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2017年1月24日火曜日

ネパール2016 五日目(カトマンズへ)

12月27日。

約束どおり朝7時に迎えに来たタクシーでカトマンズ行きのバスパークに行く。バスパークには何台ものツーリストバスが並んでいた。すべてがカトマンズ行きだ。私のバスはWorld Touchという名前だった。

カトマンズ行きのツーリストバス

まだ朝食を食べていなかったので、物売りの男からアップルパイを買う。100ルピーというので500ルピー札を渡し、お釣りを貰ってバスに戻ろうすることで気がついた。男からお釣りとして渡されたのは50ルピー札2枚だけ。なんということだ。急いで男のところに引き返すと、ニヤッと笑って残りの300ルピーをよこす。油断も隙もない。

バスはほぼ満席だった。ほとんどが地元客のマイクロバスとは異なり、乗客の半数くらいは外国人旅行者だった。私の隣には香港から来た女性が座った。10月のルーマニア旅行で列車の中で一緒になったのも香港の女性だった。

ルーマニアで出会った香港女性もいろいろなところに旅行していたが、この女性も相当なもの。北朝鮮も訪れたことがあるという。中国人のグループに交じって行ったらしい。日本も何回か訪れている。人々が親切で礼儀正しいと日本を褒めていた。女性のリュックには布製の大きな人形がぶら下がっている。「これは香港のキャラクターか」と問う私に、女性はあきれたように答える。「これはちびまる子ちゃんの友達だ。知らないのか。」ちびまる子なる漫画の主人公は知っていたが、その友達や家族までは知らなかった。

女性は弁護士(lawer)とのことで(私はわざわざqualified lawerかと聞いてしまった)、他の香港人2人(カップルだった)と一緒にガイドを雇ってトレッキングをしてきたところだった。ネパールでは日本食のレストランを利用することが多いというので、カトマンズの「絆」を紹介しておいた。

12時ごろに昼食のための休憩があった。カトマンズ行きの何台ものツーリストバスがここでほぼ同時に休憩をとるので、ビュッフェ式の大きな食堂の中はいっぱいだった。食べ放題のビュフェは380ルピー(約380円)。ネパールにしてはちょっと高めだが、サービスエリアでの食事が高いのはどの国も同じか。

ビュッフェ式の昼食

ネパール人の男が手招きするので、その向かい側に座った。男はトレッキング・ガイドだった。日本人の客を案内することもあるという。「最近は日本人よりも中国人の旅行者が多いのでは」という私の問いに、「確かに中国人が増えているが、彼らはあまりトレッキングをしない。観光スポットをバスで移動するだけだ」と答える。この中国式スタイルははからずも今回の私の旅にもあてはまる。

香港グループに付いていたトレッキング・ガイドと同様、このガイドも陽に焼けて精悍で、しかも物腰は柔らかく、いかにもプロフェッショナルで信頼できそうな雰囲気を漂わせていた。もちろん英語も達者だ。

ポカラからカトマンズまではバスで8時間くらいということだったが、カトマンズの交通渋滞のために宿に着いたときには6時近くになっていた。すでに暗くなり始めている。

宿は初日と同じTraveller's Houseを予約していた。今日がネパール最後の日。カトマンズの観光はほとんどしていない。せめて街の中心のダルバール広場を見ておこうと思ったが、外は暗くなりかけている。宿のあるタメル地区から広場までリクシャーで行くことにした。料金は100ルピーと安いが、道が舗装されていないため、乗り心地はひどく悪い。

暗がりにもかかわらず、ダルバール広場には大勢の人がいた。ここの王宮や寺院は2015年の地震で壊滅状態になったということだが、その傷跡はあまり目に付かなかった。暗くて見えなかっただけかもしれない。

ダルバール広場

ダルバール広場からタメル地区に歩いて戻り、初日と同様、日本食堂「絆」で夕食をとる。注文したのは天丼(350ルピー)。少し甘すぎる感じもしたが、質量ともに満足できる内容だった。

「絆」食堂の天丼

明日は午前11時45発の便で成都に向けて発つ。

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