今回の旅でいくつか気がついたこと、予想外だったことなど。
まず女性のブルカ着用率の低さだ。もちろん街の中でブルカを見かけないというわけではない。見方によっては多いとも言える。しかし、2年前にタジキスタンと国境を接するイシュカシムへ行ったときには、バザールなどに外出する女性はほぼ全員がブルカを着用していた。これに対し、カブールでもバーミヤンでもブルカ姿の女性はあきらかに少数派だった。タリバンの影響が皆無に近い北部のイシュカシムでああなのだから、カブールなどでは女性の顔などほとんど見ることもできないのではないかと思っていたが、みごとに予想はずれ。タリバンの影響が強いカンダハールなどではまた別かもしれない。
髭を生やしていない男性が多かったのも予想外だった。2年前のイシュカシムで、マザーリシャリーフから来た男と会い、少し話したことがある。当時のカルザイ政権を「very good government」と称えていた石油エンジニアの彼の顔はきれいに剃ってあった。これを鮮明に覚えているのは、他の男たちがほとんど髭面だったからだ。だが、カブールやバーミヤンではclean shavenはごく当たり前で、特に印象に残るようなことではなかった。場所が変わったからそうなのか、2年という歳月の社会的変化がそうさせたのかは定かでないが、おそらく前者だろう。私が直接にかかわったガイドやドライバーたちも1人を除いて全員clean shavenだった。バーミヤンで同宿だったAliも同様。ガイドのKausarやAliと宿で食事をとっているときにそのことを指摘すると、Aliは「我々はprogressiveだから」と答えていた。
こうした相違はイスラムのイデオロギーの濃淡というより、田舎(僻地と言ってもいいかもしれない)で保守的なイシュカシムと相対的に開けたカブールやバーミヤンの違いなのかもしれない。
もうひとつ。カブールにはマクドナルドもなければスターバックもない。しかし、KFCはある。Kentucky Fried Chickenではなく、Kabul Fried Chickenだが。
まず女性のブルカ着用率の低さだ。もちろん街の中でブルカを見かけないというわけではない。見方によっては多いとも言える。しかし、2年前にタジキスタンと国境を接するイシュカシムへ行ったときには、バザールなどに外出する女性はほぼ全員がブルカを着用していた。これに対し、カブールでもバーミヤンでもブルカ姿の女性はあきらかに少数派だった。タリバンの影響が皆無に近い北部のイシュカシムでああなのだから、カブールなどでは女性の顔などほとんど見ることもできないのではないかと思っていたが、みごとに予想はずれ。タリバンの影響が強いカンダハールなどではまた別かもしれない。
カブールの女性
バーミヤンの女性
髭を生やしていない男性が多かったのも予想外だった。2年前のイシュカシムで、マザーリシャリーフから来た男と会い、少し話したことがある。当時のカルザイ政権を「very good government」と称えていた石油エンジニアの彼の顔はきれいに剃ってあった。これを鮮明に覚えているのは、他の男たちがほとんど髭面だったからだ。だが、カブールやバーミヤンではclean shavenはごく当たり前で、特に印象に残るようなことではなかった。場所が変わったからそうなのか、2年という歳月の社会的変化がそうさせたのかは定かでないが、おそらく前者だろう。私が直接にかかわったガイドやドライバーたちも1人を除いて全員clean shavenだった。バーミヤンで同宿だったAliも同様。ガイドのKausarやAliと宿で食事をとっているときにそのことを指摘すると、Aliは「我々はprogressiveだから」と答えていた。
こうした相違はイスラムのイデオロギーの濃淡というより、田舎(僻地と言ってもいいかもしれない)で保守的なイシュカシムと相対的に開けたカブールやバーミヤンの違いなのかもしれない。
2年前のイシュカシムの光景 その1
2年前のイシュカシムの光景 その2
0 件のコメント:
コメントを投稿