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2017年1月22日日曜日

ネパール2016 四日目その2(ポカラ)

12月26日(続き)。

メインストリートから離れた静かな通りをあてもなく歩く。小さな店の前のテーブルに座っている男から日本語で声が掛かる。誘いに応じて私もテーブルにつき、日本語での会話が始まった。

50歳くらいのこの男は大阪の旭区でネパール料理店を経営していたという。おいおいわかってきたことだが、男は話を若干盛る傾向がある。だから経営していたのではなく、ただ働いていただけかもしれない。しかし日本語の流暢さからして、日本に住んでいたことはほんとうだろう。使っているスマートフォンもドコモのものだった。

ドコモのスマートフォンを見せる男

男の勧めに従って、ロクシーと呼ばれる焼酎に類する酒を飲む。くせがなく、飲みやすい。「あまり強くないですね」と言う私に対し、男はにやりと笑い、「あとになって効くよ」とのたまう。だがあとになってもあまり効いてこなかった。コップ1杯で100ルピー(約100円)。男のおごりかと思っていたが、そうではなかった。

途中近所の別の男も加わったので、日本語から英語に切り替える。ネパールとインドの関係、ネパールの領土がかつてはもっと広かったこと、ゴルカとはネパール人全体を指すことなどを話す。機嫌よくなった男は「大きな栗の木の下で」と日本語で歌い出した。インド人がこの歌を歌っている動画をYoutubeで見たことがある。インドやネパールで誰かがこの歌を広めたのだろうか。

1時間ほど経って私が宿へ戻ろうとすると、男も付いていくる。ちょっと厄介だなと思ったが、「もうひとりで帰るから」と言うと、あっさりと別れてくれた。

宿に戻って一休みし、7時半ごろにレイクサイドのメインストリートに出る。歌と踊りのライブをやっているレストランで夕食をとるためだ。メインストリートにはこの種のレストランがいくつかある。

そのうちのひとつに入る。野外ガーデン式のレストランで、中央前面に舞台がある。ショーはすでに始まっていた。ビールとダルバート(ネパール定食)を注文する。ダルバートはゴルカの宿で食べたことがあるが、値段が安かったせいか、あまり感心しなかった。いつかちゃんとしたダルバートを試したいと思っていたところだ。ここのダルバートは500ルピー以上。肉(チキン)のボウルもあり、量も質もゴルカのものを上回っている。しかしおいしいと思ったのは最初の数口だけで、あとはただ腹を膨らませるために食べた。豆を煮込んだダルと呼ばれるスープがあまり口に合わなかったせいかもしれない。

ダルバート

肝心の歌と踊りも期待外れだった。変に現代風にアレンジされており、authenticyと素朴さに欠ける。パフォーマンスはまだ続いていたが、1時間余りで切り上げ、会計をしてもらった。

レストランのライブ

ただひとつ救いは、私に付いたウエイターが非常にフレンドリーで感じがよかったこと。ビールも含め1000ルピーを上回る支出だったが、これもひとつの経験。後悔はない。

宿に戻り、明日のカトマンズ行きのツーリストバスの切符を購入する。700ルピー。これまでの移動はすべてマイクロバスだったので、一度はツーリストバスも経験しておきたかった。バスは朝の7時半に出る。7時にタクシーに宿まで迎えに来てくれるよう依頼しておいた。宿からバスステーションまでは200ルピーとのこと。

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