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2015年9月6日日曜日

北朝鮮2014 一日目(8月18日)

朝8時に延吉の柳京飯店のロビーに集合。柳京飯店は北朝鮮系のホテルだ。私は前々日からもっと安いホテル(1泊60元)に宿泊していた。添乗員を含めツアーのメンバーの何名かは柳京飯店に宿泊していたようだ。

ロビーで名簿を確認し、旅行代金の残額を支払ったあと、マイクロバスで中朝の国境がある図們に向かう。約1時間のドライブだ。中国出国手続きを終え、豆満江にかかる橋を歩いて渡り、北朝鮮のイミグレーションに到着。ここで我々を出迎えたのは北朝鮮のガイドの徐氏だ。34歳。小柄。北朝鮮の男性は総じて小さい。イミグレーションの通過には時間がかかった。まずツアー参加者全員から書籍、雑誌、電子機器、通信機器、カメラ、メモリなどをすべて提出させる。それを係官がチェックし、持ち込めない物品は没収ないし封印となる。こうした厳しいチェックはこの国境に特有のことで、飛行機や列車で平壌に入る場合はもっとずっとゆるやか。時間もそれほどかからない。



イミグレーションを抜けて我々が到着したのは北朝鮮の南陽。なにはともあれ昼食だ。人里離れたところにぽつんとあるレストランに入る。ここでやっと他のツアー参加者の顔になじみが出てきた。添乗員は女性だが、他はすべて1人参加の男性という異様な集団だ。

南陽にある金日成の銅像を見たあと、専用のミニバスで会寧(フェリョン)市に移動。会寧はかつて北朝鮮最大ともいわれる強制収容所があったところだが、収容所はすでに移転し、その跡は農地になっているという(もちろんこれはガイドの説明ではなく、事前にネットで調べた情報)。ホテルに投宿してから、街中にあるレストランで夕食。これでこの日の予定は終了だ。ホテルにはバスタブがあったが、肝心の湯が出ない。以降、今回のツアーでは、羅先に入るまで、湯のでるホテルは皆無だった。

南陽の現地ガイド


会寧のレストランで(料理人とウエイトレス)


ここでツアー同行者を紹介しておこう。

Vicky
Koryo Toursの添乗員で、唯一の女性。スコットランド出身。VickyはBBCの北朝鮮関係のニュースで何回かインタビューされており、Youtubeで見た動画から私も顔を知っていた。

Matthew
Vickyのボーイフレンド。「Vickyがどういう仕事をしているか見に来た」とのこと。イギリス人で、映画制作者(film makerと言っていた)。初訪朝。49歳。

Ernest
米国人。カリフォルニア大学バークレー校の出身。企業弁護士(corporate lawyer)。日本にも数ヶ月滞在したことがある。53歳。2回目の訪朝。

Scott
米国人。彼もカリフォルニア大学バークレー校の出身。日本に3年、韓国に14年、英語教師として滞在したあと、現在は中国の瀋陽の大学で英語を教えている。日本語と韓国語をしゃべるが、それほど流暢ではない。アメリカには20年間帰っていない。47歳。2回目の訪朝。

Sebastian
ドイツ人。東ドイツ出身だが、1987年生まれだから、物心ついたときにはすでに壁は崩壊していた。ドイツのパン製造会社の社員で、アジア地域のマーケッティングを担当している。現在はタイのバンコクに滞在。中国に2年間の滞在経験があり、流暢な中国語をしゃべる。韓国にも数ヶ月滞在。日本滞在の経験はない。「日本のマーケットはすでにできあがっているので、新たな参入は難しい」とのことだった。2回目の訪朝。

Ves
ブルガリア人。北京で中国語を学ぶ学生。25歳。北朝鮮の学生と同室だったこともあるという。琴欧洲のことは知らなかった。初訪朝。

Anton
ロシア人。28歳。中国の上海で働いた後、現在は香港のディズニーランドで働いている。強烈な反プーチン派。「プーチンを倒すためなら何でもする」という。金髪で、いかにも西欧人らしいことから、我々グループのアンバサダーと称される。初訪朝。訪朝の目的は「1人でもdefectorを増やすこと」らしい。

John
オーストラリア人。シドニーの大学教授。確かgeologyが専門だったと思うが、geographyだったかもしれない。68歳。日本も何回か訪れている。日本では”What do you think of Japan?”と聞かれることがよくあったとか。いつも"Interesting"と答えていたというので、”more flattering”な答えにしておけと言っておいた。初訪朝。

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