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2023年8月2日水曜日

モンゴル2023 ハラホリン(カラコルム)到着

 7月15日。

今日の朝食の席は昨日ほどにぎやかではなかった。私が顔を出したときに朝食の場にいたのは米国ジョージア州出身の青年ひとりだけだった。彼はモンゴル、日本を経て、東南アジアを数か月かけて旅行する予定とか。そのうち、昨日会った韓国人女性や一昨日チェックインしたときに見かけた米国人も現れた。カリフォルニア州出身のこの男性、日焼けしていて米国人といった雰囲気ではない。それもそのはず、米国を出てから9年以上、一度も帰国することなく世界を放浪しているという。

9時半にゲストハウスをチェックアウトた。ハラホリン行きのバスがドラゴン・バスターミナルを出るのは11時だから、ちょっと早すぎるが、Better to be too early than to be too lateだ。

ゲストハウス近くの大きな通りに出て、配車アプリのUBCabでタクシーを呼ぶ。だがなかなかドライバーとマッチングできない。ドライバーからかかってきた電話を通りがかりのモンゴル人女性に受けてもらい、ようやく車と遭遇できた。

車に乗り込むと、運転手が韓国語で話しかけてくる。流暢な韓国語だ。韓国の大学に留学していたという。ウランバートルに戻ったときの観光案内を売り込んでくるが、韓国語の案内ではちょっと躊躇する。

バスは11時5分ごろに出発した。通路を隔てた隣には日本人男性が座っていた。5日間のモンゴル旅行で、乗馬やゲル体験のツアーに申し込んでおり、ハラホリンまでは行かずに途中で降車し、ガイドと合流するらしい。長野在住のこの男性、以前に2年間かけて世界を一周したという経験の持ち主だ。

ゲストハウスをチェックアウトする際に部屋の鍵を返却していないことに気がついた。バスの中からゲストハウスに電話し、ウランバートルに戻ったときに返却すると伝えておく。

4時間近く走ったところで、ランチ休憩となった。私が注文したのは「グルヤシ」という肉の煮込み料理。ハンガリーの「グヤーシュ」由来の料理らしい。11500MNT(450円ほど)。

グルヤシで遅めの昼食


ハラホリン(カラコルム)の宿はGaya's Guesthouseを予約していた。ネットの評判がよく、ドーミトリー形式が基本だが、個室も備えている。私が予約したのはもちろん個室で、朝食付きで1泊30ドル。バスターミナルまではからは2km以上離れており、あらかじめ連絡しておけば無料で送迎してくれる。

バスがハラホリンに着いたのは夕方の6時近く。ウランバートルから7時間ほどかかったわけだ。バスターミナルにはゲストハウスのオーナー夫人が迎えにきてくれていた。バスの到着を待っていたかのようににわか雨が降りだす。

草原の中にあるGaya's Guesthouseはウランバートルのゲストハウスとはかなりおもむきが異なる。メインの建物のほかに、7、8棟のゲルの宿舎がある。

Gaya's Guesthouse(1)

Gaya's Guesthouse(2)

ゲストハウスに到着したときは、落雷のせいで停電だったが、すぐに回復した。共有スペースにはドイツ人の女性がいた。ドイツ語で話してみる。トーマス・マンのことなど。女性は数か月の予定でアジアを旅行しているということだった。モンゴルのあとは日本に向かう。日本には最低3週間は滞在する予定という。モンゴルで出会う欧米人はすべて長期旅行者だ。それはそうだろう。遠い欧米からモンゴルだけをターゲットとしてやってくるケースは考えにくい。日本、中国、韓国の旅行者とはわけが違う。

Gaya's Guesthouseを切り盛りしているのはオーナー夫人とその2人の娘(次女と三女)で、主人はあまり表に出てこない。夫人によれば「シャイだから」ということだった。夫婦の長女は大阪に留学中という。

ゲストハウスの周りには便利なコンビニやレストランなどはない。もっとも近いスーパーマーケットまでは歩いて10分ほどかかる。モンゴルの夏は8時過ぎまで日が沈まない。雨もやんでいるので、スーパーまで出かけ、カップヌードル(中国製)、イワシの缶詰(ロシア製)、ソフトドリンクを購入して夜食とした。ゲストハウスには2泊だけ予約してあったが、もう1泊延長してもよい。明日決めよう。

スーパーからの帰り道

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