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2023年3月11日土曜日

スリランカ2023 三日目(アヌラーダプラへ)

 2月18日

昨日の夕方5時に寝込んでしまい、最終的に起床したのは朝の4時。途中1、2回目が覚めたとはいえ、11時間ほど眠ったことになる。シャワーを浴び、5時ちょっと過ぎにホテルをチェックアウトした。5時にチェックアウトすることは前日受付に伝えてあった。こんなに早くチェックアウトするのは私だけでなかった。フランス人の若者2人がすでにチェックアウト中だった。彼らは列車で東海岸へ行くとのこと。

ホテルを出たときには外はまだ暗く、十数分後に駅に着いたときにもまだ陽は昇っていなかった。アヌラーダプラ行きの列車は定刻より5分遅れて5時45分に出発した。

アヌラーダプラ行きの列車の中

アヌラーダプラに到着したのは10時10分ごろ。駅に降りたとたんにトゥクトゥクの運転手が声をかけてくる。アヌラーダプラは仏教の遺跡が多いことで知られている。これらの遺跡を案内しようとする誘いだ。だが、遺跡の見学よりもまず宿を探す必要がある。

アヌラーダプラ駅

この宿探しに苦労した。Booking.comやグーグル・マップで目星を付けていたいくつかの宿を訪れるが、すでに廃業していたり、空室がなかったり、高すぎたりで、なかなか見つからない。真昼近くの強い日差しのもと、バックパックを背負いながら1時間近く歩くと、疲労困憊の状態になる。精も根も尽き果て、思わず道ばたに座り込んでしまう。

そんなときに声をかけてきたトゥクトゥクについつい乗ってしまった。ムハマッドというこの運転手、名前のとおりイスラム教徒だ。彼に案内されたのはNadeeja Family Resortという宿。朝食付きで30ドル。

翌日の観光案内も彼に任せることになるが、宿の選択を含め、彼の口車に乗ったことは完全な失敗だった。

まず宿。最初に彼が「どのくらいの値段の宿を望んでいるのか」と尋ねたのに対し、「30ドルから40ドルくらい」と答えた。30ドルという値段はこの会話に基づいて設定された可能性が高い。Nadeeja Family Resortはせいぜい10~20ドル程度の宿だった。扇風機やエアコンはあるが、冷蔵庫はない。Wifiも信号が弱くて部屋では使えない(SIMカードが入ったスマホをテザリングすることでなんとかタブレットでネットに接続できた)。翌朝に判明することだが、朝食もひどいものだった。そもそも朝食付きの宿ではないのだろう。

朝からお菓子くらいしか口にしていないので、宿に落ち着いたのはよいが、空腹だ。ムハマッドが案内したのは宿の近くの高そうなレストラン。実際高く、焼き飯とソーダ水で2500ルピー(1000円近く)だった。ムハマッドはNadeeja Family Resortやこのレストランとかなり親しい関係にあるらしい。空腹のうえに遅めの昼食とあって、焼き飯自体はおいしかった。

高めのレストランで昼食


食後、ムハマッドのトゥクトゥクで街に出る。スーパーに立ち寄りオレンジジュースとお菓子、さらにその横のパン屋で夕食用のサンドイッチを購入した。

この日も8時という早い時間に寝入ってしまった。

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