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2015年12月9日水曜日

東チベット2015 5月11日(丹巴)

朝6時30分のバスで丹巴(ダンバ)に向かう。マルコムから色達ほどではないにしろ、甘孜から丹巴へ向かう道も相当の悪路だった。ところどころで土砂がずり落ちたり、ずり落ちそうになっている。しかし車窓からの風景はすばらしかった。壮大な山々と点在するチベットの旗や家屋。見ていて飽きない。

景色はよいが

悪路

丹巴には2時半頃に到着した。バスを降りて歩き始めると、中年の女性が「ハロー」と追いかけてくる(英語はこの最初の一言だけだった)。「住宿」の誘いだ。1泊60元とのこと。誘いに乗ることにした。宿はバスターミナルのすぐ近くにあった。看板もないただのビルの二階。しかし部屋はツインでかなり大きく、シャワーとトイレ、テレビも付いている。Wifiはない。

丹巴には1泊だけして、明日は成都へ戻るつもりだ。まずバスターミナルで明日の成都行きのバスの切符を買う。成都までは何本もバスがありそうだ。初発のバスは満席だったので、次の朝9時のバスにした(108元)。

午後3時を過ぎたかなり遅めの昼食をチベット料理店でとる。肉料理とビール。肉料理は「不辣」(辛くない)でお願いした。久しぶりのビールだったが、残念ながら冷えていなかった。

丹巴で1泊にとどめたのは、ラルンガルコンパを見たことで今回の旅行の目的は達したと感じていたからだ。丹巴はいわば付録のようなもので、街の様子をちょっと見ればいいと思っていた。これは失敗だった。時間的には余裕があったのに(このあと成都で3泊もすることになる)、もったいないことをした。帰国後に調べてわかったことだが、丹巴はギャロン・チベット族の中心で、近郊の村にこそ見どころがある。美人谷などにも簡単に行けたはず(若い美人は成都や北京といった大都会に出てしまっており、高齢者しか残されていないともいわれているが)。ちゃんと調べておけば、チャン族の桃坪村にも行けたかもしれない。

ともあれ丹巴の街を散策する。丹巴は標高1800メートルほどとのことで、坂道を歩いても息が切れるようなことはない。ギャロン・チベット族のものか他のチベット族のものかは私は判別できないが、女性の多くは民族衣装を着用している。チベットらしい帽子をかぶっている男性も少なくない。川沿いに広がる街は小さく、小一時間で端から端まで歩ける。

丹巴

民族衣装1

民族衣装2

民族衣装3

丹巴のメインストリート

やがて日が暮れてきたので、バスターミナルの近くの安食堂で安い夕食をとり、宿に戻った。

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