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2023年3月10日金曜日

スリランカ2023 二日目(コロンボ)

 2月17日

昨夜は午前2時過ぎに就寝したが、今朝7時半には眼が覚めた。9時半にホテルを出て、コロンボの鉄道駅(Colombo Fort)を目指す。Zest Metropoleは市の中心部に位置しており、駅まで歩いて10分ほどだ。

スリランカ国内をどう回るか、明確な予定は立てていなかった。ただひとつ、北部タミール地域の中心都市であるジャフナは外せない。私たちの年代では、スリランカでまず思い浮かべるのは20世紀の後半に始まって2009年に一応の終結を見た北部タミール地域の分離・独立運動だ。ゲリラ組織のタミール・タイガーとともに、ジャフナという土地名も耳に馴染みがあった。この血塗られた争いが今もジャフナに影を落としているのかどうか。シンハラ人(大多数が仏教徒)とタミール人(ヒンドゥー教が多い)と間に何らかの目に見えるような相違があるのかないのか。ジャフナを自分の目で見たいという思いが強かった。

ジャフナへ行くには3つの選択肢がある。空路と鉄道とバス。コストと快適さから考えてベストは鉄道だ。

Colombo Fort駅に着き、ジャフナまでの明日の列車の切符を求めたが、「鉄道の補修作業のため現在のところジャフナ行きの列車は運行していない」と告げられる。途中のアヌラーダプラ(Anuradhapura)までなら列車で行けるらしい。アヌラーダプラはコロンボとジャフナの中間(ややジャフナ寄りか)にある観光地だ。ただし明日のアヌラーダプラ行きは早朝の5時40分発の座席しか残っていない。明後日なら6時半発の座席もある。ホテルのチェックアウトが早くなりすぎることから、ちょっと躊躇したが、結局明日(18日)のアヌラーダプラ行きの切符を購入した。座席の代金は2400ルピー(約900円)。このとき空路の選択は思いつかなかったが、後日聞いたところによると、燃料危機の中、コロンボ・ジャフナ間のフライトは停止になっているとのことだった。

Colombo Fort駅

これより先、鉄道駅に向かう途中、「カフェ」の看板を出している食堂へ入って、遅めの朝食をとった。ライスにかけるいくつかの料理を指定する。ミネラルウォーターと併せて390ルピー(150円ほど)。スリランカではじめて口にする料理の感想は微妙だ。おいしい、とは思う。しかし辛すぎる。辛くなければ「まずまずおいしい」で片付くのだが。

スリランカで最初の食事


記述は前後するが、列車の切符を入手したあと、スーパーでお菓子と清涼飲料水を購入し、ホテルに戻って体を休める。

2時になって再び外出する。再度鉄道駅に向かい、その裏にあるバス・ターミナルとペター(Pettah)地区へ行く。コロンボの中心部はフォート地区とペター地区からなる。フォートは官庁や銀行などのオフィス街で、ペターは活気のある商業地域だ。もちろんペターのほうが興味深い。ここまで来てはじめてコロンボに触れた気がする。

ペター地区


歩き疲れてホテルの近くへ戻る。小さな食堂で遅めの昼食としてエッグ・ホッパーとコーラを注文した。ホッパーとはココナッツミルク入りのパリパリの皮状の食べ物。この中に卵を落としたのがエッグ・ホッパーだ。いわばスナックであり、腹が一杯になるようなものではない。これだけでは不十分なので、路上の屋台でさらに少々買い込み、ホテルに戻る。

夕方の5時ごろには明かりをつけたまま、服装もそのままでベッド上で寝込んでしまった。夜中の12時半ごろにいったん眼が覚めたが、明かりを消す間もなく、また寝てしまった。前後不覚の眠りから目が覚めたのは朝の4時。よほど疲れていたのだろう。前夜あまり眠っていなかったこともある。

朝出かけたときにはそれほど暑くなく、さわやかな空気の中で、「この時期のスリランカは過ごしやすい」と思ったのだが、午後になると気温は30°を超え、汗が出てくる。日陰が少なく、公園やカフェといった休息の場もなかなか見つからないため、歩くと疲れがたまる。おいおいシュガーの入った炭酸水を喉が求める。日本ではコーラなどめったに飲まないのだが、ここでは喉に刺激のある冷たい液体に抵抗するのはむずかしい。

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