よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村

2020年1月3日金曜日

サウジアラビア2019 一日目(深夜のジェッダ到着)

12月18日。

関空のマレーシア航空チェックインカウンターでは予想どおり、ビザの提示を求められた。「アライバルビザをとる予定です」と答えたらどのような展開になっていたか、興味深いところだ。

9時55分に関空を発ち、クアラルンプール空港で3時間余りの待ち時間。

クアラルンプール発ジェッダ行きのマレーシア航空機の中はほぼ全員がマレーシア人の巡礼者だった。老若男女さまざま。子供もいる。男性はすべて白いタオル地の2枚の布で上半身と下半身をくるんでいる。多くは首からポシェットをぶら下げている。

マレーシア航空機内

CAもいつものマレーシアの民族服ではなく、ヘジャブ(スカーフ)を着用したイスラム風のいでたちで、「アッサラーム・アレイコム」と乗客を迎える。機内食もアラブ風だった。

機内食

ジェッダが近づいてきたころ、乗客のひとりが立ち上がって何かを唱え、それに合わせて全員が唱和する。機内放送からは祈りの声が流される。

私のような非イスラム教徒はメッカに行けない。しかし、飛行機の中で図らずも巡礼の一端にふれることができた。貴重な体験と言えよう。

ジェッダに着いたのは定刻通りの23時40分だった。飛行機から降り、入国審査を通過するまでに2時間近くかかった。入国審査のブースに居座る係員は全員が女性で、全員ニカブ(目だけを出した覆面スタイル)を着用している。これは予想外だった。このように外国人の男性とも接触する職場に女性が配置されているのにちょっとびっくり。

後日サウジ滞在中、ホテル、ファーストフード店、レストラン、スーパーのレジなどでも女性が働いている場面に遭遇した。これが最近の開放の流れの中の新しい現象なのか、それとも従来からなのかは確かでない。

指紋の採取と写真撮影だけの簡単な入国審査を終えて到着ロビーに出たときにはすでに午前2時を過ぎていた。24時間空港らしく賑やかで、ショップや各種窓口はすべてオープンしている。まずは両替。400ユーロと20ドル、日本円にすれば7万円ほどをサウジリヤル(SAR)に替える。

続いてSIMカードを購入した。MobilyとSTCの2つのブースがあったが、客が多いMobilyのほうを選んだ。データ通信量が1GBのカードで35リヤル(1000円ちょっと)。

宿はBooking.comを通じてRamda Continental Hotelを2泊予約していた。

ここでついつい呼びかけに応じて白タクを利用してしまった。時間が時間だったから焦っていたのだ。スマホの裏蓋を開けてSIMカードを挿入し、Uberでタクシーを呼ぶような余裕はなかった。せめて正規のタクシー乗り場まで行けばよかったのだが、タクシー乗り場が目に入らなかった。

白タクの運転手(50歳くらいの男性)はまず150リアル(4500円)の値段を言ってきた。これを100リアル(3000円)まで負けさせる。ところが、乗車するやいなや、やはり150リアルだと言う。この豹変は無視して、ホテルに着いたとき100リヤルだけ渡して下車した。

帰国日にUberで市内から空港まで行ったときの値段は50リアルだった。つまりこの白タクに2倍の料金を支払ったことになるが、深夜ということを考慮すれば20~30リアル程度ぼられただけかもしれない。

Ramadaは大きいホテルだけあって、深夜の2時40分ごろにもかかわらず、スムーズにチェックインできた。2泊で550リアル(16500円)。チェックインしているとき、ボーイがおしぼりとジュースを差し出してくれた。

部屋まで案内してくれたボーイはバングラデシュ人だった。「日本に行きたいがチャンスがない」と言う。「行きたい」というのはもちろん観光に行きたいではなく、働きに行きたいということだろう。

深夜にもかかわらずともかく無事ホテルまでたどり着けたことに一安心。広い部屋の中の大きいベッドの上に体を横たえた。サウジアラビアでの旅が始まるのは明日からだ。

Ramada Continental Hotel(翌朝撮影)

0 件のコメント:

コメントを投稿