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2018年1月16日火曜日

エジプト2017 二日目(カイロ)

12月18日。

昨日9時前に寝入ったこともあり、朝5時には目が覚めた。ベニス細川家の朝食は8時から。8時ちょっと過ぎに朝食を済ませる。パンとオムレツ、オレンジ、コーヒー(または紅茶)。可もなし、不可もなしといったところ。

さて今日一日カイロでどう過ごすか。何はともあれピラミッドを見ておこう。

宿のスタッフに尋ねると、ピラミッドに行くには、地下鉄のアタバ駅からギザ駅に向かい、ギザでマイクロバスに乗ればいいとのこと。宿からアタバ駅までは歩いて15分ほど。10時ごろに宿を出て、まずギザ駅まで行った。ギザ駅で降りて、歩道橋を渡ろうとしていると、若い男が近づいてきて、ピラミッドへ行きたいのかと尋ねたうえ、「こっちの方向のバスはエジプト人向けで動物に乗る場合、あっちの方向のバスは外からピラミッドを見る場合」と説明してくれる。「エジプト人」や「動物」というのがよくわからなかったが、ラクダや馬に乗ってピラミッドを回るつもりもなく、ピラミッドの石に触れたいわけでもないので、「外からピラミッドを見る」だけのマイクロバスに乗った。バスの料金は忘れてしまった。せいぜい10円か20円程度だっただろう。

20分ほどバスに乗り、遠くにピラミッドが見える場所で降りた。徒歩でピラミッドに向かうが入口らしきものがない。付近には馬車がたむろしており、しきりに誘ってくるが、今日はピラミッドを遠くから眺めるだけにしおこう。帰国前にカイロに2、3泊する予定だから、あわてることはない。

ピラミッドが見える場所で下車

ピラミッドよりも興味深かったのが、ピラミッドのふもとの下町の様子だ。昨晩歩いた商店街とは異なり、あまり華やかではなく、豊かでもない素朴なエジプトの風景。細い路地、崩れかかった壁、窓いっぱいの洗濯物。古代の王の巨大な建造物よりこうした細々とした今現在のなりわいのほうがおもしろい。動画を撮りながら歩くと、いろいろな言葉がかかる。「コンニチハ」、「ウェルカム」、「ハロー」、「ニイハオ」、そしてなぜか「ヤマモトヤマ」。

ギザの裏通り

路地

子供たち

外国のはじめての地でバスに乗るのは難しい。地下鉄のギザ駅に戻るつもりで乗ったバスだが、降りたところに駅は見あたらず、結局ギザ駅から2駅離れたカイロ大学駅にたどり着いた。1時間近く歩いただろう。

歩き疲れた体で宿に戻り、長い休息をとる。遅めの昼食は宿のビルの並びにあるピザ屋でテイクアウトした。4ポンド(24円ほど)だったように思う。

4時ごろに再び宿を出て、タフリール広場に向かった。アラブの春で群衆が集まり、しばしばニュースにも登場したあの広場だ。宿のスタッフは「今はもう何もないよ」と言っていたが、その何もないことを自分の目で確かめておきたかった。

宿からタフリール広場までは歩いて20分ほど。ぶらぶら歩いていると、若い男が近づいてくる。ツアーの誘いだ。10分ぐらいついてきたが、それほどひつこいわけでもない。気持ちよく別れた。

宿のスタッフが言ったとおり、タフリール広場には何もなかった。ただの円形の空間で、中央にエジプト国旗を掲げたポールが1本立っている。まわりには散策する人がちらほら。

タフリール広場

陽も暮れてきたところで宿へ引きあげる。夕食もテイクアウト。エジプトの伝統的な食べ物ということだったが、名前は忘れた。黒色のお好み焼き(あるいはパンケーキ)の中に肉を挟んだ一品。10ポンドとう安さだが、味はまずまずだった。

昨日同様、この日も部屋の灯りをつけたまま9時ごろには寝入ってしまった。明日は12時40分発のエジプト航空機でアスワンに向かう。

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