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2016年5月3日火曜日

中国貴州省2016 一日目(関空から桂林へ)

今から2年前の2014年4月、ミャオ族の村を訪れるために貴州省を旅した。北京経由で貴州省の州都貴陽に飛び、貴陽から凱里に列車で移動、凱里を起点として郎徳村と西江村にそれぞれ1泊し、タクシーを半日チャーターして石橋村と青曼村を訪れた。山あいにひっそりとたたずむ村。その中で営まれるミャオ族の人々の日常の生活。田舎育ちの私の郷愁をそそる風景が興味深かった。日本から来たことを告げると、「朋友だ」と応じてくれた郎徳村の人たち。だが、単独の個人旅行の悲しさ、ミャオ族の今の生活を見ることはできても、その「ハレ」の時間を体験することはできなかった。伝統の晴れ着を見ることもなければ、歌や踊りを楽しむこともできない。西江村(西江千戸苗寨)だけは例外で、多くの観光客を相手に毎日午前と午後の2回歌や踊りを披露している。しかしこれはショーであり、演じている人たちは村人ではなくプロだ(少なくともセミプロだ)。歌や踊りも現代風にアレンジされている。

貴州省郎徳村(2013年)

貴州省西江千戸苗寨のショー(2013年)

ミャオ族の「ハレ」を見るには、祭りの時期に訪れるのがもっとも手っ取り早い。これは個人旅行でも可能だ。ただ、観光客が大勢押し寄せる祭りの日に宿を確保できるかどうか若干の危惧がある。

もうひとつ、団体旅行に参加すれば、村が歌や踊り、酒で歓迎してくれる。もちろんこれは観光客用で、本来のミャオ族の「ハレ」の間ではない。だが、少なくとも演じているのは村人で、プロではない。

こうしたことを考慮し、今回は西遊旅行が主催する「ミャオ族・トン族の里めぐりと春の恋愛祭り 姉妹飯節見学」という団体旅行に参加することにした。北朝鮮旅行を別にすれば、団体旅行に参加するのは実に久しぶりだ。

これは最大15名限定のツアーだが、希望者が多かったため、追加募集して、2組のグループをつくり、それぞれ添乗員が率いることになった。私が属したグループは総勢12人。関空組と成田組がそれぞれ6人づつ。男女比もちょうど半分づつとうまくバランスがとれていた。カップルが2組で、残り8人は一人参加だった。予期したとおり、参加者全員が中高年者。

4月18日朝9時5分関空発の中国国際航空便でまず上海へ飛ぶ。上海で長時間待ち、成田組と合流して、17時20発の桂林行きの便に乗った。予定どおり夜の8時ごろに広西チワン自治区の桂林に着く。桂林プラザホテルに投宿。部屋にはバスタブがある。北朝鮮の平壌でのホテルを除けば、バスタブのタブのあるホテルに泊まるのは私にとっては初体験に等しい。夕食は出なかったが、機内食で腹は十分に満たされていた。

今日は移動で1日が終わった。観光は明日から始まる。ツアーの2組のグループは、行程やホテルこそおなじだが、バスや食事は別々でそれぞれ独立した行動をとることになる。

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