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2016年3月18日金曜日

ミャンマー2016 五日目(ミッチーナーからマンダレーへ)

2月12日。

今日は空路でマンダレーへ向かう日だ。Air Mandalayのフライトは13時50分。YMCAからミッチーナーの空港までは遠くなく、20分もあれば到着する。ヤンゴンのように渋滞を心配する必要もない。昼の12時近くに宿を出れば十分だろう。

今日は金曜日だが、2月12日はミャンマーではUnion Day(連邦記念日)で祝日となっている。Snowland Toursの女性から聞いたところでは、朝の6時から式典やパレードがあり、民族衣装をカメラに収めるいいチャンスということだった。

で、朝7時に宿を出て街に出た。式典がどこであるかは聞いていなかった。大きなイベントだから街に出ればすぐにわかると思っていたからだ。だが、この日のミッチーナーの朝はいつもと変わらない。祝賀やパレードの影も形もない。かなり歩いたが何も見あたらず、代わりに仏教寺院などを見物しながら10時過ぎに宿であるYMCAに帰った。

ミッチーナーの寺院

すると、受付の女性が私の戻りを待っていた。ある女性が私を探してやってきて、メモを残しておいたというのだ。マンダレー行きのAir Mandalayのフライトがキャンセルになったというメモだった。Snowland Toursの女性が来たのだろう。3時過ぎの別の航空会社の便があるらしい。メモに残してあった電話番号に電話したら、予想どおりSnowland Toursの女性だった。

さっそく歩いて10分あまりのSnowland Toursに赴く。今日は祝日であり、Snowland Toursは閉まっていたが、しばらく待つと件の女性がモーターバイクでやって来た。Yadanarpon Airlinesという聞き慣れない航空会社のマンダレー行きの便が3時5分にあるとのことだ。最安値のAir Mandalayの便は76ドルだったが、こちらは115ドル。少々高いが、他に選択肢はない。ミッチーナーにもう1泊してもやることはないし、鉄道は時間がかかりすぎる。バスはない(あるかもしれないが、外国人には利用できない)。39ドルの差額を払ってこの航空券を購入した。

2日前Snowland ToursでAir Mandalayの航空券を購入したとき、私の宿泊先がYMCAであることを知らせておいた。これが幸いだった。Snowland Toursの女性がYMCAまで来てメモを残してくれていなければ、空港に着いてはじめてフライトがキャンセルされたことを知るはめになっただろう。この場合午後3時の便のチケットを入手するだけの時間的余裕があったかどうか疑わしい。つまりはミッチーナーにもう1泊するしかなかったわけだ。ヤンゴンからミッチーナーに来るときの4時間の遅延とこの日のキャンセル。ヤンゴンの旅行会社で「Air Mandalayは安いがお勧めできない」と言われたのにも理由があった。

航空券を入手し、市場の屋台で昼食をとる。ぶっかけ飯で600チャット(60円)。出発まではまだ時間があるので、YMCAに戻ってチェックアウトし、荷物を預けて、ミッチーナーの街の最後の散策に出た。

屋台で昼食

ミッチーナーの子供たち

12時を過ぎる頃、雨が降り始めた。それほど強い雨ではないが、歩き続けるのは困難なので、食堂に入ってビールとつまみを頼むなどして時間を過ごした。

最後にYMCAを出るとき受付の女性と少し話した。顔を合わせるたびに満面の笑みで迎えてくれた感じのよい女性だ。この女性もジンポー族とのこと。カチン解放軍とミャンマー政府の戦いはまだ一部の山間地域で続いているとのことだった。これは昨日ビルマ人から聞いた情報と同じだ。「ビルマ人は嫌いか」と尋ねると、「ビルマ人自体はどうということはないが、政府と軍は嫌いだ」という答えが返ってきた。

3日間滞在したミッチーナー。印象的だったのは民族的、宗教的、文化的な多様性だ。カチン州はキリスト教徒が多いらしいが、教会だけではなく仏教のパゴダもあればモスクもある。カチン族を構成する6つの少数民族に加え、ビルマ人はもちろん、かなりの中国人やインド人も住んでいるようだった。ターバンを巻いたシーク教徒もちらほら見られた。道などを尋ねるときにはシーク教徒に聞くと英語が通じる確率が高くなる。

ミッソンへ行くときに立ち寄ったバイク屋やトゥクトゥクの運転手は「我々はイスラムだ」と称していた。ベンガル人かと思ったが、そうではなくパキスタンだという。「パキスタン」が意味するところはよくわからない。最近パキスタンから移住してきたという感じではない。モスレムだがベンガル人ではないという趣旨でパキスタンと称しているのか。トゥクトゥクの運転手に「お前はイスラムだというが、ウイスキーを飲んでいたではないか」と言ったが、答えはなかった。英語がわからなかったのか、わからないふりをしたのか。

Yadanarponの3時5分発の便も遅れ、ミッチーナーを飛び立ったのは夕方5時を過ぎていた。1時間少しの飛行でマンダレーに到着。マンダレーの宿はRoyal Guesthouseに決め、ミッチーナーの空港で待っているときに携帯電話で予約しておいた。

マンダレーの空港に着くと、「タクシー、タクシー」と呼びかける声がする。複数の乗客でシェアするタクシーの呼びかけだった。これはありがたい。マンダレーは空港から市街までが遠く、通常のタクシーなら10000チャットを超える。シェアのタクシーなら4000チャット均一だ。

Royal Guesthouseに着いたのは夕方の7時過ぎ。エアコン、トイレ・シャワー・朝食付きの個室で15ドル。Wifiも利用できる。ミッチーナーのYMCAと同じ料金だが、朝食とWifiが付いているだけプラスアルファの価値がある。スタッフも応対も気持ちよかった。とりあえず2泊することにした。

夕食は宿の近くの中華食堂で済ませた。焼きそばで1800チャット(180円)。ミャンマーでは焼きそばと焼き飯は中華食堂でなくても定番のメニューとなっていることが多い。選択に困ったときには、どちらかを頼めばまず間違いない。

マンダレー最初の食事は焼きそば

昨日は半日で済むはずのミッソン観光に1日かかった。今日は今日で、午後4時ごろにはマンダレーに着いているはずのところ、フライトのキャンセルや航空券の再購入、遅延などのおかげでマンダレーの宿に到着したのは夜も更けた8時近くだった。だがこれは必ずしも不快な経験ではなかった。キャンセルさわぎのあたふたの中で、Snowland Toursの女性は「だからこの国は」と言いながら、別便を手配をしてくれた。休日にもかかわらず。以前のブログにもに書いたように、こうしたちょっとした問題や不具合への対処、その過程での人とのふれあいもミャンマー体験なのだ。

マンダレー空港から市街に向かうシェア・タクシーは8人ほどの乗客をそれぞれの目的地に運んだ。私の行き先であるRoyal Guesthouse.に着く前、ある中年女性の目的地の指示が明確でなく、タクシーは右往左往した。このため10分くらいの時間のロスが発生した。日本式の「効率」に慣れている私などはちょっとイラッとしたものだが、運転手は当の女性に対しても最後まで親切だった。それほど重大ではない遅れや不具合を許容するこうしたのんびりした心構えこそ、私が学ばなければならないことかもしれない。

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