12月27日。
サウジアラビア最後の日だが、フライトは翌日午前2時40だから、今日1日たっぷりと観光に充てることができる。
ホテルでの朝食のあと、まず目指したのはLittle India。Lonely Planetに載っていたインド人街だ。ホテルから歩けば40分以上かかるので、Uberを呼ぶ。Down Town Hotelのチェックアウトタイムは午後3時だから、荷物は部屋に残したまま。
Little Indiaらしき場所に到着する。ジェッダの他の区域と同様に閑散としており、インド風のものは見当たらない。レストランも数店舗あるものの、アラブ料理店なのかインド料理店なのか、私には区別できない。食料店に入っても同じ。タミール文字の看板をチラッと見かけたのが唯一のインドらしさだった。街角にたむろしている2、3人の男たちに「ここはインディアン・タウンか」と尋ねると「そうだ」との答えだったので、釈然としないがここがLittle Indiaなのだろう。
がっかりしたままホテルに戻り、3時ぎりぎりまで体を休める。今日は(正確には明日は)深夜のフライトだ。しっかりと休んでおこう。
3時にチェックアウトし、荷物をホテルに預けてから、またUberを呼ぶ。今度の行き先はRed Sea Mall。昨日訪れたAl Salam Mallとならぶ巨大ショッピングセンターだ。今日は金曜日。金曜日でもRed Sea Mallがオープンしていることは、ホテルのスタッフに聞いて確かめてある。
Red Sea Mallの入口のひとつは映画館への入口ともなっている。Voxという名前の映画館だ。そういえば、2年ほど前にリヤドで映画館がオープンしたというニュースを耳にしたことがある。帰国後に調べると、35年ぶりの映画館開館らしい。といっても、これまで映画が完全に禁止されていたわけではない。インターネットを通じて個人ベースで映画を見ることはずっと可能だった。
Red Sea MallはAl Salam Mallとよく似た配置になっている。衣料や装飾品の専門店が並び、奥まったところにスーパーマーケットのDanubeがある。2階にはフードコート。相違は映画館の有無だが、Al Salam MallでもVoxが建設中だった。
フードコートを見て回っていたとき、オープン式のステーキハウスで食事していた3人組の若い男たちが声をかけてきた。日本から来たこと、タイフとアブハを巡り、今日(正確には明日だが)がサウジ最後の日であることなどを話す。3人は兄弟で、アブハ近くの出身とのことだった。
うち2人が私をスターバックスまで連れて行き、キャラメルマキアートをおごってくれた。英語を話せるのは彼らのうちの1人(たぶん長兄)だけだった。米国のサンディエゴに語学留学していた彼は中国、マレーシア、フィリピンなどかなりの国を旅行したとのことだった(日本には来ていない)。どこが一番気に入ったかと訊いたところ、即座に「フィリピン」と答えた。「(フィリピンは)米国よりよかった」とも。
キャラメルマキアートを飲んでいると、私の隣に東洋人風の男性2人組が座ってくる。予想したとおり韓国人だったので、韓国語で話し始めたが、あとが続かず英語に切り替える。30代と60代の彼らは石油関係のエンジニアで1週間前にサウジに来たばかりだった。
フードコートには寿司のコーナーやWagamamaという店舗もあった。Wagamamaは確かロンドンを拠点とする和食(もどきの)チェーンだ。
早めの夕食をどこにするか迷ったが、結局シャワルマに決めた。これまでサウジ料理らしきものをほとんど食べていない。シャワルマはサウジ料理かどうかはわからないが、少なくとも中東のものであることは確かだ。ペプシコーラやポテトチップとセットで20リアル(600円)。おいしかった。
スーパーを一巡りして外へ出るとすでに暗くなっている。タクシーでホテルまで引き返す。途中、Corniche(海岸通り)を通過したが、噴水は今日も見られなかった。
預けていたバックパックを引き取り、ホテルを出て、Uberで空港へ向かう。
空港に着いたのは9時過ぎだった。フライトまで5時間余りある。残っていたリアルを米国ドルに再両替する。110ドルほど返ってきた。再両替できたのは100リヤルと50リアルの紙幣だけで、10リアル紙幣が5、6枚手元に残った。残ったお金でケーキ、コーヒー、アイスクリームを買う。最後に1リアル紙幣1枚だけが残った。
早めにチェックインと入国審査を終え、真夜中2時40分のフライトを待つ。(続く)
サウジアラビア最後の日だが、フライトは翌日午前2時40だから、今日1日たっぷりと観光に充てることができる。
ホテルでの朝食のあと、まず目指したのはLittle India。Lonely Planetに載っていたインド人街だ。ホテルから歩けば40分以上かかるので、Uberを呼ぶ。Down Town Hotelのチェックアウトタイムは午後3時だから、荷物は部屋に残したまま。
Little Indiaらしき場所に到着する。ジェッダの他の区域と同様に閑散としており、インド風のものは見当たらない。レストランも数店舗あるものの、アラブ料理店なのかインド料理店なのか、私には区別できない。食料店に入っても同じ。タミール文字の看板をチラッと見かけたのが唯一のインドらしさだった。街角にたむろしている2、3人の男たちに「ここはインディアン・タウンか」と尋ねると「そうだ」との答えだったので、釈然としないがここがLittle Indiaなのだろう。
Little India?
がっかりしたままホテルに戻り、3時ぎりぎりまで体を休める。今日は(正確には明日は)深夜のフライトだ。しっかりと休んでおこう。
3時にチェックアウトし、荷物をホテルに預けてから、またUberを呼ぶ。今度の行き先はRed Sea Mall。昨日訪れたAl Salam Mallとならぶ巨大ショッピングセンターだ。今日は金曜日。金曜日でもRed Sea Mallがオープンしていることは、ホテルのスタッフに聞いて確かめてある。
Red Sea Mallの入口のひとつは映画館への入口ともなっている。Voxという名前の映画館だ。そういえば、2年ほど前にリヤドで映画館がオープンしたというニュースを耳にしたことがある。帰国後に調べると、35年ぶりの映画館開館らしい。といっても、これまで映画が完全に禁止されていたわけではない。インターネットを通じて個人ベースで映画を見ることはずっと可能だった。
Voxで上映中の映画
チケット販売機
Red Sea MallはAl Salam Mallとよく似た配置になっている。衣料や装飾品の専門店が並び、奥まったところにスーパーマーケットのDanubeがある。2階にはフードコート。相違は映画館の有無だが、Al Salam MallでもVoxが建設中だった。
Red Sea Mall
フードコートを見て回っていたとき、オープン式のステーキハウスで食事していた3人組の若い男たちが声をかけてきた。日本から来たこと、タイフとアブハを巡り、今日(正確には明日だが)がサウジ最後の日であることなどを話す。3人は兄弟で、アブハ近くの出身とのことだった。
うち2人が私をスターバックスまで連れて行き、キャラメルマキアートをおごってくれた。英語を話せるのは彼らのうちの1人(たぶん長兄)だけだった。米国のサンディエゴに語学留学していた彼は中国、マレーシア、フィリピンなどかなりの国を旅行したとのことだった(日本には来ていない)。どこが一番気に入ったかと訊いたところ、即座に「フィリピン」と答えた。「(フィリピンは)米国よりよかった」とも。
コーヒーをおごってくれた兄弟
キャラメルマキアートを飲んでいると、私の隣に東洋人風の男性2人組が座ってくる。予想したとおり韓国人だったので、韓国語で話し始めたが、あとが続かず英語に切り替える。30代と60代の彼らは石油関係のエンジニアで1週間前にサウジに来たばかりだった。
フードコートには寿司のコーナーやWagamamaという店舗もあった。Wagamamaは確かロンドンを拠点とする和食(もどきの)チェーンだ。
早めの夕食をどこにするか迷ったが、結局シャワルマに決めた。これまでサウジ料理らしきものをほとんど食べていない。シャワルマはサウジ料理かどうかはわからないが、少なくとも中東のものであることは確かだ。ペプシコーラやポテトチップとセットで20リアル(600円)。おいしかった。
シャワルマ
スーパーを一巡りして外へ出るとすでに暗くなっている。タクシーでホテルまで引き返す。途中、Corniche(海岸通り)を通過したが、噴水は今日も見られなかった。
夜のRed Sea Mall
預けていたバックパックを引き取り、ホテルを出て、Uberで空港へ向かう。
空港に着いたのは9時過ぎだった。フライトまで5時間余りある。残っていたリアルを米国ドルに再両替する。110ドルほど返ってきた。再両替できたのは100リヤルと50リアルの紙幣だけで、10リアル紙幣が5、6枚手元に残った。残ったお金でケーキ、コーヒー、アイスクリームを買う。最後に1リアル紙幣1枚だけが残った。
早めにチェックインと入国審査を終え、真夜中2時40分のフライトを待つ。(続く)
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