5月3日
8時ごろにホテルをチェックアウトし、パロに向かう。2時間ほどでパロに到着。パロには国際空港があり、ときおり上空に飛行機が見える。
パロに入る
パロの近くにはタクツァン僧院(別称「虎の巣」)がある。この僧院は標高3000mの岩壁に垂直に建てられており、ブータン観光の目玉、アイコンとなっている。5~6時間のハイキングでたどり着けるが、途中の第一展望台まで登るだけという選択肢もある。最後まで登るのはあきらめ、展望台からの眺めで満足するつもりだ。
我が日本人グループはラジオ体操で体をほぐしたあと、それぞれ杖を借りて、まずは展望台を目指す。舗装していない坂道を歩くのはつらい。日頃の鍛錬のなさを露呈して、私は自ずと最後尾になってしまった。疲労困憊した私のめんどうを見るかのように、添乗員が私のあとに続く。私より3歳年上の女性がしっかりした足取りではるか前を行く。さすが登山経験豊富な女性だけある。
第一展望台までの道
展望台から僧院を望む
展望台から見たタクツァン僧院
僧院を目指した連中が展望台に戻ってくるまでには少なくとも3時間はかかる。残された2人(私と女性1人)は、カフェテリアで昼食を済ませたあと、そうそうに下山することにした。予報されている雨が降る前に麓にもどっておきたかったからだ。
下る道も容易ではない。ベンチがあれば休みたくなる。女性には私を置いて先に行って貰うことにした。ときおり行き交う人々に声をかける。やはりインドからの観光客が多いようだが、ベトナム人の団体もいれば、ブータン人にも出会う。
麓に下り、バスに乗って、他のメンバーを待つ。雨がパラッと降ってきたが、すぐに止んだ。
全員揃ったところで、今日泊まるパロ市内のRiver Front Resortホテルに向かう。雨上がりの空には虹がさしている。
虹
River Front Resortホテルの室内
民家
床に座り
ブータン料理を堪能
食事が済むと、中庭でキャンプファイヤーを囲み、地元の若者たちによるブータンの歌と踊りを鑑賞した。本来は祭りの際に披露される仮面舞踏も見ることができた。ゆったりした歌と踊りは予想以上におもしろい。
ブータンの歌と踊り
最後に我々を含む全員で輪になって踊り、「民家訪問」を終えた。「民家」といっても、こうしたサービスを提供できるわけだから、いわばセミプロだろうが、食事も芸も十分に満足できる内容だった。
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