7月6日
Madinah Hotelの昼食は8時から10時まで。8時過ぎに6階の朝食会場に行く。ビュッフェ式の朝食は1泊5000円という値段にしては充実していた。中年の女性2人と若い男性1人のグループと少し会話する。女性1人と男性はトルコ人で、もう1人の女性は彼らの友人のアゼルバイジャン人とのこと。トルコ語とアゼルバイジャン語は互いに意思疎通が可能らしい。
朝食
11時半にホテルを出る。このホテルはカスピ海には近いが、バクーの中心である旧市街やFountain Squareには徒歩で30分以上かかる。バクーを知るためにも、カスピ海沿いに北方に向かい、街の中心まで歩いてみた。日差しは強いが、汗をかくほどではなく、快適な散歩になった。観覧車やシドニーのオペラハウスを想起させる大きな建物が目に入る。この建物はDeniz Mall (Waterfront Mall)というショッピング・モールだ。
観覧車とショッピング・モール
カスピ海
旧市街を通り抜け、Fountain SquareからNesami Streetへ出る。両替所があったので、昨日空港で拒否されたカナダドルを交換する。旧紙幣ということで通常より低いレートでの交換だったが、200マナト(2万円あまり)の現金を入手できた。
お金もできたところで、Taza basar(タザ・バザール)を目指す。グーグル・マップに従って歩くこと30分以上、バザールのあるべき場所に達したがなにも見当たらない(Taza Basarは移転していたことを後日知る)。
再び長い距離を歩いてカスピ海沿いに戻り、ベンチで休む。目の前を6、7人の家族連れが通りかかる。女性陣の服装(全員が黒いアバヤ、目だけを露出したニカブを着用している女性もいる)から判断して、おそらくアラブ圏からの観光客だろう。一行は私のベンチの前に立ち止まり、家長らしい男性が私に「Japan?」と聞いてきた。
案の定、彼らはサウジアラビアからの観光客だった。男性が私に声をかけたのは日本への興味かららしい。16歳の息子は大の日本びいきとのこと。本人も日本へ旅行経験があり、「街はきれいで、人は親切」とべた褒めだった。別に私が褒められたわけではないが、聞いて悪い気はしない。私も数年前のサウジ旅行について話した。この時期(7月)のサウジは気温が50度を超え、車の中ではエアコンも効かないほどだという。彼らにとってアゼルバイジャン旅行は避暑をかねている。
朝食をたっぷり食べたこともあり、昼食は抜いていた。少し早めだが、午後6時ごろにDeniz Mallのフードコートで夕食をとることした。フードコートにはマクドナルドやKFCもあるが、アゼルバイジャンまで来て米国のファストフードはないだろう。パンの上にケバブが載った料理とコーラを注文した。値段は10マナト強(約1000円)。
フードコートで夕食
夕食後、ぶらぶら歩きながらホテルへ戻った。今日は一日よく歩いた。隣のスーパーでヨーグルトを買ってから部屋に入る。
カスピ海沿いを歩く
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