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2016年3月27日日曜日

ミャンマー2016 八日目(ヤンゴン)

2月15日。

マンダレーからヤンゴンへ向かう夜行列車の中。リクライニングできるアッパークラスの席とはいえ、体を完全に伸ばすことはかなわず、列車の揺れも大きい。予期していたとおりよく眠れなかった。少しうつらうつらして目を覚まし、またうつらうつらすることの繰り返し。やがて外は白ずんでくる。朝の7時ごろだろうか。眠ることはあきらめ、車窓から写真や動画を撮ることにした。朝もやの中に現れ、流れ去っていく田畑、家、そして人。

ヤンゴンに向かう列車の車窓から

ヤンゴン中央駅に着いたのは9時半ごろ。2時間近くの遅れだが、これはかえって都合がよい。あまり朝早くホテルに着いてもチェックインできるかどうかわからない。宿は中央駅から歩いて10分ほどのBeauty Land Hotelに決めていた。ヤンゴン初日の8日に街を歩いていて見つけたホテルだ。トイレ・シャワー、エアコン、テレビ、朝食、Wifi付きの個室で1泊27ドルとのことだった。マンダレーにいたときに予約のメールを入れておいたが、返事はなかった(携帯電話とSkypeで電話もしたが、なぜか別のところにつながってしまった)。だから部屋を確保できているかどうかはわからない。ともかく行ってみよう。

橋上からヤンゴン中央駅を望む

予約のメールを宿が受け取っていたのかどうかははっきりしなかったが、いずれにしろ部屋は空いていた。ミャンマーを出る17日まで、2泊することにした。部屋が若干広いことを除けばマンダレーの宿と大差ないが、マンダレーの宿より12ドル高い。やはりヤンゴンは宿泊費がかさむようだ。

列車の中であまり寝ていないこともあり、ベッドに横になって2時間ほど休む。おっくうな体をどっこいしょと起こして宿を出たときにはすでに12時を過ぎていた。まず歩いて10分ほどのボーヂョーアウンサン・マーケットへ向かう。ヤンゴン最大といわれているマーケットだ。だがマーケットは閉まっていた。あとで宿のスタッフに聞くと、月曜日の今日は定休日ということだった。マーケット近くの食堂にふらっと入る。多くの人で賑わっているから、きっとおいしいだろう。カレー料理の食堂だが、何を注文していいかわからないので、テーブルの向かい側の人が食べている魚のカレーを指さす。魚のカレーのほかに、野菜と唐辛子、スープ、漬け物(?)が付く。まずくはなかったが、量的にも質的にもちょっと物足らなかった。

魚のカレーとライス

腹もふくれたところで、そのまま歩いてスーレー・パヤー(パゴダ)に向かう。スーレー・パヤーはヤンゴンの中心ともいうべき場所で、市庁舎や最高裁判所などの壮麗な建物に隣接している。パヤーの前は公園になっており、独立記念碑が建っている。公園で休んでいる親子4人連れに話しかけ、写真を撮らせてもらった。ミャンマー南部から観光に来ている家族だった(地名を教えてもらったがよく理解できなかった)。たまたまかもしれないが、ミャンマーでは英語がかなり通じた。ミッソンで遭遇した男性もこのときの家族(夫のほう)も片言ではないちゃんとした英語をしゃべった。長らく閉ざされていた国というイメージがあるうえ、ガイドブックやネット情報からも「ミャンマーでは英語が通じない」と刷り込まれていたので、これはちょっとした驚きだった。

ミャンマー人家族の子供

さらにインディアン・タウンからチャイナ・タウンへと足をのばす。ヤンゴンに到着した当日にも散策したエリアだ。チャイナ・タウンは春節(旧正月)のなごりで賑やかだった。車道にまでたくさんのテーブルを並べ、大勢の人が食事をしていた。ドラなどの鳴り物の音も聞こえる。

ヤンゴンのチャイナ・タウン

ヤンゴンを歩いていてまず気がつくのは、モーターバイクがまったく見られないことだ。ミッチーナーやマンダレーであれほど多かったモーターバイクがヤンゴンでは1台も走っていない。宿のスタッフに尋ねると、ヤンゴンの市街ではモーターバイクが禁止されているという。「外国人は例外で、ヤンゴンでもモーターバイクに乗ることができる」とも言っていたが、真偽のほどはわからない。

中国寺院など立ち寄って時間をつぶしているうち、日が暮れてきた。ヤンゴン初日に旅行社から、カラウェイ・パレスというレストランで伝統音楽の生演奏があると聞いていた。だがビュッフェ形式で35000チャット(3500円)もする。高すぎるし、値の張るレストランにはひとりで入りにくい。残念ながら今回はあきらめよう。

宿の部屋にはマンダレーを出るときに列車内で買ったお菓子が残っている。これに何かつぎ足せば十分に腹はふくれるだろう。宿の近くのRuby Martというスーパーに出向き、切り売りのお菓子とミルクを購入して夕食代わりとした。お菓子はどれもおいしかったが、どうも今回の旅では「食」がおざなりになった。節約ばかりが能ではない。次回からはもう少し計画的にちゃんとしたものを食べよう。

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