二日目(10月21日)
Villa Delendaの朝食は8時から。8時過ぎに朝食会場の地下へ降りる。びっくりする。なんともレトロ。クラッシックと形容してもいい。ホテルというより、アルメニアの旧家の地下室に降り立った感じ。壁には大きな肖像ががいくつかかかっており、本棚やピアノまである。
Villa Delendaの朝食会場
8部屋しかない小さなホテルだが、食卓には6人分の皿が並べられている。残念ながら、この日は同宿者と顔を合わせることはなかった。
朝食後、宿の近くの散髪屋で髪を切る。旅行のたびに現地の散髪屋を利用するのは、このところ私の習性となっている。料金は3000ドラム、約1200円だ。円安の影響もあり、日本の1000円カットとほぼ同じ値段。海外でのヘアカットとしてはこれまでの最高値だ。ちなみに、これ以前の最高値は台湾の600円、最安値はエジプトはカイロの180円。
曇り空のもと、エレバン随一の観光スポットである「カスケード」に徒歩で向かう。カスケードとは、アルメニアのソ連併合50周年を記念して1970年に建てられただ規模な滝(カスケード)状の構造物だ。
カスケード
中年のカップルに写真を頼まれる。イランから来た観光客とのこと。カスケードを登ればはエレバンの街を眺望できる。
昼も遅くなり、小雨が降り出した。エレバンの中心である共和国広場まで戻り、歴史博物館を見学する。ネアンデルタール人の頭蓋骨などが展示されている一方、現代の歴史についてはほとんど触れられておらず、ちょっと失望した。
夕食は昨日と同じセルフ式のレストランでとった。寿司もあったので、マグロ、サーモン、アボカドのロールを食べてみた。味は期待していなかったが、予想通りのまずさだった。寿司以外の他の料理はおいしかった。
二日目もセルフサービスのレストランで(寿司3個付き)
三日目(10月22日)
今日の朝食会場には先客がいた。30歳代のロシア人女性。モスクワからやってきた観光客で、アメリカ人の女性歌手のコンサートのためにエレバンを訪れたが、肝心のコンサートがキャンセルされてしまったという。モスクワの印象などについて話しているところへ、英語の達者な別の若いロシア人女性が登場。サンクトペテルブルク出身で、こちらも観光客。中国でモデルとして働いていたらしい。モスクワの女性もサンクトペテルブルクの女性もスターリンがジョージアのゴリ出身だということを知らなかった。
このあと、スウェーデンの女性やモスクワ出身で現在はドイツのブレーメンに住んでいる男性なども加わり、活気のある朝食の場となった。
午前中は共和国広場から歩いて30分ほどのGUMマーケットを訪れた。GUMマーケットへ向かう途中、中国系の「メイソウ」やフランス系の「カルフール」などの店があったので覗いてみた。
GUMマーケットはそれなりに大きい屋内マーケットだった。予想していたローカルマーケットとはちょっと雰囲気が異なる。かといって、観光客向けのマーケットという感じもしない(そもそもエレバンにはそれほど多くの観光客がいない)。ちょっと不思議なマーケットだ。
明日はジョージアのトビリシに向かう。
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