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2015年12月6日日曜日

東チベット2015 5月9日(甘孜1)

ラルンガルコンパにもう1泊するという選択肢もあったが、なるべく早く成都に戻っていたという、いつもながらの心配性が出てきて、今日のうちに次の目的地である甘孜(ガンゼ)に向かうことにした。バスの不通などで万一2日も3日もどこかで足止めをくうようなことがあると困ると思ったからだ。中国の長距離バスの信頼性に問題があるとしても、ここまで心配するのは行き過ぎだったかもしれない。せいぜい1日余裕を見て、帰国の前々日に成都に着いていれば十分だっただろう。

朝の9時に宿を出て、色達行きの乗り合いタクシーを探す。場所を間違えて、しばらく無駄に待ったが、漢族らしい僧が正しい乗り場にに案内してくれた。色達まで7元。乗り合いタクシーの中は私を除いてすべて若い尼僧たちだった。色達まではせいぜい15分ほど。その15分ほどの間に私の隣の席の尼僧は車酔いで吐いていた。

ラルンガルコンパを離れ

色達に着く

色達に着き、タクシーを降りたとたんに、「ガンゼ、ガンゼ」という呼び込みの声が耳に入る。甘孜行きのタクシーだ。料金を聞くと120元だという。ちょっと高いと思ったが、このタクシーに乗り込み、満席になるまで待つ。これが間違いだった。このタクシー、実は甘孜行きではなく、名前は失念した別の街に着いて、そこでおしまい。私は別の車に移された。別の車には1人の乗客がいるだけ。いつまで待っても席は埋まらず、2時間ほどは待っただろうか。結局タクシーは出発せず、普通の乗用車に同乗して甘孜まで行くことになった。運転手間で話し合いが着いていたのだろうが、料金の追加はなかった。甘孜に着いたときにはすでに7時を過ぎていた。

色達を出発

「甘孜行きか」と確かめて乗ったにもかかわらずこのありさまだ。あとで調べると、色達から甘孜までバスもあるようだった。乗り合いタクシーにしても相場は70元らしい。これをちゃんと事前に調べておくべきだった。ただ、昨日も一昨日もWifiのない宿に泊まったうえ、中国ではGoogleのサービスを使えないので、調べるのもそう簡単ではない。

宿はLonely Planetに載っていたヒマラヤ賓館にした。トイレ・シャワー、テレビ、Wifi付きのツインルームで120元。ちょっと高いが、いい宿だった。チェックインしてから、夕暮れの甘孜の街を散策し、夕食をとる。また回鍋肉を注文してしまった。

ヒマラヤ賓館の看板

この日はほとんどの時間を無駄の多い移動に費やしたが、ドライブそのものは快適だった。天気もよく、東チベットに広がる山々や草原、チベット風の家並みはなかなかの見物だった。同乗していたチベット人の母子も、言葉を交わしはしなかったが私に笑顔を見せてくれ友好的だった。

途中の風景1

途中の風景2

甘孜は標高3400メートル。歩いていても昨日のような苦しさはない。漢族も多いが、チベットのアイデンティティが失われているわけではない。明日が楽しみだ。
 

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