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2020年1月1日水曜日

サウジアラビア2019 経緯と準備

サウジアラビアが観光ビザを解禁する噂は1、2年前から出ていたが、今年の9月27日になってようやく観光ビザ発給が正式に発表された。

サウジの観光ビザは10年ほど前にも発給されていた。しかし対象はグループツアーに限られていた。グループツアーだとかなり高額になるが、それでもいつか参加しようと思っているうちにいつのまにか発給が停止され今日に至った。

今回はグループツアーだけでなく、個人にも観光ビザが発給される。しかもオンラインで取得するEVISAのほか、アライバルビザも用意されている。

すぐにでも行きたい。だが、10月はすでにスペインとポルトガルへの旅行を予定していた。スペイン・ポルトガルから帰国後、12月後半に照準を定め、さっそくEVISAを申請した。

オンラインでのEVISAの申請はそれほど苦労なく進行したものの、最後のビザ料金と保険料(合計14000円弱)の支払いになってつまずいた。三井住友のVISAカードで支払おうとしたところ、エラーが出て支払いを完了できない。4回試みたが、いずれも失敗。つい2日ほど前にこのカードで買い物をしたばかりだから、カードの側に不備があるとは考えられない。日本発行のカードではサウジに受け入れられないのだろうか。

EVISAがだめならアライバルビザという手もある。実際、アライバルビザでサウジに入国したというブログも見かけた。しかし気がかりなのは関空でのチェックインだ。ビザを提示しないと搭乗を拒否される可能性がある。

この日はもう遅かったので、翌日になって三井住友カードに電話で問い合わせてみた。「不正を防ぐためにガードしました。本人からの依頼だと判明したのでガードを解除します」との返事。利用者にとっては不便な措置だが、これくらいガードを固くしてくれたほうが安心だ。

ホッとしてもう一度オンライン申請を繰り返す。今度は難なく送金できた。送金が完了してから10分も経たないうちにEVISAが送られてきた。発行日から1年間有効のマルチビザ。1回の訪問につき最大90日滞在できる。念のために3枚プリントアウトしておく。

次は航空券の購入。ジェッダinジェッダoutの航空券を探し、もっとも安価なマレーシア航空便を利用することにした。クアラルンプール経由で関空・ジェッダを往復し10万円ちょっと。この便の難点はジェッダ到着が夜遅く23時40分で、ジェッダ発が真夜中の2時40分であること。エミレーツ便ならもっと普通の時間帯で快適な旅ができそうだが、往復航空券が20万円になる。10万円の差は大きい。12月18日関空を発ち、12月28日にジェッダから帰国する約10日間の旅となる。

さてジェッダを起点としてサウジアラビアのどこをどう探索するか。長らく観光客を受け入れていなかった国だけあって、情報を得るのがむずかしい。独立したガイドブックもなく、「地球の歩き方」の「ドバイとアラビア半島の国々」に30ページ余り、Loney Planetの「Oman, USE & Aravian Peninsula」に50ページほどの記載があるだけだ。どちらも最新の情報ではない。前者は以前ドバイを訪れたときに購入していた。後者はオンラインでSaudi Arabiaのセクションだけをダウンロードできた(4.95米国ドル)。

メッカはイスラム教徒しか訪れることができない。メディナの一部は非イスラム教徒にも開かれているというが、その「一部」がどこなのかははっきりしない。リヤドやダンマンはただの近代都市だという記事をどこかで読んだ。結局「地球の歩き方」にあるタイフとアブハを候補地とするとすることにした。もちろんこれは暫定であり、現地でどうにでも変更できる。

これだけの準備で出発日の12月18日を迎えた。

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