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2020年1月18日土曜日

サウジアラビア2019 八日目(ジェッダ - 宿を替える)

12月25日。

今日は宿を替わる日だ。Trident Hotelのチェックアウトタイムは午後4時だから、あわてる必要はない。荷物を部屋に残したまま、外へ出る。サウジにあと3日滞在するとなれば、もう少し現金が必要になる。ネットで調べると、旧市街に両替所がいくつかある。

旧市街まで歩き、150ドルを両替した。ちょっと多すぎたが、余ったら再両替できるだろう。

両替所から少し歩くとナシーフ・ハウス(Naseef House)にたどり着く。ナシーフ・ハウスとは「19世紀から今世紀初頭にかけて栄えた商家」だ(「地球の歩き方」)。Uberの運転手が言っていたプライベート・ミュージアムもこのことだろう。残念、ナシーフ・ハウスは閉まっていた。今日だけ閉まっているのか、もう廃館になってしまったのかはわからない。明日また来てみよう。

旧市街で目に付いた建物

Lonely Planetに載っているインドネシア料理店のWong Soloも旧市街にある。時間はちょうど12時過ぎ。Wong Soloは巡礼帰りのインドネシア人でごった返していた。

Wong Solo

私も彼らに交じって店内に入り、ビュッフェ式の料理を皿に盛る。インドネシアの飲み物だろうか、甘いお茶もある。おいしかった。

Wong Soloの店内

ビュッフェ式の料理

食べる前にお金を払ったわけではない。食べ終わったあともどこでお金を払っていいのかわからない。レジらしきものはあるが、誰もいない。店員に尋ねても要領を得ない。誰もお金を払っている様子はない。私もそのまま出てしまった。

 事前に団体料金で支払い済みだったのか、それともインドネシア人巡礼者に無料で食事を提供していたのか。その中にたまたま紛れ込んでしまったのだ。

歩いてTrident Hotelに戻る。室内のテレビではBBC、CNN、France24などの英語放送を見ることができる。たまたまBBCを見ていると、サウジ関連のニュースを報道していた。トルコでのジャマル・カショギの殺害にからんで、5人に死刑判決が下されたというニュースだ。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子やその側近は無罪だった。びっくりした。外国語放送とはいえ、サウジでこの種のニュースがそのまま放映されるとう事実への驚きだ。「大きな疑問が残る」というBBCの批判的な解説もそのまま流れていた。中国だったら、即座に画面が真っ暗になるところだ。

チェックアウトに先立ち、バスタブに浸かって体を伸ばす。スマホでYoutubeの動画を見ながら。極楽極楽。

3時過ぎにチェックアウトし、次の宿のDown Town Hotelに向かう。朝食付きで2泊400リアル(12000円)と、Trident Hotelより1ランク下のホテルだ。受付にはニカブで目だけを出した女性がいたが、英語を解さないので、男性スタッフを相手にチェックインの手続きをする。

ホテルの周りを散策する。裏通りに入ると、「リッチな産油国」にふさわしくない、老朽化しメインテナンスの行き届いていない建物や道路が目に入る。しかしこれはこれで趣がある。ピカピカの高層ビルや高級品を売るストア、塵一つない滑らかな道路といった無機質な光景より、こちらのうら寂しい光景のほうが私に合っているし、興味深い。

ホテル周辺の裏通り

夕食はホテル近くの食堂でテイクアウトした。またもや懲りずにチキンとライス。飲み物と併せて確か20リアル(600円)だった。昼にたっぷり食べたせいか、半分も食べられなかった。今日はクリスマス、昨日はクリスマスイブだったが、ジェッダではクリスマスを想起させるものは皆無だった。

夕食はテイクアウトで

 

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