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2018年6月17日日曜日

インドネシア・パプア州2018 三日目(ワメナ到着)

5月27日。

8時過ぎに宿を出て、空港へ向かう。遅延やキャンセルがめずらしくないジャヤプラ・ワメナ間の便だが、トゥリガナ航空機は定刻通り10時20分に飛び立った。

ワメナまでは40分余りの短い飛行。11時過ぎに真新しいワメナ空港に降り立つ。

ワメナ空港到着

ガイドブックによれば、空港には「ガイド」たちがたむろしており、しつこく勧誘してくるということだったが、私には「タクシー」という声が2つか3つかかっただけだった。ワメナは小さい。ホテルを探すだけなら、タクシーの必要はない。

ホテルの前に行くべきところがあった。Papua.comというネットカフェだ。このカフェのオーナーは藤原さんという日本人男性。Lonely PlanetにはPapua.comは「informal tourist information center」として紹介されている。

空港の外に出て、Papua.comの方向を目指す。5分くらい歩いただろうか。道端に4、5歳の男の子が全裸で立っている。数十年前には男はコテカ(ペニスケース)、女は腰蓑だけを身につけていたニューギニアだから、裸は今でも文化の一部なのかもしれないが、到着早々ちょっとびっくりした。

全裸の男の子

さらに歩くと、キリスト教の教会が見える。教会の広場では何か集会が行われている。今日は日曜日だ。日曜日ごとに行われる集会か、それとも今日だけの特別の集会なのかはわからない。広場の中央に人だかりがしていたので、肩越しに覗いてみる。地面を掘ってそこを水で清めているようだった。周りを囲んでいる人たちの中にコテカ姿の男がいる。ワメナに着いてからせいぜい20分ぐらいで最初のコテカに遭遇した。

コテカ着用の男性

広場に周囲に座っている人たちは男も女も子供も老人もみんな一張羅を着ている。その中で乳房を出した女性が数人いる。そうだ、パプアの人たちにとってコテカや乳房は伝統の装いであり、晴れ着であり、正装なのだ。

乳房を出した女性(中央)

晴れ着の人々

いつまでもぐずぐずしておられない。Googleマップを頼りにPapua.comがあるはずの場所までたどり着いたが、見当たらない。日曜で閉まっており、よくわからなかったのだ。ここでも親切に助けられた。近くの家から上半身裸の男性が出てきて(この裸はパプアの文化とは関係ない。男性はパプア人ではなく、暑いから上着を脱いでいただけだ)、藤原さんに電話してくれたのだ。数分待つと、Papua.comの看板がある家から藤原さんが出てきた。60歳くらいの話しやすそうな人だった。

ホテルを探す前にまずPapua.comを訪れたのは、ネットで「藤原さんに安いゲストハウスを紹介してもらった」というパプア旅行記を読んでいたからだ。ところが、そのゲストハウスは数ヶ月前に廃業したという。仕方ない。別の宿を探そう。明日また来ることを約束して、Papua.comをあとにする。

ホテルはいくつかあるが、最初に当たったのがBaliem Pilamo Hotelだ。総じてホテル代が高いワメナでもこれはもっとも高い部類に属するが、藤原さんのお勧めでもある。スタンダードは朝食付きで400Kルピア(450Kだったかもしれない)、デラックス(supirior)は540Kルピア(4200円ほど)。ただし、スタンダードはすべてふさがっており、空いているのはデラックスだけだった。ワメナではめずらしくクレジットカードで支払い可能なこともあり、少々高いがここに4泊することにした。

部屋のクリーニングが終わるまで20分くらい待ってくれということだった。時刻は1時過ぎ。荷物をホテルに預けて、昼食をとりに外へ出た。ワメナでは日曜には午後5時まで店も食堂もすべて閉まっているとのことだったが、確か空港の食堂は開いていたはずだ。

Baliem Pilamo Hotelから空港までは歩いて15分ほど。開いていたはずの食堂はすでに閉まっていたが、その並びにもうひとつの小さな食堂があったので入る。英語はまったく通じない。ケースに並んでいた食材を適当に指さして注文する。

出てきたのは葉物と卵の炒め物をぶっかけたライスだった。まずくはないが、それほどおいしくもない。途中で煮魚の小皿が出てきた。これは注文していない。サービスなのか。よくわからないが、そのまま食べる。おそらく川魚だろうが、おいしかった。代金は40Kルピア(280円ほど)。煮魚を含めた値段なのかどうかは不明だ。油、食品、衣服すべて空輸するしかないから、ワメナはインドネシアでももっとも物価が高い。

昼食

宿へ戻って休み、店がオープンする5時過ぎに外に出る。宿から5分ほど歩いたところにスーパーがあり、さらに歩くと店が並んでいる。これがワメナのメインストリートなのだろう。路上では女性たちが芋やその他の野菜を売っている。

ワメナのメインストリート

路上マーケット

この「商店街」を一巡しているうちに陽が暮れてきた。パン屋で夕食としてパン2個とコーラを購入し(35Kルピア)、宿に戻る。

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