12月26日。
Down Town Hotelは朝食が付いている。サウジに来てから、まともな朝食を食べていない。ほとんど前日の残りで済ませていた。Booking.comのレビューではここの朝食が「mediocre(凡庸)」との評価もあったので大きな期待はできないものの、ちょっと楽しみだ。
朝食はビュッフェ式。簡単なサウジ風の料理3品に加え、フルーツやチーズ、フルーツ、卵、ナンとトーストなどが用意されている。mediocreといえばmediocreだが、1泊6000円のホテルにこれ以上の朝食を求めるのは酷だろう。
11時ごろにホテルを出て、UberでAl Salam Mallというショッピングモールに向かう。
サウジアラビアでは公共交通があまり発達していない。主たる移動手段は車だ。公共バスは存在するが、カバーする範囲はそう多くなく、本数も少ないようだ。ジェッダにいくつかある巨大ショッピングモールに行くにも、車がないと不便だ。つい2年ほと前には女性の運転が禁止されていたが、これがいかに女性の自由を束縛するものか、容易に想像できる。東京や大阪で運転できないのとはわけが違う。
モールに近づいてまず目に入るのはIKEAの大きな看板。IKEAはこのモールの2階に入っている。いくつかあるEntranceの1つからモールの中へ入る。
Al Salam Mallは大きくモダンだ。もっぱら旧市街や「リッチな産油国」にふさわしくないうらびれた裏通りばかりを見てきた目には新鮮な光景。さびれた裏通りや物乞いもサウジなら、この現代的な消費社会もサウジだ。
家具、電気製品、婦人服と何でも揃っている。奥に進むとDanubeという大きなスーパーマーケットもある。土産物を買うのにちょうどよい。デーツ(ナツメヤシ)チョコレートをいくつか購入。
フードコートもあり、ちょうど昼時なので、かなり混み合っていた。マクドナルドやKFC、地元のフォースフードチェーンのAl Baikなど20~30店舗をざっと見て回り、ビーフサンドイッチに決めた。米国のチェーン店のものらしい。ここでもサウジ固有の料理を逃してしまったが、サンドイッチとポテトチップスはおいしかった。
タクシーで宿まで戻り、少し休憩してから、徒歩で旧市街に向かう。昨日閉まっていたナシーフ・ハウスに行くためだ。だが、ナシーフ・ハウスは今日も閉まっている。おそらく半永久的に閉館してしまったのだろう。
ナシーフ・ハウスの近くにMattouli House Museumがある。Lonely Planetに載っているMuseumだが、その由来や内容の説明は載っていなかった。
Mattouli House MuseumはMuseumと呼ぶには小さすぎるプライベートな伝統家屋だった。一応入場料があり、20リアル(600円)。複雑な3階構造の屋内にはソファ、カーペット、寝台、写真、各種装飾品などが配置してあった。おそらく20世紀初頭から中頃にかけてのものだろう。
時刻は5時半。そろそろ薄暗くなりはじめた。夕暮れにCorniche(海岸通り)まで行けば、沖合いに吹き上がる「ファハド王の噴水」を見ることができるかもしれない。世界でもっとも高いといわれている噴水だ。
ホテルの受付で聞いたところ、噴水は上がる日もあれば上がらない日もあるとのことだった。
UberでCornicheに着いたころにはすでに日は沈んでいた。残念ながら噴水は上がっていない。Cornicheの人波は昼間より多い。ひとりの若者とグーグル翻訳を介しての会話になった。噴水が上がるのかどうか、もっと待てばいいのか、という趣旨のことを尋ねると、彼がスマホに表示した答えは「I don't know」だった。おそらく今日はだめだろう。
海岸に集まっている人たちの写真を撮ろうとしたとき、ちょっとしたトラブルが発生した。自分の家族が写真に撮られていることに気付いた男が私に詰め寄り、写真を削除するように求めてきたのだ。かなり強い調子だった。従うしかない。といっても当の写真はピンボケ状態だったから、惜しいようなものではない。
Cornicheをしばらくぶらぶらし、ジェッダの夜景を楽しんでから、タクシーでホテルに帰った。夕食は買い置きの菓子パンで済ます。
明日はいよいよサウジアラビア最後の日だ。
Down Town Hotelは朝食が付いている。サウジに来てから、まともな朝食を食べていない。ほとんど前日の残りで済ませていた。Booking.comのレビューではここの朝食が「mediocre(凡庸)」との評価もあったので大きな期待はできないものの、ちょっと楽しみだ。
朝食はビュッフェ式。簡単なサウジ風の料理3品に加え、フルーツやチーズ、フルーツ、卵、ナンとトーストなどが用意されている。mediocreといえばmediocreだが、1泊6000円のホテルにこれ以上の朝食を求めるのは酷だろう。
ホテルで朝食
11時ごろにホテルを出て、UberでAl Salam Mallというショッピングモールに向かう。
サウジアラビアでは公共交通があまり発達していない。主たる移動手段は車だ。公共バスは存在するが、カバーする範囲はそう多くなく、本数も少ないようだ。ジェッダにいくつかある巨大ショッピングモールに行くにも、車がないと不便だ。つい2年ほと前には女性の運転が禁止されていたが、これがいかに女性の自由を束縛するものか、容易に想像できる。東京や大阪で運転できないのとはわけが違う。
モールに近づいてまず目に入るのはIKEAの大きな看板。IKEAはこのモールの2階に入っている。いくつかあるEntranceの1つからモールの中へ入る。
モールの入口
Al Salam Mallは大きくモダンだ。もっぱら旧市街や「リッチな産油国」にふさわしくないうらびれた裏通りばかりを見てきた目には新鮮な光景。さびれた裏通りや物乞いもサウジなら、この現代的な消費社会もサウジだ。
家具、電気製品、婦人服と何でも揃っている。奥に進むとDanubeという大きなスーパーマーケットもある。土産物を買うのにちょうどよい。デーツ(ナツメヤシ)チョコレートをいくつか購入。
スーパーマーケット(Danube)
フードコートもあり、ちょうど昼時なので、かなり混み合っていた。マクドナルドやKFC、地元のフォースフードチェーンのAl Baikなど20~30店舗をざっと見て回り、ビーフサンドイッチに決めた。米国のチェーン店のものらしい。ここでもサウジ固有の料理を逃してしまったが、サンドイッチとポテトチップスはおいしかった。
フードコート
昼食のビーフサンド(値段は忘れた)
タクシーで宿まで戻り、少し休憩してから、徒歩で旧市街に向かう。昨日閉まっていたナシーフ・ハウスに行くためだ。だが、ナシーフ・ハウスは今日も閉まっている。おそらく半永久的に閉館してしまったのだろう。
ナシーフ・ハウスの近くにMattouli House Museumがある。Lonely Planetに載っているMuseumだが、その由来や内容の説明は載っていなかった。
Mattouli House MuseumはMuseumと呼ぶには小さすぎるプライベートな伝統家屋だった。一応入場料があり、20リアル(600円)。複雑な3階構造の屋内にはソファ、カーペット、寝台、写真、各種装飾品などが配置してあった。おそらく20世紀初頭から中頃にかけてのものだろう。
Mattouli House Museum(その1)
Mattouli House Museum(その2)
Mattouli House Museumのオーナー(あるいは管理人)
時刻は5時半。そろそろ薄暗くなりはじめた。夕暮れにCorniche(海岸通り)まで行けば、沖合いに吹き上がる「ファハド王の噴水」を見ることができるかもしれない。世界でもっとも高いといわれている噴水だ。
ホテルの受付で聞いたところ、噴水は上がる日もあれば上がらない日もあるとのことだった。
UberでCornicheに着いたころにはすでに日は沈んでいた。残念ながら噴水は上がっていない。Cornicheの人波は昼間より多い。ひとりの若者とグーグル翻訳を介しての会話になった。噴水が上がるのかどうか、もっと待てばいいのか、という趣旨のことを尋ねると、彼がスマホに表示した答えは「I don't know」だった。おそらく今日はだめだろう。
海岸に集まっている人たちの写真を撮ろうとしたとき、ちょっとしたトラブルが発生した。自分の家族が写真に撮られていることに気付いた男が私に詰め寄り、写真を削除するように求めてきたのだ。かなり強い調子だった。従うしかない。といっても当の写真はピンボケ状態だったから、惜しいようなものではない。
夜のCorniche
Cornicheをしばらくぶらぶらし、ジェッダの夜景を楽しんでから、タクシーでホテルに帰った。夕食は買い置きの菓子パンで済ます。
明日はいよいよサウジアラビア最後の日だ。
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