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2015年10月23日金曜日

北朝鮮鉄道の旅2015 一日目(10月2日)

地下鉄とエアポート・エキスプレスを利用して午前9時過ぎに北京首都空港の第2ターミナルに到着した。平壌行きのフライトは12時ちょうど。チェックイン・カウンターまでたどり着いたが、航空券もビザも持っていないから、添乗員のSarahの一行を待つしかない。

10時ちょっと過ぎにSarahとツアー同行者の一行が到着し、ビザを渡される。チェックインと搭乗はとどこおりなく進んだ。機内に入り、写真を撮ろうとすると、客室乗務員から朝鮮語で「撮るな」注意される。これはまあ予想していたことだ。あとでこっそりと写真や動画を撮ろうと試みたが、うまくいかなかった。

機内では昼食としてハンバーガーが出される。飛行機を利用して北朝鮮に入るのは5年ぶりだが、以前にはトレイに載せた昼食が出されたことを覚えている。ハンバーガーは平壌から北京への帰路に出た。見てくれはあまりよくないが、味はそこそこいける。

2時間余りのフライトで平壌に到着。オープン間もない新しいターミナルビルは、そこだけとってみれば北京空港や関西空港と見間違えるほどだ。

空港には5人の北朝鮮スタッフが我々を待っていた。メインのガイドの李、その上司とおぼしきもうひとりの李。どちらも北朝鮮にしては上背がある。加えて、若手のガイドの韓(ハン)とスタッフの中の唯一の女性であるガイド見習いの深(シン)。「シン」と聞いたときには「申」ではないかと思ったが、あとで「深」だと判明した。珍しい姓だ。さらに運転手の朴(パク)。我々が列車で移動する際、朴も空のバスで列車に並行して移動し、着いた先でわれわれのドライバーをつとめる(ただし清津は除く)。

朴が運転する専用のミニバスで空港のある順安から平壌の市内に入る。訪朝経験があるのは4人だから、残りの10人にとってはさぞかし感慨深い風景だろう。

街で見かけた婦人交通警官

ホテルにチェックインする前に立ち寄ったのは凱旋門。見習いガイドの深が英語で説明する。ちょっと緊張していたようだが、無事にこなした。私にとっては特に目新しい内容はない。金日成の凱旋を記念して建てられたこと、パリの凱旋門より10メートル高いことなど。深にとって今回が3回目のガイド経験。あとで聞いたところによると、彼女は北朝鮮随一のエリート大学金日成総合大学の出身だ。父親は文部省、母親は外務省の勤務らしい。名前は失念したが平壌のメインの通りのどこかに住んでいたとき、隣家は日本からの帰国者だったという。

凱旋門を説明する見習いガイドの深

Koryo Toursのパンフレットでは宿泊先は高麗ホテルとなっていたが、高麗ホテルはいっぱいで、中州にある羊角島ホテルに変更になっていた。これについては前日の説明会で聞いていた。

ホテルでの夕食のあと、ホテル内の本屋や土産物屋、地下のカジノなどを覗き、ミネラルウォーター1本を2中国元で購入して、29階にある自分の部屋に入った。このあと平壌には日をおいてさらに4泊することになるが、いつも同じ部屋を割り当てられた。

羊角島ホテル地下のスロットマシーン
 

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