よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村

2024年10月22日火曜日

トルコ2024 八、九日目(アンカラ)

 10月1日

アンカラ行きのAjetの便は13時45分にマルディンの空港を発つ。空港行きのシャトルバスは11時半の予定。空港までは1時間もかからないから、これで間に合うはずだが、ことのほか慎重な私は10時半にタクシーで空港に向かった(500リラ)。

宿泊費の6000リラはチェックアウトの直前にオーナーの父親にキャッシュで支払った。

約1時間半のフライトでアンカラ空港に到着した。リラのキャッシュを補強しておくために40ユーロと10ドルを両替する。アンカラは少し寒く、用意していた軽い上着を着込む。

アゴダやTrip.comでマークしていたEnerji Otelを目指し、バスでバスターミナル(アンカラではASTiと呼ばれている)まで行き、そこから地下鉄に乗り換えて最寄りの駅で下車した。バスと地下鉄の支払いはどちらもクレジットカードのタッチで済ませた。地下鉄に乗ろうとしていたとき、トルコ人の男性がスマホの翻訳アプリを使って助けてくれた。一緒に車内に乗り込むので(ASTiは最終駅で行き先は一方向しかないからこれは当然)、「ひょっとするとチップをせがんでくるのではないか」とあらぬ疑いをかけてしまう。まったく余計な心配で、私の下車駅で気持ちよく別れた。詐欺とはほど遠い穏やかな表情の男性にまでそんな嫌疑をかける私の猜疑心こそ病的といえよう。

Enerji Otelは朝食付きで1泊約1500リラ(6500円弱)。とりあえず2泊することにした。

Trip.comなどの情報によればEnerji Otelは街の中心から1キロ以上離れているとのことだったが、周りにはレストラン、バー、カフェなどが数多くあり、賑わっていた。官庁などが存在するという意味では「中心」ではないが、商業的にはこのあたりが「中心」のように思えた。

Enerji Otel


トルコの物価高にびっくりし、「できるだけ安く」というのがこれまでのレストラン選びの指針だった。だが今日は久しぶりに贅沢とまではいかなくてもそれなりのもの食べようという気になっていた。

で、午後8時ごろ、ホテル近くの大勢の客で賑わっているレストランに入った。

このレストランで夕食


注文したのはレンズ豆のスープと鶏肉料理、それにスプライト。スープが登場した時点で、数多くの皿がテーブルに並べられる。とうてい食べ切れそうにない。

スープ登場

ラップ(パン)に包まれたメインディッシュがやってくる。

メインディッシュ

ラップをはがすと

最後にサービスでデザートと紅茶も提供される。正確な値段は忘れたが、600リラ強(2500円ほど)だった。店員も態度も悪くなく、まずは満足できるレストラン体験だった。

10月2日

8時過ぎに朝食会場へ行く。1泊6500円にしては充実した朝食だった。

朝食後、アンカラの「中心部」(ウルスというエリア)にあるアタテュルク像を目指す。バスか地下鉄で行く手もあったが、アンカラの街を知るために30分以上かけて歩くことにした。

アタテュルク像や大きなモスクを見たあと、街をぶらぶらと散策しながらホテルの方向に引き返す。

アタテュルク像

モスク

モスクの中には入らなかった。私にとっては、モスクの内部よりも、モスクの前に横たわっていた汚れて疲れ切った犬のほうが気になった。

モスクの前の犬

途中、破壊された車が展示されているのが目に入った。英語の説明文を読むと、2016年に発生たクーデター騒ぎの中で、クーデター側のタンクに抵抗して破壊された車らしい。このクーデターの試みとその結果は「Victory of Democracy」としてエルドアン政権のプロパガンダの格好の材料となっている。

破壊された車

メインストリート上にパトカーや消防車が何台か停まっており、何人もの警官がいる。見上げると、ビルの屋上にひとりの男が立っており、野次馬も集まっている。どうも男が飛び降りを図っているらしい。労働者風の野次馬のひとりが私に向かってドイツ語で「彼は一文無しだ(Er hat keine Geld)」と説明し、「俺も一文無しだ」と続ける。「私もお金がない」とドイツ語で切り返しておいた。ドイツ語をしゃべったこの男はミュンヘンに住んでいたらしい。すぐにその場を離れたので、この騒ぎの顛末がどうなったかは知らない。

アンカラを歩く

明日はバスでカッパドキアに行くつもりだ。観光地に興味がない私としては、カッパドキアを省き、アンカラと最後のイスタンブールでゆっくりと過ごすという選択肢もあった。しかし「トルコまで来てカッパドキアに行かないのはちょっと」という思いのほうが勝った。

行くとなれば、バスのチケットを今日のうちに入手しておいたほうがいいだろう。ホテル近くの地下鉄の駅からバスターミナル(オトガル)のASTiまで行き(昨日来た経路の逆)、いくつかあるバス・カウンターのうちKamitKocという会社を選んで、カッパドキア(正確にはギョレメ)までのチケットを購入した。明朝9時出発で、ギョレメ到着が12時40分。代金は400リラ(1700円ほど)だった。

トルコではホテルの朝食をたっぷり食べるため、昼食を抜く習慣になっていた。この日も、午後遅くにカフェでバナナシェイク(85リラ)を注文するにとどまった。

夕食はホテル近くの大きなショッピング・モールでとった。8時を過ぎており、客が数人にいるだけのフードコードで食べたCecil Peynirliという1品は思いのほかおいしかった。

ガランとしたフードコートで

Cecil Peynirliを食べる


0 件のコメント:

コメントを投稿