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2024年12月31日火曜日

南半球一周ピースボートの旅(その4)

12月28日

早朝にモーリシャスの首都ポートルイスに到着。8時半過ぎには下船できた。地元民がダンスで我々を迎えてくれる。

ダンスでお出迎え

city centerまでは2kmと聞いていたので、人の流れについて歩き始める。いつの間にかショッピング・モールに入ったが、ここがcity centerなのかどうかわからない。2、3人の人に「city centerはどこか」と聞いてみる。

モーリシャスは仏領であったり英領になったりしているため、フランス語と英語の両方が話されている(これらの言葉と現地語との混合であるクレオールも存在する。)。住民の多くはインド系のようだ。フランス語のほうが通じやすい印象を受けたが、実際のところはわからない。

なんとかcity centerらしきところに到達し、市場の様子を動画に撮る。

ポートルイスの市場


市場の近くのスーパーで、現地のビールとMeijiお菓子を購入。350円ほどだった(クレジット払い)。

帰船リミットは16時だったが、歩き疲れたこともあり、12時過ぎに帰路についた。途中、フードコートでシュウマイとコーラを購入、昼食代わりとする(クレジット払いで655円)。シュウマイは柔らかみがなく、おいしくなかった。

シュウマイとコーラで昼食

帰船してから、どっと疲れが出た。喉もやたらに渇き、日本から持ち込んでいた缶ビールを部屋の中で1本空けた。明日はレユニオン島に寄港する。

12月29日

船は早朝にレユニオンに着岸した。

レユニオンに着く

朝食後、GETプログラムのリーダーである米国人のクリスとフランス語で会話。クリスはマリに住んでいたことがあるので、フランス語が話せる。話題は読書に。ルイ・フェルナンド・セリーヌの「夜の果ての旅」とジョセフ・ヘラーの「キャッチ22」を勧めておく。

レユニオンではサンジルまでの送迎バスのオプションを申し込んでいた。サンジルはリゾート地だ。首都のサンドニと勘違いして申し込んだオプションだが、後悔するほどのことではない。

10時過ぎに港を出たバスは45分ほどかけてサンジルに着く。浜辺沿いの小ぢんまりした町だ。フランスから来たと思われる観光客が多い。海水浴をしている人も少なからずいる。聞こえてくるのはほぼ100%フランス語。

サンジル


昼食のためレストランに入る。レユニオンはフランスの海外県であるため、通貨はユーロ。値段もフランスほどではないかもしれないが、日本よりは高い。

マグロ料理とビールを頼んで25.80ユーロ。日本円で4252円だ。もちろんクレジットカードで支払った。マグロは生で、火は通っていない。クリームがかかっており、おいしかった。

マグロ料理

ビールを飲むと喉が渇く。カフェで市販のアイスクリームを買ったところ3.2ユーロ(528円)。フランスから来ているウエイレスのお姉さんと若干の会話。「(フランス語を)を上手にしゃべる」とほめられる。お世辞でも悪い気はしない。

帰路のバスは4時15分にサンジルを出発し、5時ごろに港に到着した。今日も疲れがひどい。

2024年12月28日土曜日

南半球一周ピースボートの旅(その3)

 12月19日

今朝はデッキを5周した。約2.5kmの距離。明日は6周を目指そう。

船は午前中にシンガポール港に着いた。「英語でチャレンジinシンガポール」のグループは12時45分に下船した。香港と異なり、シンガポールではパスポートと荷物の検査があるので時間がかかる。

シンガポール到着

英国人女性Saraのもと、私を含む4人の参加者が一団となって行動する。私たちの「ミッション」は地元のシンガポール人や他の観光客に英語で話しかけること。最初の目的地であるマーライオンでは、ドイツ人カップルに話しかけ、一緒に写真を撮ったりした。

続いてレストランでビュッフェ式の昼食。思ったより充実した内容でつい食べ過ぎてしまった。

遅めの昼食

遅めの昼食のあと、リトルインディアに向かう。お茶とお菓子で休憩し(代金の1869円は私がクレジットカードで支払った)、街を散策、地元のインド人と一緒に写真を撮る。グループの女性2人はインドの伝統服サリーを購入した。

インド系シンガポール人と一緒に

最後に植物園を見学し、帰船の途に着いた。他愛のない「ミッション」であり、珍しくもない訪問地だが、それなりに楽しかった。

帰船した8時過ぎに雨が降り出した。シンガポールの常として蒸し暑かったが、天候の面でもラッキーだった

12月20日

「6周を目指す」と書いたが、疲れていて昨日遅く起きたこともあり、今日のデッキ歩きは3周にとどまった。

朝食時、シンガポールから乗船したインド系マレーシア人と同席。ピースボートは2回目とのこと。イスラム教徒だが、酒は飲む。「イスラムで禁じられているのは、飲酒ではなく、酔っぱらうことだ」というのが彼の説。ほんとうかな。

朝食後、シンガポールから乗船した中国人女性と会話。彼女はシンガポールでドイツ人相手の観光ガイドをしているとのこと。会話はドイツ語に移行した。昨日マーライオン付近でドイツ人観光客とドイツ語で話したのに続き、ドイツ語のちょっとした練習になった。

10時からモーリシャス、マダガスカルのオプション・ツアーの申し込みがあった。選択できるオプションはほとんど残されておらず、マダガスカル1日目の送迎サービスだけをとった。

3時からは昨日の「英語でチャレンジinシンガポール」の報告会。昨日同行したツアー仲間と再会した。

今日はほとんど読書できなかった。昨日の疲れが残っていたのだろうか。

12月21日

甲板に出ると、雨が降っている。デッキ歩きもそこそこに朝食の席についた。

午後1時20分からGETオープン・プログラムに参加。ほんの少し英語でだが、若い乗船客と触れ合うことができた。

午後6時からGETプログラム参加者たちのパーティー。明日からの個人レッスンの先生が決まった。私のレッスンは明後日から始まる。

今日も読書ははかどらなかった。

12月22日

1月6日のポートエリザベス(南アフリカ)での送迎オプションを申し込む。めぼしいオプションはすべて予約済みだった。

この日は波揺れが激しかった。地震のような揺れを感じることもあったが、恐怖はない。

日中の大半を部屋の中で過ごす。読書に集中できないのは昨日と同じ。

12月23日

朝食時、日本在住の中国人女性と同席。四川省出身ということで、話がはずむ。彼女は中国政府に対してかなり批判的だった。

10時50分から40分間、英語の個人レッスン。私を担当するのはパキスタン系英国人のズー。パキスタン旅行のことなどを話す。

夕食で同席したのはGETプログラムで知り合った台湾人夫妻。主として英語で、だが私の拙い中国語もまじえて話す。彼らに「塩からい」、「甘い」などの日本語を教えた。

12月24日

船は赤道を越えて南半球に入った。

ケープタウンでのオプション・ツアーを申し込む。喜望峰ツアーはすでに満席だったので、タウンシップ(アペルトハイト時代の黒人居住地)訪問を選ぶしかなかった。

今日はクリスマスイブ。クリスマスツリーが飾られ、船やピースボートのスタッフは赤い帽子をかぶっている。生演奏も聞こえてくる。民族衣装の中国人女性たちが目を引いた。

民族衣装の中国人女性

英国人女性のSarahはサリーを着ていた。インドで英語を教えていたときに贈られたものらしい。

12月25日

朝食時、ウエイトレスのAyaというインドネシア人女性と知り合いになった。

14階のビュッフェに行けば、朝の5時から夜の24時まで食べ放題。お菓子もあれば果物もある。お菓子は自制していたのだが、この日は大福の魅力に勝てなかった。

大福を食べていると、横に座ったのは日に焼けた小柄な70代くらいの女性。服装も質素だ。下の歯がまったくなく、よく聞き取れない。わかったのは、中国系マレーシア人で、癌を患っており、放射線治療中であること。頬のあたりを指さしていたから、頬癌か。勇気のある女性だ。歯が不安定になったくらいでくよくよしている私とは大違い。

大福をふたつも食べたことから、夕食では前菜とデザートを抜きにした。

12月26日

時計を1時間戻す。これで日本との時差は4時間になる。

ポートエリザベスの2日目、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスのオプションに申し込む。

11時10分から英語の2回目の個人レッスン。ルーマニアのロマ集落訪問のことなどを話す。

午後、「広西チアン族の文化紹介と民族衣装紹介」なるイベントに参加。クリスマスイブに見た中国の民族衣装が広西チアン族のものであることが判明。ショート動画にしてYoutubeにアップした。

今日はなんとかおやつに手をださずに済んだ。

12月27日

今日も時計を1時間戻す。日本との時差は5時間になった。

食事の席などで香港やシンガポールからの乗船者と話す機会が多くなる。1日の会話の半分近くを英語でしゃべっている気がする。

明日はモーリシャス上陸。オプションを何もとっていないので、完全な自由行動となる。



2024年12月18日水曜日

南半球一周ピースボートの旅(その2)

12月15日

船は午前8時前に香港の港に接岸した。

香港到着

香港観光と飲茶のツアーがいくつか組まれており、私はそのうちの1つに申し込んでいる。

我々のツアー・グループは10時に船を出て、バスに乗り込んだ。総勢30人ほど。バスの座席には余裕があった。ピースボートのスタッフ3人と現地の中国人ガイド(中年の女性)も乗り合わせている。

20年ぶりの香港だが、記憶に残っているのは、重慶マンションの猥雑さくらい。バスは高層ビル群の中を通り抜けていく。

30分ほどかけて黄大仙廟という道教のお寺に着く。金色をまじえた色彩豊かなお寺。目につくのは、お寺よりも、ラッシュアワーなみの観光客の群れ。ほとんどが大陸からきた中国人のようだ。

黄大仙廟

続いて飲茶の会場であるレストランに向かう。大きなレストランの中は、他のグループも含めたピースボートの客で埋め尽くされた。

ドリンク1つが無料で付く。私は躊躇なくビール(大瓶)を選んだ。焼売、餃子、炒飯などの料理に舌鼓をうつ。久しぶりのアルコールに酔いがまわった。

飲茶

食後にグッチやプラダなどのブランド・ショップが並ぶストリートを散策し、タイムリミットである午後3時前に帰船した。

12月16日

ピースボートではGET(Global English Training)という英語学習プログラムが提供されている。英語の個人レッスンをメインとするプログラムで、もちろん有料。私はこのプログラムに申し込んでいる。キャンセル待ちの末、乗船2週間前になってようやく参加することができた。

午後、このGETプログラムの向けた10分間のインタビューがあった。ズーという名のパキスタン系イギリス人を相手に10分余りたっぷり英語をしゃべった。

10時過ぎに就寝。寝る時間がだんだん早くなる。

12月17日

今日は英語に縁のある日だった。まず19日のシンガポール寄港に向けて申し込んでいた「英語でミッションinシンガポール」というオプションの説明会。シンガポールでは、GETプログラムの先生たちのもと、4人ごとの小班で行動する。

続いて、午後には、GETのオープン・プログラム(乗客の誰もが参加可能)で英会話の練習。

夕方の6時半から「地域大交流会」というプログラムが開催された。私は本来の「北陸」ではなく、「English」グループに参加し、ここでもたっぷり英語をしゃべった。

ピースボートの乗客は大半が日本人、中国人(台湾人、香港人を含む)、韓国人だが、少数の欧米人も乗り合わせている。この日知り合ったのは、それぞれひとり参加の英国人男性、オランダ人男性、オーストラリア人女性だった。このほかにも数人の欧米人がいるようだ。

12月18日

午前中、「中文教室」に参加。「参加」というより、ただ聴いていただけだ。

午後、船内にあるジムにはじめて行ってみたが、マシンの使い方がよくわからなかった。

明日はシンガポールに寄港する。夜7時過ぎに、預けていたパスポートが各乗客に返却された。香港はパスポートなしで入国できたが、シンガポールへの入国にはパスポートが必要になる。

2024年12月14日土曜日

南半球一周ピースボートの旅(その1)

 ピースボートが主催する南半球一周クルーズの旅(Voyage119)に参加する。12月11日に神戸港を出て、香港、シンガポール、モーリシャス、南アフリカ、ナミビア、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、タヒチなどを巡り、3月16日に帰国する長期クルーズだ。

これまでのブログでは、旅が終わったあとで、一括して記事にするのが通例だった。だが、クルーズ終了ごにまとめて報告するのはむずかしい。3か月前のことを日付を追って思い出すのは至難の業。

そこで、今回の旅では 数日ごとにまとめて、現在進行形の形で記載することにした。といっても、船に持ち込んだのはスマホ、タブレット、クロムブックだけということもあり、詳しい説明や長い感想は避け、事実を単純に記載するのにとどめたい。要するに一種の備忘録だ。

12月11日

ピースボートの世界一周船パシッフィク・ワールド号は11日午後5時過ぎに神戸港を出た。船にはすでに前日に横浜港から多くの乗客が乗り込んでいる。

神戸港を出航


予約していたトイレ・シャワー付きの個室に入室。先送りしていた大型スーツケースが届いていたことで一安心。海を展望できない一番安い個室だが、日本の標準的なビジネス・ホテルといった趣きで、特に不満はない。

室内

クルーズ最初の夕食は洋食のコース料理。メインは牛タンを選んだ。これにも満足。

12月12日

昨夜は途中で目が覚め、よく眠れなかった。シャワーのあと、デッキを一周してから朝食。

午後3時頃、船は鹿児島県の南を進んでいる。

屋久島のあたりを通過している午後8時前にディナー。メニューは昨晩とおなじだった。今回はメインに豚肉のマリネを選択。10時半過ぎに就寝。

12月13日

7時に起床。デッキを3周(約1.5キロ)。朝食は今日も和食を選んだ。

朝食

午後3時頃、船は台湾近くを航行しているようだが、グーグルマップが機能せず、位置を確認することはできない。

3度の食事だけでなく、軽食やおやつも常時食べ放題。体によくないとわかっていても、つい手が出てしまう。

3時のおやつ

夜、日本より1時間送れの香港時間に時計を調整する。10時半就寝。

12月14日

朝のウオーキングはデッキを4周。

朝食ははじめて洋式を選択する。向いの席に座った夫婦のご主人の父親は私の幼少時の居住地の出身だった。奇遇だ。まさかあの小さな集落がこの船の上で話題にのぼるとは。

今日もおやつの誘惑に負けてしまった。

夕食はビュッフェ式を選択。

明日はいよいよ最初の寄港地である香港に到着する。