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2015年11月1日日曜日

北朝鮮鉄道の旅2015 八日目(10月9日)

朝早く、6時過ぎに平壌行きの列車に乗り込む。元山・平壌間は車では往復したことがあるが、列車では初めて。舗装の状態が悪くてひどく揺れた5年前の車での移動に比べ、列車の旅は快適だ。沿線の風景も興味深い。

沿線の風景 1
 
沿線の風景 2

沿線の風景 3

沿線の風景 4

沿線の風景 5

沿線の風景 6

沿線の風景 7
 

途中での一旦停止をはさみ、列車は午後2時前に平壌に着く。羊角島ホテルに再度チェックインしてから、なじみの朴氏が運転する専用車で地下鉄に向かう。平壌観光の定番、地下鉄乗車ツアーの始まりだ。私にとっては確か5回目の地下鉄試乗。前回の2013年にも乗車区間が以前より少し延長されていたのだが、今回は全区間を乗る。

我々のグループだけではなく、他の個人旅行者何名かも交えての乗車だ。外国人だけ隔離されて専用の車両に乗るのではとおそれていたが、平壌市民と一緒の車両に乗ることができた。ここで「北朝鮮2014」のブログに書いた記事を訂正しておきたい。「ガイド(案内員)について」の項で「女性2人組のガイドというのも目にしたことがない」と書いたが、今回、ある個人旅行者を2人の女性がガイドしているのを目撃した。

下車した駅は5つか6つだっただろうか。車内での写真撮影は比較的自由だった。しかし、車内である親子に「写真を撮っていいか」と尋ね、承諾を得たうえで子供の写真を撮ろうとしていたら、韓ガイドがあわてて制止した。「車内での人物の写真はダメ」というわけだ。

プラットフォームで動画を撮影していると、見習いガイドの深が近づいてきて、「平壌の人々は地方の人々に比べてやはり垢抜けしているだろう」という。正直、そう垢抜けしているとは感じられなかったが、「そのとおり。どこの国でも都会は田舎より垢抜けしている。私は田舎住まいだから、peasantだ」と答えた。深は「いやいや、あなたはそんなことはない」と大急ぎで否定してくれたが、本音がどうだったかは定かでない。

地下鉄 1

地下鉄 2

地下鉄 3

地下鉄 4

地下鉄 5(Jonathan撮影)

夕食は羊角島ホテルのチャイニーズ・レストランで中華料理ということだった。みんなの期待が高まる。しかし、出てきた料理は中華というより朝鮮料理に近いような気がした。夕食の席で広島と長崎の原爆式典に出席したJeremyとMonishaのカップルに感想などを聞く。広島では安倍首相がやじられていたらしい。Jeremyは「安部は本当は日本の核武装を望んでいるのではないか」と言っていた。

レストランの中では朝鮮中央テレビのニュースが流れていた。画面にしかめ面をした金正恩が映し出される。私は思わず「He is angry」と声に出して言った。隣のMarkがプッと吹き出す。「He is ugly」と聞こえたらしい。あえて誤解を訂正することはしなかった。

チャイニーズ・レストランでの夕食風景

 

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