9月8日
8時半に朝食。昨日は我々以外の宿泊客を見かけなかったが、今日の朝食会場はそこそこにぎわっていた。多くは米国在住の中国人の団体客だった。
ホテルのレストランからアシュガバードを望む
観光は10時からはじまった。まず、1995年にトルクメンスタンが国連で中立を宣言したことを記念して建造された「永世中立の塔」を訪れる。ただし、塔は修復工事中であり、外から眺め、写真を撮るだけ。特に興味のある塔ではなかったから、がっかりはしなかったが、塔の頂上から眺められるだろう景色には少し未練が残る。
永世中立の塔
続いてアシュガバードの中心部にある国立博物館。昨日行ったニサ遺跡の出土品の多くはこの博物館に収められている。女性ガイドの英語での説明はあまり耳に入らなかったが、これは私の側の知識と興味の欠如によるものだ。写真は5ドルが必要だったので撮らなかった。
国立博物館
博物館を出たあと、ロシアン・バザールに向かう。Youtubeの旅行動画などでも紹介されているバザールで、市場好きな私としては期待が大きかった。大規模なバザールだが、人でごった返している状態ではない。客はもっぱら観光客とも聞いていたが、地元の人もかなり目についた。
入ったとたんに、キャビアの試食責めにあう。トルクメンスタンの通貨(マナト)を持ち合わせておらず、クレジット・カードも不可となれば、買うのはやっかいだ。
ロシアン・バザール
バザールの動画
バザールの出口で女子高校生らしきグループに写真を撮らせてもらう。
女子高校生
1時半も過ぎ、プロフ料理で有名なレストランでのランチ・タイム。プロフとは中央アジアの炊き込みご飯で、焼き飯ないしピラフの中央アジア版ともいえる。トルクメニスタンのプロフはウズベキスタンほど脂こくないといわれている。正直なところ、これまでいろいろなところで食べたプロフに比べ、それほどおいしいとは思えなかった。しかも量が多いから、半分近くを残してしまった。他のツアー同行者の多くも残していたようだ。デザートの大きなケーキは、体によくないと思いつつも完食してしまった。
プロフ
腹が満ちたところで、馬の厩舎までバスを走らせ、トルクメンスタンが誇るアハルテケ種の馬を見る。4、5頭の馬が1頭ずつ我々の前に引き出される。どれも毛並みのいい馬だ。最後に犬も1匹登場した。
馬と一緒に
続けてスーパーでのショッピング・タイム。ロシアン・バザールに比べ、ごく普通のスーパーだ。動画を撮ったりして店内を回っていると、「ハロー」と声がかかる。トルクメンスタン在住の米国人女性だった。アシュガバードの米国大使館で働いているという。もらった名刺をあとで確かめると、彼女はU.S ArmyのMajor(少佐?)で、Army Attaché(大使館付き武官)だった。「日本に行ったことがあるか」との問いに「沖縄だけだ」と答えていたのもうなずける。
8時過ぎにレストランで夕食をとる。このときもコース料理で、まずくはないが飽食気味だ。
この日の締めくくりは観覧車体験。永世中立の塔に入れなかったことの穴埋めに用意されたプログラムだ。屋内観覧車としては世界最大ということだが、地元の人にもあまり人気はなく、9時過ぎに訪れたときには我々以外の客はいなかった。屋内だから景観もあまり期待できない。
観覧車
ホテルに戻って就寝したのは11時ごろだった。明日はアシュガバードを離れ、東部の10万都市マル(Mary)に移動する。
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