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2025年5月24日土曜日

ブータン2025 五日目(タクツァン僧院、民家訪問)

 5月3日

8時ごろにホテルをチェックアウトし、パロに向かう。2時間ほどでパロに到着。パロには国際空港があり、ときおり上空に飛行機が見える。

パロに入る

パロの近くにはタクツァン僧院(別称「虎の巣」)がある。この僧院は標高3000mの岩壁に垂直に建てられており、ブータン観光の目玉、アイコンとなっている。5~6時間のハイキングでたどり着けるが、途中の第一展望台まで登るだけという選択肢もある。最後まで登るのはあきらめ、展望台からの眺めで満足するつもりだ。

我が日本人グループはラジオ体操で体をほぐしたあと、それぞれ杖を借りて、まずは展望台を目指す。舗装していない坂道を歩くのはつらい。日頃の鍛錬のなさを露呈して、私は自ずと最後尾になってしまった。疲労困憊した私のめんどうを見るかのように、添乗員が私のあとに続く。私より3歳年上の女性がしっかりした足取りではるか前を行く。さすが登山経験豊富な女性だけある。

第一展望台までの道


麓から展望台までは1時間余りの道のりだとされているが、私は2時間近くかけてようやくたどり着き、みんなに追いついた。ここで全員がしばしのティー・ブレーク(展望台にはカフェテリアが併設されている)。

展望台から僧院を望む

展望台から見たタクツァン僧院

展望台にとどまる私ともうひとりの女性を残し、他のメンバーは僧院を目指して登っていく。展望台にはいろいろな国からの観光客が休息を取っている。ドイツからやってきた2人の高齢女性とドイツ語での会話を試みる。話題はトーマス・マンをはじめとするドイツ文学や最近の政治情勢など。香港から来た女性2人組とも話す。

僧院を目指した連中が展望台に戻ってくるまでには少なくとも3時間はかかる。残された2人(私と女性1人)は、カフェテリアで昼食を済ませたあと、そうそうに下山することにした。予報されている雨が降る前に麓にもどっておきたかったからだ。

下る道も容易ではない。ベンチがあれば休みたくなる。女性には私を置いて先に行って貰うことにした。ときおり行き交う人々に声をかける。やはりインドからの観光客が多いようだが、ベトナム人の団体もいれば、ブータン人にも出会う。

麓に下り、バスに乗って、他のメンバーを待つ。雨がパラッと降ってきたが、すぐに止んだ。

全員揃ったところで、今日泊まるパロ市内のRiver Front Resortホテルに向かう。雨上がりの空には虹がさしている。


6時過ぎにRiver Front Resortホテルにチェックイン。清潔感のある広い部屋だ。

River Front Resortホテルの室内

今日の締めくくりは「民家訪問」。7時過ぎ、ホテルからバスで「民家」へ向かう。かなり大きな家だ。二階に上がり、床に直接に座って、一家の接待を受ける。ビール、ブータンの焼酎、バター茶などの飲み物に続き、いろいろな料理が出てくる。いずれもブータンの家庭料理と思われる。モモ(ネパール式餃子)もあった。辛い料理が多いが、おそらく日本人向けに辛さはかなり抑えられているのだろう。肉食派の私としては豚の背脂がことのほか美味だった。

民家

床に座り

ブータン料理を堪能

メンバーのひとりの誕生日が近いことこら、サプライズのケーキも提供され、ご相伴に与る。

食事が済むと、中庭でキャンプファイヤーを囲み、地元の若者たちによるブータンの歌と踊りを鑑賞した。本来は祭りの際に披露される仮面舞踏も見ることができた。ゆったりした歌と踊りは予想以上におもしろい。

ブータンの歌と踊り

最後に我々を含む全員で輪になって踊り、「民家訪問」を終えた。「民家」といっても、こうしたサービスを提供できるわけだから、いわばセミプロだろうが、食事も芸も十分に満足できる内容だった。

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