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2016年3月8日火曜日

ミャンマー2016 二日目(ヤンゴンからミッチーナーへ)

2月9日。

朝7時、宿のスタッフが起こしに来てくれる。モーニングコールならぬmorning visitだ。7時半にタクシーを呼んであるから、朝食をとるには7時には起きていなければならない。私は6時前には目が覚めており、シャワーも済ませていたので、このmorning visitは必要なかったが、頼んでもいないのに起こしに来てくれた心遣いはうれしかった。

朝食はトースト、コーヒー、フルーツ(バナナとキンカン)と簡単だが、十分だった。朝食中、シンガポール在住のインドネシア人青年と少し話した。彼は早朝にこの宿に着いてベッドがクリアされるのを待っているところだった。6日間のミャンマー観光を終え、パガンからバスでヤンゴンに戻ってきたという。パガンは観光化されすぎているのではないかと聞くと、「それでも人気のないパゴダがいくつもあり、ひっそりとひとりで眺める日の出がよかった」という答えだった。

7時半にはタクシーはすでに下で待っていた。行き先のヤンゴン国内空港は国際空港に隣接している。朝早いということもあってか、心配していた渋滞はそれほどひどくなく、1時間ちょっとで空港に着いた。料金は9000チャット。空港から市内へ出たときより1000チャット安かった。

1時間以上待ってからチェックインが始まり、出発ロビーに入ったのはいいが、Air Mandalayのミッチーナー行きのフライトは遅れに遅れる。1時間遅れ、2時間遅れ、さらにまた1時間遅れ、4時間ほど待つはめになった。ロビーには食堂があったので、待ち時間を利用して昼食をとった。だが、食事を終えて待合室に戻りしばらくすると、ミッチーナー行きを待っている乗客に焼き飯の弁当とスープが配られた。それほど量の多い弁当ではないので、2回続けての食事だったがすべて平らげた。

出発ロビーの食堂でとった昼食

3時になってようやく飛び立ったAir Mandalay便は1時間40分ほどでミッチーナーに到着した。小さなミッチーナー空港から外へ出ようとすると、パスポートの提示を求められる。パスポート番号や名前を手書きで控えているもよう。チェックされるのは外国人だけで、ミャンマー人はフリーパスだ。いわば簡易イミグレーション。民族紛争がまだ完全には終息していないカチン州ならではのことだ。

ミッチーナー到着

宿泊先はYMCAと決めていた。タクシーで20分ほどかけて到着。YMCAはミッチーナーを訪れる外国人のいわばメインとなる宿泊所なので、予約なしで泊まれるかどうか心配していたが、15ドルで個室を確保できた。3泊することにし、45ドルを支払う。シャワー・トイレ、エアコンは付いているが、朝食はなしで、Wifiも飛んでいない。テレビもなかった。

YMCA

YMCAでは日本語を教えていると聞いていた。受付に尋ねると、毎日夕方の5時から6時まで日本語教室が開かれているとのこと。ちょうど5時になったばかりなので、見学させてもらうことにした。およそ20人の生徒を中年の女性が教えていた。5時から5時半までは初級、5時半から6時までは中級らしい。初級クラスの生徒の年齢層は15~18歳といったところ。女性が多いが、男性もちらほら交ざっている。「~で~へ行きます」という構文を練習しているところだった。「なんで学校へ行きますか」という問いに「自転車で学校へ行きます」と答えるパターンを繰り返していた。この質問が少し気になった。「なんで」と聞かれると、交通手段ではなく目的を尋ねられているように受け取るのではないだろうか。交通手段を尋ねる場合には、「なにで」と「に」をはっきり言う必要があるように思う。この疑問は私の胸の中に収めておくことにした。

YMCAの近くでは毎日夜の市が開かれているというので覗いてみる。アフリカに比べ東南アジアは写真や動画の撮影が容易だ。びくびくしながら撮る必要がない。撮られている人たちはカメラやビデオをあまり気にしない。アフリカとは異なり、カメラやビデオが特別な意味を持たないのだ。しかし、カメラを構えていると子供たちが集まってくるようなこともない。だから子供たちの写真を撮る機会はアフリカほど頻繁ではない。夜の市は想像したとおりの賑わいであり、存分に写真と動画を撮ってから宿に帰った。

ミッチーナーの夜の市

昼食を二重にとったうえ、機上でも軽食が出たこともあり、お腹はすいていない。夕食なしで就寝することにした。

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