インド、バングラデシュ、ネパールはすでに訪れた。インド亜大陸でまだ行っていないのはブータンとパキスタンだ。ブータンも気になるが、パキスタンはもっと気になる。パキスタン行きが頭に浮かんだことも何度かあるが、ネックとなったのがビザ。詳細は忘れたが、ややこしい手続きが必要だった。
このビザ手続きがずっと簡単になったようだ。駐日パキスタン大使館のWebページで調べると、申請書、写真2枚、航空券予約書、ホテル予約書(Booking.comなどの予約確認書)を提出するだけでいい。ホテル予約も初日の1泊分だけで可。郵送でも申請可能で、ビザ料金はたったの100円。
これで念願のパキスタン旅行が決まった。11月4日から15日までの日程で、関空からラホールまでの往復航空券をタイ国際航空から購入。さらにラホールでのホテル2泊分を予約し、9月末にビザを申請した(申請書に「顔の特徴」の欄があったのにびっくり)。ビザを貼付したパスポートは1週間足らずで返却されてきた。
パキスタン行きを躊躇させていたもう1つの原因はガイドブックの不在だった。「地球の歩き方」は07-08年版以降途絶えており、Lonely Planetも2003年版しかなかった。旅の情報はネットで集められるとはいえ、ガイドブックがないと全体像が捕まえにくい。10年以上前の版で、しかもプレミアム価格が付いて1冊3000円近くするとはいえ、やむなく「地球の歩き方 パキスタン」を購入した。
ラホール発着だけを決めており、ルートの詳細は現地まかせで未定だった。ただ、漠然とラホール→ラワルピンディ→ペシャワル→ラホールを考えていた。北部のフンザは11月初旬では寒すぎるだろうし、カラチやクエッタはラホールから遠すぎる。
11月4日。
午前11時関空発のタイ国際航空便でバンコクへ向けて飛び立つ。3時間の待ち合わせでラホール行きに乗り継ぐはずだったが、バンコク着が予定よりかなり早かったため、4時間近く待つはめに。まあ乗り継ぎに間に合わないよりはるかにいい。
ラホール行きの飛行機に乗り込むとき、日本のパスポートを持っている30代くらいのカップルに遭遇した。仕事関係らしき中国人は数人目に付いていたが、日本人は珍しい。どちらかともなく声をかけあった。
男性は日本のパスポートを持っているが、風貌はなんとなくパキスタン人に近い。女性は日本人だが、パキスタン風の黒くて長い服装を着用している。聞けば、男性はパキスタン人と日本人のハーフで、名古屋で中古車や機械類をパキスタンに輸出する仕事に携わっているという。
機内ではパキスタンへの入国カードが配られたが、周りがパキスタン人ばかりの席に座っていた私には配られなかった。
ラホール空港に到着したのはほぼ定刻の23時前。カップルと一緒に並んで入国審査を待つ。入国カードは男性が入手してくた。パキスタンでの居住地は男性が自分たちと同じ住所を記入してくれた。このほうが面倒が少ないというのだ。
入国審査は3人一緒に受けた。男性が審査官と笑いながら何か話している。審査官は私の入国カードに目をやることもなく、パスポートに入国スタンプを押す。確かになんの面倒もなかった。
空港の入国ロビーにはラホール近郊の町から男性の弟と叔父らしき人物が迎えに来ていた。男性はパキスタン人に近い風貌だが、眼鏡をかけた弟のほうは純日本人と言えなくもない。
夜の11時近くに到着ということで、両替をどうするか、予約してあるホテルまでの足をどう確保するかが心配だった。このどちらも男性一行のおかげで簡単に解決できた。お金は空港近くのWestern Unionでとりあえず200米国ドルをパキスタン・ルピーに交換した。
ホテルまでの足のほうは、空港のタクシー・オフィス(みたいなところ)で1000ルピー(900円ほど)のタクシーを手配してくれた。到着早々、最後の帰国直前まで、これ以降いろいろな場面で現地の人たちの世話になる。
予約したホテルはラホールの旧市街にあるTourist Inn Hotelだ。朝食付きで1泊3800ルピー(3400円ほど)。ホテルに着いて、チェックインを済ませたのは夜中の12時半ごろだった。このホテルに2泊して、その後どこか(おそらくラワルピンディ)に移動することになる。
このビザ手続きがずっと簡単になったようだ。駐日パキスタン大使館のWebページで調べると、申請書、写真2枚、航空券予約書、ホテル予約書(Booking.comなどの予約確認書)を提出するだけでいい。ホテル予約も初日の1泊分だけで可。郵送でも申請可能で、ビザ料金はたったの100円。
これで念願のパキスタン旅行が決まった。11月4日から15日までの日程で、関空からラホールまでの往復航空券をタイ国際航空から購入。さらにラホールでのホテル2泊分を予約し、9月末にビザを申請した(申請書に「顔の特徴」の欄があったのにびっくり)。ビザを貼付したパスポートは1週間足らずで返却されてきた。
パキスタン行きを躊躇させていたもう1つの原因はガイドブックの不在だった。「地球の歩き方」は07-08年版以降途絶えており、Lonely Planetも2003年版しかなかった。旅の情報はネットで集められるとはいえ、ガイドブックがないと全体像が捕まえにくい。10年以上前の版で、しかもプレミアム価格が付いて1冊3000円近くするとはいえ、やむなく「地球の歩き方 パキスタン」を購入した。
ラホール発着だけを決めており、ルートの詳細は現地まかせで未定だった。ただ、漠然とラホール→ラワルピンディ→ペシャワル→ラホールを考えていた。北部のフンザは11月初旬では寒すぎるだろうし、カラチやクエッタはラホールから遠すぎる。
11月4日。
午前11時関空発のタイ国際航空便でバンコクへ向けて飛び立つ。3時間の待ち合わせでラホール行きに乗り継ぐはずだったが、バンコク着が予定よりかなり早かったため、4時間近く待つはめに。まあ乗り継ぎに間に合わないよりはるかにいい。
ラホール行きの飛行機に乗り込むとき、日本のパスポートを持っている30代くらいのカップルに遭遇した。仕事関係らしき中国人は数人目に付いていたが、日本人は珍しい。どちらかともなく声をかけあった。
男性は日本のパスポートを持っているが、風貌はなんとなくパキスタン人に近い。女性は日本人だが、パキスタン風の黒くて長い服装を着用している。聞けば、男性はパキスタン人と日本人のハーフで、名古屋で中古車や機械類をパキスタンに輸出する仕事に携わっているという。
機内ではパキスタンへの入国カードが配られたが、周りがパキスタン人ばかりの席に座っていた私には配られなかった。
ラホール空港に到着したのはほぼ定刻の23時前。カップルと一緒に並んで入国審査を待つ。入国カードは男性が入手してくた。パキスタンでの居住地は男性が自分たちと同じ住所を記入してくれた。このほうが面倒が少ないというのだ。
入国審査は3人一緒に受けた。男性が審査官と笑いながら何か話している。審査官は私の入国カードに目をやることもなく、パスポートに入国スタンプを押す。確かになんの面倒もなかった。
空港の入国ロビーにはラホール近郊の町から男性の弟と叔父らしき人物が迎えに来ていた。男性はパキスタン人に近い風貌だが、眼鏡をかけた弟のほうは純日本人と言えなくもない。
夜の11時近くに到着ということで、両替をどうするか、予約してあるホテルまでの足をどう確保するかが心配だった。このどちらも男性一行のおかげで簡単に解決できた。お金は空港近くのWestern Unionでとりあえず200米国ドルをパキスタン・ルピーに交換した。
ホテルまでの足のほうは、空港のタクシー・オフィス(みたいなところ)で1000ルピー(900円ほど)のタクシーを手配してくれた。到着早々、最後の帰国直前まで、これ以降いろいろな場面で現地の人たちの世話になる。
予約したホテルはラホールの旧市街にあるTourist Inn Hotelだ。朝食付きで1泊3800ルピー(3400円ほど)。ホテルに着いて、チェックインを済ませたのは夜中の12時半ごろだった。このホテルに2泊して、その後どこか(おそらくラワルピンディ)に移動することになる。
Tourist Inn Hotel(翌朝撮影)
その室内
0 件のコメント:
コメントを投稿