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2024年7月25日木曜日

アゼルバイジャン2024 二日目(バクー)

 7月6日

Madinah Hotelの昼食は8時から10時まで。8時過ぎに6階の朝食会場に行く。ビュッフェ式の朝食は1泊5000円という値段にしては充実していた。中年の女性2人と若い男性1人のグループと少し会話する。女性1人と男性はトルコ人で、もう1人の女性は彼らの友人のアゼルバイジャン人とのこと。トルコ語とアゼルバイジャン語は互いに意思疎通が可能らしい。

朝食

11時半にホテルを出る。このホテルはカスピ海には近いが、バクーの中心である旧市街やFountain Squareには徒歩で30分以上かかる。バクーを知るためにも、カスピ海沿いに北方に向かい、街の中心まで歩いてみた。日差しは強いが、汗をかくほどではなく、快適な散歩になった。観覧車やシドニーのオペラハウスを想起させる大きな建物が目に入る。この建物はDeniz Mall (Waterfront Mall)というショッピング・モールだ。

観覧車とショッピング・モール


カスピ海

カスピ海沿いの公園のベンチで休んでいると、50~60代くらいの男性が「イポーニア(日本)?」とロシア語で声をかけてきた。ニイハオと挨拶されることはよくあるが、日本人かと尋ねられることは珍しい(実際、今回の旅では日本人を誰一人見かけなかった)。男性はロシアのダゲスタンから来ているという。ダゲスタンは一度足を踏み入れたこともあり、再訪したいと思っている場所でもあったので、男の話につたないロシア語で対応した。男は服装こそ普通だが、物乞いだった。「食べるものを買いたいのでお金をくれ」と言う。これには、「ウミニャー ニエット ジェーニク」(私はお金を持っていない)と文法的にも正確な(ちゃんと否定生格を使っている)完璧なロシア語で答えた。男は無言で去って行った。

旧市街を通り抜け、Fountain SquareからNesami Streetへ出る。両替所があったので、昨日空港で拒否されたカナダドルを交換する。旧紙幣ということで通常より低いレートでの交換だったが、200マナト(2万円あまり)の現金を入手できた。

お金もできたところで、Taza basar(タザ・バザール)を目指す。グーグル・マップに従って歩くこと30分以上、バザールのあるべき場所に達したがなにも見当たらない(Taza Basarは移転していたことを後日知る)。

再び長い距離を歩いてカスピ海沿いに戻り、ベンチで休む。目の前を6、7人の家族連れが通りかかる。女性陣の服装(全員が黒いアバヤ、目だけを露出したニカブを着用している女性もいる)から判断して、おそらくアラブ圏からの観光客だろう。一行は私のベンチの前に立ち止まり、家長らしい男性が私に「Japan?」と聞いてきた。

案の定、彼らはサウジアラビアからの観光客だった。男性が私に声をかけたのは日本への興味かららしい。16歳の息子は大の日本びいきとのこと。本人も日本へ旅行経験があり、「街はきれいで、人は親切」とべた褒めだった。別に私が褒められたわけではないが、聞いて悪い気はしない。私も数年前のサウジ旅行について話した。この時期(7月)のサウジは気温が50度を超え、車の中ではエアコンも効かないほどだという。彼らにとってアゼルバイジャン旅行は避暑をかねている。

朝食をたっぷり食べたこともあり、昼食は抜いていた。少し早めだが、午後6時ごろにDeniz Mallのフードコートで夕食をとることした。フードコートにはマクドナルドやKFCもあるが、アゼルバイジャンまで来て米国のファストフードはないだろう。パンの上にケバブが載った料理とコーラを注文した。値段は10マナト強(約1000円)。

フードコートで夕食

夕食後、ぶらぶら歩きながらホテルへ戻った。今日は一日よく歩いた。隣のスーパーでヨーグルトを買ってから部屋に入る。

カスピ海沿いを歩く

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