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2025年12月29日月曜日

ベトナム2025 七、八日目(ハノイ、ハロン湾)

 12月8日

9時にSuny A Hotelをチェックアウトして、ホテルに手配してもらったタクシーで空港へ向かう(20Kドン=120円)。Grabタクシーを使わなかったのは、Sunny A Hotelが狭い小路に位置していて、どこから車をピックアップしていいか確かでなかったからだ。

VietJet便は12時にダナンを出て、2時ごろにハノイに着いた。ホテルは旧市街のUrban Alley Hotelを予約していた。2泊で1193Kドン(7150円)。1泊3500円超になる。ホーチミンシティやハノイは千円、二千円台のホテルを見つけるのがむずかしい。

ハノイの空港から市内へ出るにはタクシーやGrabのほか、VietJetやベトナム航空が運営しているシャトルバスもある。格段に安い(50Kドン=300円)シャトルバスでホテルの近くまで行くことにした。バスの難点は中型バスがほぼいっぱいになるまで待たなければならないこと。このときも50分くらいまっただろうか。英語で話しかけてきたベトナム人男性と一緒にバスの中で待った。彼の助言がなければバスを降りて、タクシーかGrabを利用していたかもしれない。この男性はフエ在住の画家だった。作品をいくつかスマホで見せてもらったが、もっぱら抽象画を描いているようだった。

画家

バスから降りたのは、Urban Alley Hotelから徒歩で4分の地点。外はまだ明るく、ホテルを見つけるのはそれほど難しくはなかった。だが、バイクと車の洪水の中をくぐり抜けるのはたいへんだった。ホーチミンシティの交通混雑も相当のものだが、ハノイのカオスぶりはホーチミンを上回っている。

Urban Alley Hotel

チェックインし、しばらく休んでから外へ出る。この日も昼食は抜きだった。Urban Alley Hotelは繁華街の中にあり、食べるところには事欠かない。食堂街の中で適当に店を選び、ビーフ焼き飯とハノイ・ビールを注文する。併せて95Kドン(570円)。可もなく不可もなし。

ビーフ焼き飯とビール


ホテルに戻り、明日のハロン湾ツアーを申し込んでおく。45ドル。最安値は古い1階建てのクルーズ船を利用する40ドルのツアーだが、これはすでに満席だった。45ドルのツアーは2階建ての新しい船になる。明日7時半にホテルまで迎えに来てくれるとのこと。

12月9日

昨日コンビニ(サークルK)で購入したおにぎりを朝食とする。エビマヨのおにぎりだったが、まずかった。ライスがパラパラで、とても食べられたものではない。それでもなんとか無理をして最後まで食べた。

ツアー会社のガイドが迎えに来たのは7時半ちょうど。ホテルのスタッフが用意してくれたコーヒーを飲んでいるところだった。

表通りに待ち合わせている中型のバスに乗り込む。バスは市内のところどころで止まり、客を拾い集めていく。全員揃ったところで、3~40人くらいだっただろうか。私の隣席は中年のイタリア人男性だった。背後の席には日本人の若い女性が2人いた。東洋人は私を含めて日本人3人だけだった。残りはインド人のカップル一組ともっぱらヨーロッパ勢。ドイツ人が多いようだが、フランス語も聞こえた。

英語ガイドのベトナム人男性が今日のスケジュールを説明する。どうも聞き取りにくい。隣のイタリア人男性も「15%くらいしかわからない」と言っていた。

バスは2時間半ほどのドライブでハロンに着く。船に乗る前に、真珠の養殖所(Pearl Farm)に立ち寄った。このとき2人の日本人女性と少し話す。金沢市出身の2人で、どちらも22歳と若い。ハノイやダナンを巡る1週間の個人旅行中とのこと。

バスの一行全員が同じクルーズ船に乗り込むと、すでに昼食のテーブルがセットしてある。私は隣席のイタリア人男性、日本人の女性2人組、それにポルトガルから来た中年女性2人と同席だった。イタリア人男性は日本のコマツ(本社は石川県)で働いことがあり、日本人女性たちの出身地である石川県とも多少の縁がある。

食事は予想していたよりよかった。豪勢ではないが、十分に満足できる。ただ、味付けが若干薄めだった。2人の日本人女性も同じ感想だった。

クルーズのランチ


ハロン湾の奇岩が見えてくる。1階のテーブルを離れ、2階に上がる。2階の上にももう1層のデッキがある。

ハロン湾


一番上のデッキから


しばらくして島(ティトップ島?)に上陸する。この島は数多くのクルーズ船の乗客たちで混んでいた。特に中国人観光客が目立った。おそらく中国人だけのクルーズ船を利用しているのだろう。この島には展望台があるが、かなり登ることになるので、私は遠慮した。

ティトップ島の海辺

このあと、別の島のスンソット洞窟の探索も遠慮して、船の中で待つことになる。急な石段が何段も続くからだ。上るのはともかく、下りが鬼門だ。

ルオン洞窟をカヤックもしくは小舟(なぜかbambooと呼ばれていた)で巡るオプションには参加した。もちろん選んだのは小舟だ。救命胴衣を着けて座っているだけでよい。多くの小舟が行き交うなか、中国人たちのテンションが異様に高かった。


活動を終えてクルーズ船にもどったところで、フルーツやポテトフライ、お菓子のおやつが出される。

日が暮れかかるなか、船は港に向けて引き返す。

日暮れのハロン湾

港に着いたころにはとっぷりと日が暮れていた。

夜のハロン湾

再びバスで2時間以上かけてホテルに戻ったときには9時近くになっていた。夜食はコンビニで買ったバンと韓国の飲み物(韓国語で「朝の光」とあった)で済ませた。

夜食

さてハノイでは定番のハロン湾クルーズ。正直なところ、写真で見慣れた景観は「まあこんなものか」という印象にとどまる。

それよりクルーズの他の乗客との交流が心に残っている。ドイツ語を話す機会もたっぷりあった。ゲッティンゲン(Göttingen)から来た70歳の女性には「Gö」の発音を直されたりした。ウムラウトの発音は苦手だ。

バスで私の隣の席となった50歳のイタリア人男性とも、行き帰りの6時間近く、イタリアの政治から往年のポップ・グループ(私が99Posseを知っていることに驚いていた)まで、話が尽きなかった。

明日はディエンビエンフーに飛ぶが、ハノイ空港を14時15分発なので、早起きする必要はない。

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