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2026年1月4日日曜日

ベトナム2025 十三日目(ハノイのシティ・ツアー)

 12月14日

今日はシティ・ツアーの日。天候は快晴とはいかないが、雨が降る気配はない。

8時過ぎに中年の女性がホテルまで迎えに来てくれた。今日のツアーの英語ガイドだ。

小型バスに乗り込んでツアー開始。ベルギーから来た4人の家族連れと私以外の6人はすべてインド人という顔ぶれだ。

まずホーチミン廟を目指す。ここは午前中のみのオープンだから、どのツアーでも真っ先に訪れる。廟は大きな敷地の中にある。今日は日曜日だから、来訪者の数も多い。廟そのものよりも、制服姿の学生をはじめとするベトナム人来訪者の振舞いのほうに興味があった。革命指導者の遺体を保存する慣例はレーニン廟から始まる。私にとっては金日成・金正日の遺体に次いで2番目の体験だが、こうした個人崇拝に意味を見出すのは困難だ。革命の自己否定にしか思えない。廟内の写真撮影は禁止されていた。

ホーチミン廟を訪れた子供たち


ホーチミン廟を背景に

ホーチミンが独立後に住んでいた部屋などを見たあと、廟を出る。続いて向かったのはEthnic Museum(民族博物館)。ベトナムには54の民族がある。最多数はキン族で80%を占める。写真、模型、民具などが展示されている博物館だが、足早に見て回ったため、ガイドの説明もよく頭に入らなかった。

これで午前の部は終わりらしく、ランチの席に残ったのはインド人の3人連れとベルギー人の4人家族、それに私の8人だけだった。私はベルギー人家族と同じテーブルについた。彼らはフラマン語をしゃべっていた。フランス語も学校で必修らしいので、女の子にフランス語で話しかける。小学校に入ったばかりなので、フランス語はまだまだだった。この子には箸の使い方も教授しようとしたが、即席にマスターするのは難しい。料理はまずまず。ツアーならこんなものか。

ツアーのランチ

午後、さらに2人のインド人が加わり、ツアーの再開。まずタイ湖のほとりにあるチャンクオック寺(鎮国寺)を訪れる。何百年も前の仏教寺だから、漢字が多く使われている。

鎮国寺

続いて文廟。これは1070年に建てられた孔子廟で、ベトナム最古の大学があった場所でもある。以来、ここは学問のシンボルとなっているらしい。この日(日曜日)も、特別な制服を着用した大学生、高校生、中学生の団体が数多く訪れていた。彼らは概して外国人観光客に興味津々で、我々に「ハロー」と声をかけてくる場面が何度もあった。

文廟

記念撮影をする学生たち

午後の部の最後はホアロー収容所。これは旧刑務所だ。フランス軍がベトナム人捕虜を収容する場所だったが、ディエンビエンフーでのフランス軍敗北以降、ベトナム軍がフランス人軍捕虜を収容する場に変容した。ベトナム戦争での米軍捕虜が囚われていたのもここだ。米軍の被収容者はここを「ハノイ・ヒルトン」と呼んでいたらしい。

ホアロー収容所(トイレ)

ベトナム人捕虜

シティ・ツアーは4時半に終了した。インド人が多いツアーだった。我々のグループだけでなく、ほかのグループでも多くのインド人を見かけた。インド人の観光客の多さは数年前から気づいていた。インドの経済成長に伴い、余裕のある中産階級が増えていることの証だろう。ちょうど50年前の日本、30年前の韓国、20年前の中国がそうであったように。同行のインド人たちも同じ見方だった。

いったんホテルへ戻り、6時40分に再び外へ出る。旧市街の方向に向かい、小さな食堂に入る。牛肉のフォーとハノイ・ビール(併せて480円)を注文する。

客でいっぱいの食堂の中、相席になった30歳台くらいのカップルがドイツ語をしゃべっている。ドイツ語で声をかける。フランクフルトから来たカップだった。話題はいつしか極右政党のAfDや移民問題に移る。

彼ら自身が移民だった。男性はドイツ生まれのイラン人、女性は12年前にドイツに移住したロシア人。男性は医師で、女性も同じ病院で働いているという。彼らによると、今やドイツの多数派はAfDだとのこと。世論調査やインタビューでAfD支持を公然と表明することはなくても、心の奥でAfDにシンパシーを感じている人は多い。女性もそのうちのひとりだった。

女性によると、移民の問題は、ドイツに溶け込もうとせず、働かないことだ。20年も30年も働かず、ドイツ国民の税金で食べている移民も少なくないとか。そんなことが可能なのが現在のドイツだという。

意見の違いはともかく、こうした会話をほぼドイツ語だけでやってのけることができた。今回のベトナム旅行でもっとも印象に残る触れ合いだった。

コンビニ(サークルK)で買い物をし、9時前にホテルに戻った。

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