7月11日
バクー市内ツアーを予約したTES Tourからメールが届いている。なんと今日のツアーは中止とのこと。私以外に申し込んでいた3人がキャンセルしてしまったためだ。その代わり、旧市街ウォーキング・ツアーに無料で参加できるという。10時ごろにTES Tourを訪れ、昨日支払った50マナトを返金してもらう。
城壁に囲まれた旧市街を歩くツアーは11時に始まった。といっても参加者は私以外にはかなり高齢の英国人女性クリスティーひとりだけ。シルヴァンシャー王朝やオスマン帝国に支配され、ゾロアスター教とイスラムが交差するバクーの歴史。旧市街に残されたその遺跡は、ソ連時代には軽視され、なかば忘れられていた。旧市街を歩きながらガイドはそうした流れを説明するが、私の頭には入ってこない。英語が聞き取りにくいということもあるが、基礎となる歴史的文化的な知識が不足していることが大きい。
世界遺産のシルヴァンシャー宮殿の入場料は25マナト(2400円ほど)。入場料の高さから私は入りたくなかったのが、クリスティーナのリクエストで入場することになった。
Aliaga Vahidというアゼルバイジャンの現代詩人の不思議な頭像も見た。頭髪や側頭部、後頭部にそれぞれ細かい彫刻が組み込まれているのだ。
最後にお茶とお菓子を売っている店に入って休憩した。こうした場所では、お茶かお菓子を購入することが礼儀なのだが、クリスティーナも私も何も買わなかった。その代わり、お茶とお菓子の代金(1人あたり700円くらい)は払っておいた。お茶もお菓子もおいしかったのだが、私のバックパックには土産物を入れるスペースがない。ツアーが終了したのは2時半だった。
ガイドとクリスティーナ
お茶とお菓子で休憩
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