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2017年3月9日木曜日

ラオス2017 八日目(ルアンパラバーン)

2月13日。

Viradesa Guesthouseのチェックアウトは12時。シャワーを浴び、8時過ぎに近くの食堂で朝食をとる。米のヌードルで15000キープ(200円強)。

そのままメインストリートに出て、適当に旅行会社を選び、今日の11時30分に出発するタート・クアンシーの滝へのツアーを申し込む。ツアー代金は7ドル。

この旅行会社で滝のツアーを申し込む

10時過ぎに宿に戻り、チェックアウトして、カルチャー・ゲストハウスに移動する。この宿のオーナーはラオス人男性と日本人女性の夫婦で、看板にはカタカナで「カルチャーゲストハウス」と表記されている。

ルアンパバーンの近郊にもモン族をはじめとする少数民族の村がある。明日はこれらの村を訪れたいと思っていたので、カルチャー・ゲストハウスの日本人女性に相談する。トゥクトゥクを1日チャーターすれば30ドルとのこと。ちょうどそばいた日本人カップルの宿泊客に一緒に行かないかと誘うと、行きたいとの返事。これで1人あたり10ドルの負担になると思ったが、3人でシェアする場合は1人あたり12ドルとのことだった。少し腑に落ちないが、それほどの金額でもないので了解し、明日の10時に出発することにした。

11時半が近づいたので旅行会社に行き、ツアーの車に乗る。同行者はイギリス人のカップルとフランス人のカップル(どちらのカップルも高齢)、韓国人の若者2人組と4人組。韓国人はいずれも男性で学生らしかった。

ラオスの観光地には韓国人が非常に多い。2年前もそうだった。韓国のバラエティー番組で有名女優がラオスを紹介したことから、一種のブームが起きているらしい。2年前のバンビエンでは中高年のグループも多く見かけたが、今年のルアンパラバーンで特に目についたのは大学生くらいの若者だ。韓国の新学期は3月だから、今はちょうど学校の休みなのだろうか。

隣に座ってる2人組の韓国人青年に韓国語で話しかけてみた。蔚山(ウルサン)から来た大学生とのこと。「蔚山アガシ」という歌を知っているかと聞くと、知らないという返事。そこそこ有名な民謡なのだが。

およそ1時間で滝に着いた。入場料は20000キープ(約280円)。3時に再集合だから、2時間以上の自由行動。多くの観光客の中でもとりわけ頻繁に耳に入ってくるのは韓国語だ。

滝のふもとの湖で泳いでいる欧米人がいる。なんと不謹慎なと思ったが、ここでは泳ぎは許されているらしい。許されているというよりむしろ奨励されている。泳げることが売り物の滝だった。

タート・クアンシーの滝

1時をとっくに過ぎていたので、昼食をとることにする。サンドイッチとマンゴージュース。値段は忘れたが、観光客だけを相手にする店だから、高めだったことは確かだ。

ここに2時間余りは長すぎる。あまりやることもなく、3時になったので車に戻り、帰りの途につく。帰りの車の中でも隣の韓国人2人と話す。北朝鮮にも行ったことを告げ、スマートフォンに保存してあった動画を見せる。2人はいたく興味を示し、うち1人は平壌でウエイトレスが歌って踊っている動画再生画面を自分のスマートフォンで撮影していた。

ルアンパラバーンに戻ったときには4時になっていた。しばらくぶらぶらする。メインストリートではナイトマーケットの出店の準備が始まっている。暗くなる前に宿に戻り、体を休める。

7時過ぎ、ナイトマーケットを見物するために宿を出る。食べ物の屋台が集まった脇道があり(勝手に「グルメ・ストリート」と名付けた)、観光客で賑わっている。いくつかの屋台はビュッフェ式になっており、数多くの料理が並べられている。 1つの皿に好きなだけ料理を取って15000キープ(200円)均一。ビールは10000キープ。安いが、野菜、麺、ライスがほとんどで、肉料理は皆無に近い。それでもいかにもおいしそうなのでここで夕食をとることにした。

グルメ・ストリート

長いテーブルは観光客でいっぱい。私の向かいに60歳くらいの夫婦が座る。トゥールーズから来たフランス人だった。フランス語をしゃべるいい機会だ。彼らは年金生活者で、夫人のほうは小学校の先生だったという。クラスに2人の日本人がいたこともあったらしい。"très appliqué"(非常に勤勉な)という形容詞を何回も使い、この日本人の生徒をほめる。「ノートもきちんととるし、フランス人の生徒も彼女らみたいなら楽だったのに」とも。

夫妻とは食事が終わってからもそのままテーブルに座り、小一時間話した。話題はいつかフランスの大統領選挙に。マリーヌ・ルペンが勝ったらどこに亡命するかという話になり、私はカナダを勧めた。カナダ人のすべてがバイリンガルというわけではないにしろ、彼の地ではフランス語がかなり通じるはずだ。この亡命案は夫人によって却下された。「カナダは寒すぎる」との理由で。

私みたいな貧乏性の人間はビュッフェ式だとどうしても食べ過ぎになる。食べ過ぎの腹を抱えて宿に戻る。昨日とは異なり個室だから気は楽だ。

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