7月7日
7時半に朝食をとる。旧市街にしては安いホテルだが、朝食の内容に不満はない。もちろんニシンの酢漬けも用意されている。
Three Crowns Residentsの朝食
予約しているリガ行きのバスは10時35分にフェリー・ターミナルDを出発する。9時過ぎにホテルをチェックアウトし、ターミナルDまで歩く。バスには3人組の台湾人が乗り合わせており、いい旅の道連れとなった。「日本に行ったことがあるか」と尋ねると、「30回くらい行った」、「毎年行っている」という答えが返ってくる。隣席となった背の高い男性は台中在住の外省人。中国語と台湾語、イーラン(宜蘭)で話されている日本語クレオーレのことなど、かなりつっこんだ話しをした。
この台湾人男性はタリンのゲストハウスで盗難に遭っている。ガラス越しに外から見える部屋に宿泊していたところ、部屋を留守にしていた際にガラスを破られてiphoneとiPadを盗まれたという。治安がいいといわれるタリンでもこうした事態が発生しうる。注意しておけばいいといっても、四六時中そうそう気を張ってばかりはいられない。運が悪かったとしか言いようがない。
台湾の3人組
ホテルは予約していなかったが、Booking.comで旧市街にあるBoutique Hotel Justusに目星を付けていた。ヘルシンキで購入したSimカードはローミングをオンにすればここでも有効だった。地下道をくぐって旧市街に入り、Boutique Hotel Justusまで20分余りの距離を歩く。
受付の中年の女性にロシア語で「ロシア語をしゃべるか」と尋ねてみた。彼女もロシア人だった。エストニアと同じく、ラトビアのロシア人比率も50%程度らしい。これまたエストニアと同様、ラトビアでもロシア語の学校はすべて閉鎖されているという。受付にはもうひとり男性もいた。彼はラトビア人だが、ロシア語の学校の閉鎖については強く反対していた。
水を購入し、小雨が降っているなか、リガの旧市街を探索する。気のせいか、タリンの旧市街より雑然としている印象を持った。しかし雰囲気は似ており、それなりの風情がある。
とりあえず2泊したかったが、1泊分はLuxiaryの部屋しか空いていなく、値段が少し高くなっていた。
他のホテルもあたってみよう。グーグル・マップをたよりに近くのホテルに入る。受付はなく、1階はカフェ・レストランだった。レストランのウェイトレスによると、このホテルはオンラインで予約し、オンラインの指示に従ってチェックインするらしい。
ウェイトレスは親切だった。ホテルを探している私を助け、私のスマホからBooking.comに入力して、別のホテルを紹介してくれた。
だが、いずれも値段が高すぎることから、Boutique Hotel Justusに引き返した。都合よくシングル・ルームのキャンセルが出たらしく、合計147ユーロで朝食付きの2泊を確保できた。
Boutique Hotel Justus
部屋でしばらく休んでから、6時過ぎにホテルに出る。受付のロシア人女性に「このあたりでミネラル・ウォーターを購入できるところはないか」と聞くと、「水はこのホテルでも売っているが、高いから、この店に行くといい」と地図付きでていねいに教えてくれた。
ホテルはリガの観光スポット「ブラックヘッド」(リガ創設800年を記念して1999年に再建された会館)のすぐ近くだ。水を売る店はブラックヘッドの向かいにあった。
ホテルからブラックヘッドへ向かう
雨に濡れる旧市街(1)
雨に濡れる旧市街(2)
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