4月23日。
昨夜降っていた雨は今朝になると止んでいた。今日は安順に向かう。凱里から安順までの道のりは遠い。7時半にホテルを出たバスは11時過ぎに安順の手前の天龍村(天龍屯堡)に着いた。これは明の時代の屯田兵がつくった村であり、住人は今でも明代の言葉や服装、生活慣習を守っているという。彼らは老漢族と呼ばれている。老漢族は漢族に分類されており、少数民族ではない。村に入るには入場料が必要であり、つまりは一種のテーマパークだ。中国人の観光客も少なくないようだ。若い女性ガイドが我々グループに付き添って村を案内してくれる。
テーマパーク化しているといはいえ、ここは住民の暮らしの場でもあり、石造りの家と道、そこに行き交う昔の衣装の人々はそれなりに風情がある。観光客相手の地劇と呼ばれる仮面舞踏劇も毎日演じられている。10分足らずの短い劇だが、私にはよくわからず、おもしろみもいまひとつだった。人気があったのは生姜の砂糖漬けなどのお菓子の土産物だ。1箱6元(約100円)と安かったため、文字通り飛ぶように売れていた。私も1つ購入した。安いからもっと多く買いたいのだが、荷物に入らない(いつものとおり、機内持ち込みの荷物だけで来ていた)。
天龍村で昼食をとってから、再びバスに乗って安順に近い黄果樹の大瀑布に向かう。「大瀑布」という名前が示すように、これはアジア最大といわれる滝だ。入口から滝まで徒歩で行くこともできるが、有料のエスカレーターも用意されている。我々のグループは全員エスカレーターを利用した。
ここも中国人観光客が多い。ミャオ族の衣装を借りて記念写真を撮っている人も少なくなかった。本来なら滝にもっと近づき、その裏側まで回るところだが、時間に押されていたこともあり、裏側の見物は省略しようということでグループの意見は一致した。グループの多くにとって、昨日の姉妹飯節でツアーは実質的に終了しており、今日はおまけでしかなった。ここで時間をつぶしていると、今日の宿泊地である貴陽に着くのが夜の9時、10時になってしまう。早々に切り上げたほうが無難だろう。
滝の付近の標識や案内板は中国語、英語、日本語、韓国語で表示してあった。日本語の表示は何とも変で、意味不明なものが少なくなかった。ひとつ例を示しておこう。男子トイレにあった表示だ。「慌ただしく来て、押し流して行きます」とある。言おうとしていることはわからないではないが。堂々と表示する前に、誰かにチェックしてもらう労をなぜとらなかったのだろうか。
黄果樹大瀑布の見物を一部省略したこともあり、貴陽には8時ごろに到着した。ホテルの近くのレストランでツアー最後の食事をとる。西遊旅行社と現地ツアーを組織してくれた貴陽の旅行社からビールと酒の提供もあり、和気藹々のうちに旅を終えることができた。、明日は帰国日。早朝5時40分にホテルを出ることになっている。
昨夜降っていた雨は今朝になると止んでいた。今日は安順に向かう。凱里から安順までの道のりは遠い。7時半にホテルを出たバスは11時過ぎに安順の手前の天龍村(天龍屯堡)に着いた。これは明の時代の屯田兵がつくった村であり、住人は今でも明代の言葉や服装、生活慣習を守っているという。彼らは老漢族と呼ばれている。老漢族は漢族に分類されており、少数民族ではない。村に入るには入場料が必要であり、つまりは一種のテーマパークだ。中国人の観光客も少なくないようだ。若い女性ガイドが我々グループに付き添って村を案内してくれる。
天龍屯堡の入口
テーマパーク化しているといはいえ、ここは住民の暮らしの場でもあり、石造りの家と道、そこに行き交う昔の衣装の人々はそれなりに風情がある。観光客相手の地劇と呼ばれる仮面舞踏劇も毎日演じられている。10分足らずの短い劇だが、私にはよくわからず、おもしろみもいまひとつだった。人気があったのは生姜の砂糖漬けなどのお菓子の土産物だ。1箱6元(約100円)と安かったため、文字通り飛ぶように売れていた。私も1つ購入した。安いからもっと多く買いたいのだが、荷物に入らない(いつものとおり、機内持ち込みの荷物だけで来ていた)。
天龍屯堡1
天龍屯堡2
天龍村で昼食をとってから、再びバスに乗って安順に近い黄果樹の大瀑布に向かう。「大瀑布」という名前が示すように、これはアジア最大といわれる滝だ。入口から滝まで徒歩で行くこともできるが、有料のエスカレーターも用意されている。我々のグループは全員エスカレーターを利用した。
ここも中国人観光客が多い。ミャオ族の衣装を借りて記念写真を撮っている人も少なくなかった。本来なら滝にもっと近づき、その裏側まで回るところだが、時間に押されていたこともあり、裏側の見物は省略しようということでグループの意見は一致した。グループの多くにとって、昨日の姉妹飯節でツアーは実質的に終了しており、今日はおまけでしかなった。ここで時間をつぶしていると、今日の宿泊地である貴陽に着くのが夜の9時、10時になってしまう。早々に切り上げたほうが無難だろう。
黄果樹大瀑布
ミャオ族の衣装で写真を撮る中国人観光客
滝の付近の標識や案内板は中国語、英語、日本語、韓国語で表示してあった。日本語の表示は何とも変で、意味不明なものが少なくなかった。ひとつ例を示しておこう。男子トイレにあった表示だ。「慌ただしく来て、押し流して行きます」とある。言おうとしていることはわからないではないが。堂々と表示する前に、誰かにチェックしてもらう労をなぜとらなかったのだろうか。
トイレの注意書き
黄果樹大瀑布の見物を一部省略したこともあり、貴陽には8時ごろに到着した。ホテルの近くのレストランでツアー最後の食事をとる。西遊旅行社と現地ツアーを組織してくれた貴陽の旅行社からビールと酒の提供もあり、和気藹々のうちに旅を終えることができた。、明日は帰国日。早朝5時40分にホテルを出ることになっている。
最後の夕食
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