1月22日
昨夜は途中で目が覚めることもなくぐっすり眠ったが、午前中の9時ごろに再び寝入ってしまい、意図していたイベントを逃してしまった。なすこともなく、無為徒食の一日を過ごしてしまった。
1月23日
リオから水先案内人として乗り込んだ張艶さんの二胡演奏を聴く。
二胡の演奏
1月24日
リオからブエノスアイレスまでオーバーランドのツアーで離船した乗客もいるため、食事の席はいつもよりもさびしくなっている。夕方にはリオから乗り込んだグループのサンバの演奏があった。
1月25日
船は早朝にブエノスアイレスに接岸した。10時ごろ、オプションの送迎サービスを利用して、街の中心のサン・マルタン広場まで行く。繁華街のフロリダ通りはすぐそこだ。
フロリダ通り
ナミビアで転んだときに傷ついた眼鏡を新調したい。眼鏡屋を見つけて入るが、「処方箋がないと売ることはできない」とのこと。ショッピングモールにある店も含め、合計5軒の眼鏡屋を訪れたが、結果はすべて同じだった。本来は検眼することも可能らしいが、今日は土曜日。検眼の設備は土、日は閉じているらしい。
眼鏡屋の店員は総じて親切で、感じがよかった。笑顔で対応してくれ、別の眼鏡店を紹介してくれた。短時間の間に5軒の眼鏡店を訪れることができたのはこのためだ。
オベリスクやピンクの国会議事堂まで足をのばしたあと、ちょっと大きめのファーストフード店に入る。ピザをメインとする店だが、陳列してある大きめのケーキが目に入る。垂涎ものだ。誘惑に負け、ピザではなく、ケーキを注文してしまった。甘すぎることなく、おいしい。が、値段もコーラと併せて1800円と、なかなかのものだった(クレジットカード払い)。
この店も感じがよかった。女店員と目が合うと、にっこり笑ってくれる。
オベリスク
ケーキとコーラ
ごく表面的に見れば暮らしやすそうなブエノスアイレスだが、フロリダ通りで「Cambio、Cambio」と両替を呼びかけてくる人の数は異常なくらいに多かった。アルゼンチン・ペソの不安定さを垣間見せる風景だ。
通りの片隅に寝転がっているホームレスもちらほら見られた。3、40代の比較的若い男性が多かった。
午後5時ごろにバスで帰船。船内で地元のプロのダンサー4人によるアルゼンチン・タンゴを鑑賞してこの日は終わった。
アルゼンチン・タンゴ
1月26日
船はブエノスアイレスを出港、ラプラタ川を下り、午後1時前にウルグアイの首都モンテビデオに着いた。
モンテビデオ上陸
2時前に下船。港を出ればすぐに街に入る。オプションは何もとっていない。特に観光の予定もなく、今日は「現地での散髪」を実行するつもりだった。
ところが、通りで「散髪屋はどこか」と尋ねると、「日曜日は散髪屋は閉まっている」との返事。スペイン語での返答だが、「domingo(日曜日)」の一語ですべてを理解できた。
たまたまリオ観光の際にバスで隣席だったI氏が声をかけてきてくれ、一緒に国会議事堂まで歩くことにした。
何人にも道を尋ねながら、独立広場や市庁舎を経て、1時間近くかけてようやく目的地に到達した。この議事堂は有名な建造物で、モンテビデオの観光スポットになっている。
議事堂を背景に
私の心に残ったのは、建物よりも、人々の親切さだ。私たちの質問に詳しく答えてくれる。途中まで一緒に付いてきてくれるケースもあった。ある婦人は英語を解するご主人をスマホで呼び出してくれたりもした。問題は私たちのスペイン語理解力で、説明が詳細になればなるほど、事情が分かりにくくなるというありさま。
スーパーに立ち寄り、飲み物やお菓子を買い込んで、港近くまで戻る。小さなレストランに入り、地元のビールの大瓶を注文。I氏と2人で疲れた体を休め、渇いた喉をうるおした。
地ビールで乾杯
日曜日ということもあり、港の近辺を除いて、モンテビデオの街は閑散としていた。しかし、ブエノスアイレスと同様、人々の温かさが強く印象に残った。帰船途中、小さな公園で、高齢者たちがタンゴを踊っているのを見かけたのもいい思い出だ。
公園で踊る
再び船内に戻ったときには午後7時を過ぎていた、
1月27日
私は有料の英語レッスン・プログラム(GETプログラム)に参加している。GETでは3月にスピーチ・フェスティバルが予定されている。GET参加者たちが2分のスピーチを披露するイベントだ。今日はこのスピーチに向けた先生との個別面談があった。私は日中韓の関係についてしゃべるつもりだが、用意していた内容は10分を超えそうなことが判明した。3月までにこれを2分間に短縮しなければならない。
1月28日
明日は旧暦の正月で、今日はその前日、つまり大晦日だ。旧正月は中華圏では、春節として盛大に祝われる。船内の装飾も数日前から春節模様になっている。
春節のデコレーション
午後からは「春節!芸達者大会!!」というイベントがあった。歌や踊り、朗唱、太極拳など。すべて素人なので、レベルは決して高くない。しかし、この種のイベントはそもそも「レベルがいかに低いか」を楽しむものだろう。
春節 芸達者大会
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