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2016年1月24日日曜日

ブルキナファソ2015 12月23日(帰国)

今日はブルキナファソ最後の日。ワガドゥグ発パリ行きのエールフランス機は21時5分に離陸する。夕刻に空港に向かえば十分に間に合う。

朝10時過ぎにミッション・カトリックをチェックアウトし、荷物を預けて外に出る。まず以前修道女が案内してくれた本屋に赴く。CDを買うためだ。そもそも本屋だから、それほど多くのCDを扱っているわけではない。在庫はせいぜい50枚くらいか。予備知識はゼロなので、「ブルキナの伝統音楽」と「宗教的でないもの」(カテドラルの近くだから宗教色の強いCDが少なくなかった)という2つの条件をつけて店員にいくつか選んでもらい、あてずっぽうに3枚購入した。

街の中心に向かって歩いていると、間口一間ほどの小さなCD屋があったので、ここでも2枚購入した(正規品ではなく、CD-Rに焼いたものだった)。

あれこれしているうちに、すでに12時を過ぎている。Lonely Planetの旧版に掲載されていたLa Foretというレストランに入ることにした。ビールと料理を適当に注文する。出てきたのは羊肉のスープに加え、白くて大きな饅頭というかパンというか、ちょっと滑稽感が漂う不思議な代物。これがなかなかおいしかった。食感はパンのようでもあり餅のようでもある。ウガンダで食べたウガリに似ているが、ウガリと違ってほんのりとした甘みがついている。店員に聞くと「フート」ということだったが、帰国してから調べるとfufuという、キャサバ(cassava)やその他の粉物からつくられた食物らしい(「フート」は私の聞き間違いだろう)。「アフリカの旅行では食の楽しみは期待できない」という偏見がここでも修正された。

レストランで昼食

午後は昨日に続き裏通りの探索にあてた。子供の髪を編んでいる場面に遭遇し、動画に撮らせてもらう。ブルキナファソはどうにも写真や動画の撮りにくい国だと思っていたが、そうとも限らないようだ。テーブルが2つの小さな「カフェ」で一休みし(コーヒー1杯が10円か20円だった)、さらに探訪を続ける。

子供の髪を編む

街角の「カフェ」

食事をする子供たち

子供たち

夕方5時前にミッション・カトリックに戻り、空港までのタクシーを呼んでもらう。昨日、アメリカ人女性が「宿にタクシーを呼んでもらおうとしたが、あまりいい顔をされなかった」と言っていたのでちょっと気後れがしていたが、ごく普通の態度でタクシーの運転手に連絡してくれた。

5時かっきりにタクシーはやってきた。空港まで2000CFAとのこと。来たときより1000CFA安い。空港までの途、運転手と話す。サボのワニのこと、マリの政情不安のこと、ブルキナファソのクーデター騒ぎと最近の大統領選挙のことなど。運転手は「一番いい形に落ち着いた」と満足そうだった。その後1か月も経たないうちにワガドゥグのホテルが襲撃され30人もの死者を出すことなどこのときには知るよしもなかった。

夜の9時過ぎにワガドゥグを発った飛行機は翌朝6時にパリのシャルル・ド・ゴール空港に着いた。成田行きのエールフランス機は13時30分に発つ。ずいぶん待ち時間があるが、まだ真っ暗で寒いパリの街に出てもめんどうなだけだ。お金もかかる。空港で待つしかない。長い安楽椅子に横になり、休みながら待った。

パリから成田、成田から羽田、羽田から伊丹へと乗り継ぎ、ブルキナファソへの旅は終わった。

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