12月8日
9時にSuny A Hotelをチェックアウトして、ホテルに手配してもらったタクシーで空港へ向かう(20Kドン=120円)。Grabタクシーを使わなかったのは、Sunny A Hotelが狭い小路に位置していて、どこから車をピックアップしていいか確かでなかったからだ。
VietJet便は12時にダナンを出て、2時ごろにハノイに着いた。ホテルは旧市街のUrban Alley Hotelを予約していた。2泊で1193Kドン(7150円)。1泊3500円超になる。ホーチミンシティやハノイは千円、二千円台のホテルを見つけるのがむずかしい。
ハノイの空港から市内へ出るにはタクシーやGrabのほか、VietJetやベトナム航空が運営しているシャトルバスもある。格段に安い(50Kドン=300円)シャトルバスでホテルの近くまで行くことにした。バスの難点は中型バスがほぼいっぱいになるまで待たなければならないこと。このときも50分くらいまっただろうか。英語で話しかけてきたベトナム人男性と一緒にバスの中で待った。彼の助言がなければバスを降りて、タクシーかGrabを利用していたかもしれない。この男性はフエ在住の画家だった。作品をいくつかスマホで見せてもらったが、もっぱら抽象画を描いているようだった。
画家
バスから降りたのは、Urban Alley Hotelから徒歩で4分の地点。外はまだ明るく、ホテルを見つけるのはそれほど難しくはなかった。だが、バイクと車の洪水の中をくぐり抜けるのはたいへんだった。ホーチミンシティの交通混雑も相当のものだが、ハノイのカオスぶりはホーチミンを上回っている。
Urban Alley Hotel
チェックインし、しばらく休んでから外へ出る。この日も昼食は抜きだった。Urban Alley Hotelは繁華街の中にあり、食べるところには事欠かない。食堂街の中で適当に店を選び、ビーフ焼き飯とハノイ・ビールを注文する。併せて95Kドン(570円)。可もなく不可もなし。
ビーフ焼き飯とビール
12月9日
昨日コンビニ(サークルK)で購入したおにぎりを朝食とする。エビマヨのおにぎりだったが、まずかった。ライスがパラパラで、とても食べられたものではない。それでもなんとか無理をして最後まで食べた。
ツアー会社のガイドが迎えに来たのは7時半ちょうど。ホテルのスタッフが用意してくれたコーヒーを飲んでいるところだった。
表通りに待ち合わせている中型のバスに乗り込む。バスは市内のところどころで止まり、客を拾い集めていく。全員揃ったところで、3~40人くらいだっただろうか。私の隣席は中年のイタリア人男性だった。背後の席には日本人の若い女性が2人いた。東洋人は私を含めて日本人3人だけだった。残りはインド人のカップル一組ともっぱらヨーロッパ勢。ドイツ人が多いようだが、フランス語も聞こえた。
英語ガイドのベトナム人男性が今日のスケジュールを説明する。どうも聞き取りにくい。隣のイタリア人男性も「15%くらいしかわからない」と言っていた。
バスは2時間半ほどのドライブでハロンに着く。船に乗る前に、真珠の養殖所(Pearl Farm)に立ち寄った。このとき2人の日本人女性と少し話す。金沢市出身の2人で、どちらも22歳と若い。ハノイやダナンを巡る1週間の個人旅行中とのこと。
バスの一行全員が同じクルーズ船に乗り込むと、すでに昼食のテーブルがセットしてある。私は隣席のイタリア人男性、日本人の女性2人組、それにポルトガルから来た中年女性2人と同席だった。イタリア人男性は日本のコマツ(本社は石川県)で働いことがあり、日本人女性たちの出身地である石川県とも多少の縁がある。
食事は予想していたよりよかった。豪勢ではないが、十分に満足できる。ただ、味付けが若干薄めだった。2人の日本人女性も同じ感想だった。
クルーズのランチ
ハロン湾の奇岩が見えてくる。1階のテーブルを離れ、2階に上がる。2階の上にももう1層のデッキがある。
ハロン湾
一番上のデッキから










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