6月1日。
ホテルの朝食は予想を裏切らずお粗末だった。
ホテルから空港までは歩いて10分ほど。9時25発のデンパサール行きガルーダ便は、ほぼ定刻通りセンタニ空港を飛び立った。往路と同じくTimikaを経由し、5時間半ほどかけてバリ島のデンパサール空港に降り立ったのは午後2時ごろだた(パプアとバリ島の間には1時間の時差がある)。
バリ島には明日の夜遅くまで滞在できる。帰国便は明後日の0時40分発だ。帰国までの1日半をリゾート地のジンバランで過ごすことにした。ガイドブックによれば、ジンバランは「静かな漁村という雰囲気をいまだに濃厚に残している」ということだった。バリ島の舞踏やガムラン音楽に興味があるから、そうした催しの多いウブドとも考えたが、少し遠く、タクシー代も高そうなのであきらめた。
空港を降りたところにあるタクシーデスクでジンバランまでの代金を尋ねると、200Kルピア(1500円ほど)とのことだった。高すぎるので、空港の外に出る。タクシーの運転手が群がっており、声をかけてくる。最初に声をかけてきた運転手の言い値(150Kルビア)を受け入れ、ジンバランの中心部にあるVilla Puri Royanというホテルまで行く。
Villa Puri Royanはガイドブックに記載してあるもっとも安価なホテルだ。予約はしていなかったが、部屋は空いていた。エアコン・テレビ・シャワー・トイレ付きで1泊300Kルビア(2300円ほど)。朝食も付いている。Wifiは受付の付近でのみ利用できる。顧みるに、センタニやワメナの宿は高かった。
機内で軽食が出たこともあり、昼食は抜きにしてジンバランの街に出る。大通り沿いにある吹き抜けの小さな建物の中で、初老の男性が打楽器でガムランの旋律を奏でている。しばらく耳を傾ける。mesmerizingな音の流れが心地いい。男性は私に「ちょっと弾いてみるか」と誘うが、音楽の素養がゼロである我が身を考えれば、遠慮しておいたほうが無難だろう。
バリの住民の大半はヒンドゥー教徒だ。家の前に置かれた数多くのお供え物、寺院、頭に巻かれている白い布、サロン(腰巻き)、帯の伝統衣装が独特の雰囲気をつくり出す。
海岸に出てみる。きらきらと輝く海が水平線と交わっている。漁の船を出す人々もいるが、「漁村の雰囲気」は感じられない。
街で目立つのは中国人の団体観光客だ。中国人観光客を目当てに法輪功の大きな看板を持った男が街角に立っている。中国本土では禁止されている行為だが、ここなら大丈夫なのだろう。
夕食は海岸に張り出したシーフードのレストランでとることにした。焼き魚、野菜の炒め物、スープ、ライス、それにビールで136Kルピア(1000円ちょっと)。これまで「安ければいい」式の食事しかしていなかったから、たまにはいいだろう。
テーブルは海岸の砂場に配置され、蝋燭の灯りのもとで食べる。ロマンチックともいえるが、料理をよく識別できないのが難点だ。周りのテーブルからは日本語の会話も聞こえる。日本人はおろか、観光客の姿をほとんど見かけなかったパプアとは大きな違い。
宿に戻ると2人の若い日本人女性がいた。はじめてのバリ島で1週間ほどの旅を楽しんでいるもよう。最初はクタに滞在したが、サーフィンなどの誘いがすさまじかったという。ジンバランはそういうこともなく、のんびりしているとのことだった。
明日は帰国日だが、真夜中の便だから、1日たっぷりジンバランを楽しめる。「楽しめる」というより、どうやって夜までの時間を過ごせばいいのかわからないというのが本音。
ホテルの朝食は予想を裏切らずお粗末だった。
ホテルから空港までは歩いて10分ほど。9時25発のデンパサール行きガルーダ便は、ほぼ定刻通りセンタニ空港を飛び立った。往路と同じくTimikaを経由し、5時間半ほどかけてバリ島のデンパサール空港に降り立ったのは午後2時ごろだた(パプアとバリ島の間には1時間の時差がある)。
バリ島には明日の夜遅くまで滞在できる。帰国便は明後日の0時40分発だ。帰国までの1日半をリゾート地のジンバランで過ごすことにした。ガイドブックによれば、ジンバランは「静かな漁村という雰囲気をいまだに濃厚に残している」ということだった。バリ島の舞踏やガムラン音楽に興味があるから、そうした催しの多いウブドとも考えたが、少し遠く、タクシー代も高そうなのであきらめた。
空港を降りたところにあるタクシーデスクでジンバランまでの代金を尋ねると、200Kルピア(1500円ほど)とのことだった。高すぎるので、空港の外に出る。タクシーの運転手が群がっており、声をかけてくる。最初に声をかけてきた運転手の言い値(150Kルビア)を受け入れ、ジンバランの中心部にあるVilla Puri Royanというホテルまで行く。
Villa Puri Royanはガイドブックに記載してあるもっとも安価なホテルだ。予約はしていなかったが、部屋は空いていた。エアコン・テレビ・シャワー・トイレ付きで1泊300Kルビア(2300円ほど)。朝食も付いている。Wifiは受付の付近でのみ利用できる。顧みるに、センタニやワメナの宿は高かった。
機内で軽食が出たこともあり、昼食は抜きにしてジンバランの街に出る。大通り沿いにある吹き抜けの小さな建物の中で、初老の男性が打楽器でガムランの旋律を奏でている。しばらく耳を傾ける。mesmerizingな音の流れが心地いい。男性は私に「ちょっと弾いてみるか」と誘うが、音楽の素養がゼロである我が身を考えれば、遠慮しておいたほうが無難だろう。
バリの住民の大半はヒンドゥー教徒だ。家の前に置かれた数多くのお供え物、寺院、頭に巻かれている白い布、サロン(腰巻き)、帯の伝統衣装が独特の雰囲気をつくり出す。
ジンバランのストリート
お供え物
バリの伝統衣装
海岸に出てみる。きらきらと輝く海が水平線と交わっている。漁の船を出す人々もいるが、「漁村の雰囲気」は感じられない。
ジンバランの海岸
街で目立つのは中国人の団体観光客だ。中国人観光客を目当てに法輪功の大きな看板を持った男が街角に立っている。中国本土では禁止されている行為だが、ここなら大丈夫なのだろう。
夕食は海岸に張り出したシーフードのレストランでとることにした。焼き魚、野菜の炒め物、スープ、ライス、それにビールで136Kルピア(1000円ちょっと)。これまで「安ければいい」式の食事しかしていなかったから、たまにはいいだろう。
テーブルは海岸の砂場に配置され、蝋燭の灯りのもとで食べる。ロマンチックともいえるが、料理をよく識別できないのが難点だ。周りのテーブルからは日本語の会話も聞こえる。日本人はおろか、観光客の姿をほとんど見かけなかったパプアとは大きな違い。
蝋燭の灯りのもとで夕食
宿に戻ると2人の若い日本人女性がいた。はじめてのバリ島で1週間ほどの旅を楽しんでいるもよう。最初はクタに滞在したが、サーフィンなどの誘いがすさまじかったという。ジンバランはそういうこともなく、のんびりしているとのことだった。
明日は帰国日だが、真夜中の便だから、1日たっぷりジンバランを楽しめる。「楽しめる」というより、どうやって夜までの時間を過ごせばいいのかわからないというのが本音。
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