続する。今回はVPNのアプリを用意していたので、YoutubeやFacebookにもつながるが、なぜかメールの受信ができない。マイケルから新しいメールが着信していても読めない状態だ。
翌13日。この日は3時に東直門のホテル(ホリディイン)に集まることになっている。朝ゆっくりと宿を出て、またまた王府井まで歩き、小吃通りの屋台のスナックを昼食代わりとする。
2時近くになり、ちょっと早いが地下鉄で東直門に向かう。ホリディインは東直門の駅から歩いて20分ほどのところにある。途中、ユニクロがあったので立ち寄り、シャツを購入(199元)。ユニクロの商品価格は日本とほぼ同じだ。
3時前にホリディインに着き、ロビーで待っていると、マイケルが現れる。ツアー同行者の2人のカナダ人、ブライアン(Braian)とビル(Bill)は紫禁城や天安門を観光中であとで来るとのこと。案の定、マイケルは昨日私に2通のメールを送っていたが、私はメールソフトの不調で読んでいなかった。いずれにせよ北京でマイケルに会えたことで一安心。
しばらくすると日本人の青年がメイプルツリー(もみじ)の苗木を数本持って現れた。マイケルの手伝いをしているN君だ。マイケルはカナダのシンボルでもあるメイプルを平壌で植樹する予定らしい。N君は北京の大学に通う好青年。高校卒業と同時に中国に渡り、すでに4年が経つ。マイケルとN君は東京で行われたマイケルの講演会で知り合ったとのこと。今回のツアーの日本語ページを作成したのはN君だ。
ロビーから2階のカフェに移動し、話を続ける。マイケルとN君はWebページの編集を行いながら。そうこうするうち、ブライアンとビルが帰ってきた(彼らはホリディインに宿泊していた)。どちらも190cmの巨体。しかも2人ともスキンヘッドだ。年の頃は4~50歳くらいか。2人の巨体に圧倒されながらも、自己紹介して、しばらく話す。ブライアンはカナダのアルバータ大学の教授で、専門は東アジア史、特に戦後の韓国史。ビルはITエンジニアとのこと。ブライアンはマイケルの以前からの知り合いだ。そのブライアンが若いころからの友人のビルを誘う形で今回の訪朝となった。つまり予想していたとおり、Paektu Cultural ExchangeのWebサイトを見て応募したのは私1人ということになる。
韓国史が専門のブライアンにCumingsの"Korea's Place in the Sun"について尋ねたが、もちろん彼はこの本を知っていた。これは私が10年ほど前に読んだ韓国/朝鮮の通史で、非常におもしろかった。だがその内容は今ではすっかり忘れており、機会があればもう一度読みたいと思っているところだ。
陽も暮れるころ、N君を含め我々5人は2台のタクシーに分乗して、北朝鮮大使館へ行く。訪朝のビザを受け取るためだ。大使館にはマイケルだけが入り、無事にビザを入手した。日本から北朝鮮へ個人で旅行する場合、以前には直接に大使館まで赴いてビザを受け取るケースもあったようだが、最近は空港のチェックインカウンターで受け取るケースが大半になっている。私も北朝鮮大使館には入ったことがない。
北朝鮮大使館のまわりには北朝鮮関連のさまざまなショップが並んでいて興味深い。しばらくショップを覗いたあと、大きめの北朝鮮レストラン(朝鮮平壌銀畔館)に入り、一緒に食事をすることになった。
マイケルは中国吉林省の延吉に住んでいるが、北京にも数多くの知人がいる。そのうち何人かが我々の夕食に加わり、カナダ人5人、アメリカ人3人、それに私とN君の日本人2人、合計10人の会食となった。いくつかの朝鮮料理をシェアした。どれもおいしかった。飲み物はもちろん北朝鮮の大同江(テドンガン)ビール。なぜかカナダ大使館の書記官も同席していた。彼はまだ北朝鮮に行ったことがない。外交官ともなると訪朝もいろいろややこしいらしい。大きなレストランではあったが、残念ながら歌や踊りのパフォーマンスは行っておらず、そのためのスペースも見あたらなかった。
北朝鮮レストランで夕食(中央はマイケル、その右隣がブライアン)
夜も更け、2次会となったが、私は早め(といっても9時過ぎ)に宿に帰ることにした。N君に案内されて大通りに出たが、タクシーはやって来ない。結局白タクで最寄りの地下鉄の駅(東四駅)まで行き、5分ほど歩いて宿に戻った。
宿に戻ると、今朝まで不調だったメールの受信が可能になっており、前日にマイケルから送られてきたメールを読むことができた。
明日、マイケルと他のカナダ人2人はホリディインに集結してそこから空港に向かうとのことだったが、私は直接に空港に行くつもり。そのほうが手っ取り早い。
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