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2016年3月6日日曜日

ミャンマー2016 一日目(ヤンゴン)

2月8日。

ヤンゴン行きのマレーシア航空機は午前10時過ぎにクアラルンプールを発ち、2時間半でヤンゴンに着いた。マレーシアとミャンマーでは1時間半の時差があり、ミャンマーの現地時間は11時半近くだった。

ヤンゴン空港着陸

まずミャンマーの通貨(Kyat=チャット)を入手する必要がある。空港にはいくかつの銀行の窓口が並んでいる。そのうちの1つで円をチャットに交換しようとしたが、円は扱っていないという。隣の窓口では扱っているというので、2万円を交換する。これは大きな失敗だった。通常ならレートは1円=10チャットといったところ。2万円なら20000チャット近くが返ってくるはずだ。しかし手にしたのは15000チャットだった。欺されたわけではない。ミャンマーの銀行での円の交換率は極端に悪いのだ。あとで判明したことだが、米国ドルなら通常のレートで交換できる。米国ドルの手持ちもたっぷりあったから、円の交換率を示されたときに、円ではなくドルで交換することを選択をすべきだった。着いたばかりでそこまで頭が働かず、レートの異様さにいぶかしながらも、そのままチャットを受け取ってしまった。下調べが十分でなかったことも大きい。円の交換が難しいことやレートがよくないことを理解していなかったのだ。結果的に4000円から5000円の損失。

空港から市の中心部までのタクシーは10000チャット(1000円)だった。これも高めだが、通常のタクシーではなく、空港タクシーはこの値段だという説明を受けた。

まだ正午にもなっていない早い時間ということもあり、予約してある宿に行く前に、ネットで見つけた旅行会社までタクシーで向かうことにした。カチン州の首都であるミッチーナーまでの航空券を購入するためだ。明日の航空券が入手できればヤンゴンに1泊するだけすむ。明日の航空券が入手できなければ、ヤンゴン滞在を延長しなければならない。ミッチーナーまでの近日中の便がないようなら、あるいは航空券が高すぎるようなら、別の行き先を探す必要がある。

タクシーで着いたのはMyanmar PLG Travel & Toursという旅行会社。入口に日本語のポスターがあり、中に入ると、日本語で応対してくれる。英語でサーチしていて見つけた旅行会社なのでこのときまでは気づかなかったが、どうやら日本人をターゲットとしている会社らしい。「地球の歩き方」にも広告を出しているという。会話はすべて日本語でスムーズに進行した。

ミッチーナーまでの明日の便は2つ存在した。安いほうは98ドル(手数料を含めて110ドル)のAir Mandalayの便。高いほうは別の航空会社の便で、200ドル近くなる。安いほうはあまりお勧めできないとのことだったが、2倍近い価格の違いは大きい。明日の午前11時発ミッチーナー行きのAir Mandalayの便を予約し、Eチケットを発行してもらった。

予約してあるある宿はTraveller's Houseであり、チャイナタウンの21thストリートにある。同じくチャイナタウンの18thストリートにあるMyanmar PLG Travel & Toursから歩いてける距離だ。10分ほど歩いてたどり着き、チェックインする。ドーミトリーということだが、2段に並んだベッドがそれぞれ壁で仕切られており、ドーミトリーというよりカプセルホテルに近い。朝食付きで15000チャット(1500円)。噂通り、ヤンゴンの宿泊は高くつく。幸い下段のベッドを確保できた。

Traveller's Houseの入口

Traveller's Houseの中

昨夜眠れなかったこともあり、2時間くらいはベッドに横になって休んだだろうか。午後も遅くなってから街の探索にでる。機内食をたっぷりとったこともあり、昼食は抜きだ。チャイナタウンからインディアンタウンを抜け、ヤンゴン中央駅まで歩いた。ぶらぶら見物しながらなので1時間近くはかかっただろう。はじめて歩くヤンゴンの街。東南アジアの他の大都会と似た雰囲気だが、ロンジー(腰巻き)とタナカ(女性や子供の顔面に塗る白っぽい粉)がミャンマーらしい。どちらも予想していたことなので、物珍しさはない。ロンジーはバングラデシュですでにお馴染みだった(バングラデシュでは「ルンギ」と呼ばれている)。バングラデシュでロンジー(ルンギ)を着用するのは一般には男性だけだが、ミャンマーの国境に近いチタゴン丘陵地帯では女性も着用していた。

ヤンゴンを歩く

宿の近くに引き返したときには街はすでに夕暮れに包まれていた。チャイナタウンの19thストリートは「バーベキューストリート」とも呼ばれ、飲み屋が軒を連ねている。1人でも入りやすい店、つまりあまり混んでいない店を選び、酢豚とビールを注文する。酢豚が3000チャット、瓶のミャンマービールが2000チャット、合計で5000チャット(500円)だった。酢豚は予想とは異なり、肉団子に野菜を混ぜたような感じで、あまりおいしくなかった。客がほとんど入っていないのも納得。ミャンマーではじめて口にする料理としてはがっかりだった。

酢豚とミャンマービール

宿に戻り、明日の空港までのタクシーを頼んでおく。フライトは11時だが、悪名高いヤンゴンの渋滞を考慮して、7時半にタクシーに来てもらうことにした。早すぎるだろうが、遅れるよりはましだ。

この夜もあまりよく眠れなかった。

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