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2024年10月23日水曜日

トルコ2024 十日目(カッパドキア到着)

 10月3日

7時に朝食をとり、早めにバスターミナル(ASTi)へ向かう。カッパドキア(ギョレメ)行きのバスはを予定どおり9時に出発した。私の席の前列に座っていたカップルと話す。「ドイツから来た」とのことだったが、顔つきがドイツ人らしくない。2人ともアフガニスタン人だった。男性のほうはハザーラ。バーミヤンに行ったときのこと、ダリ語とパシュトー語の違いなどについて話した。男性によるとダリ語とパシュトー語はまったく違う言語だとのこと。ほんとうだろうか。どちらもペルシャ語系の言語のはずだが。

バスは特徴のある岩が見えるカッパドキアに入り、アンカラを出発してから4時間ほどで目的地のギョレメに到着した。カッパドキアといっても広い。ギョレメはカッパドキア観光の中心であり、世界各地からの観光客で賑わっている。

カッパドキアに入る

宿は予約はもちろん、目星も付けていなかった。ざっと調べたところ、ギョレメの宿はどれも高そうだ。目に付く宿を適当にあたってみよう。バス停からほど近いところに、Terra Vista Hostelというホステルがあった。ホステルという名前だが個室もあるとのこと。個室は朝食なしで1泊1500リラ(6300円)。カッパドキアにしては安い。ここに2泊することにした。

Terra Vista Hostel


このホステルでは各種のツアーも取り扱っていた。カッパドキアの一日ツアーにはレッド・ツアーとグリーン・ツアーの2種類がある。レッド・ツアーはギョレメを含むカッパドキア北部を一周するツアー、グリーン・ツアーは南部を一周する。料金はどちらも45ユーロ。標準的なレッド・ツアーを申し込もうとしたが、宿のスタッフの勧めるのはグリーン・ツアーだった。「レッド・ツアーで訪れる場所ならここから個人で行くことが可能」との理由からだ。勧めに従って、明日のグリーン・ツアーを申し込んだ。

ホステルの外へ出ると、尖った岩がにょきにょきと頭をもたげているカッパドキアの風景が目に入る。数多い観光客のなかでも特に目立つのが東洋人だ。大半は中国人で、韓国人がそれに続く。日本語も何回か耳にした。

ギョレメのメインストリート


ギョレメをぶらぶらと散策したあと、5時半に早めの夕食をとることにした。インスタンブールの旧市街同様、どのレストランも強気の値段設定だ。レンズ豆のスープとフムス(ひよこ豆のペースト)という軽い食事で340リラ(1400円強)を支払った。

スープとフムスで早めの夕食

カッパドキアのほぼすべてのホテルやホステルは屋上にテラスを設けており、外の風景を一望できる。Terra Vista Hostelも例外ではない。こうした安ホステルでも眺めはすばらしい。

テラスから見た夜景


このテラスでソウル出身の韓国人青年と知り合った。兵役を終え、大学に復学するまでの間、世界一周の旅に出ているとのこと。父親は大阪大学に留学した経験があり、本人も東京、大阪はもちろん、北海道、仙台など日本を広く旅行している。日本の料理では「ひつまぶし」が最高と言う。ひつまぶしが名古屋の名物であることも知っていた。ちなみに日本人の私はひつまぶしを食べたことがない。値段が高すぎる。

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