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2023年3月17日金曜日

スリランカ2023 七日目(トリンコマリーへ)

 2月22日

朝食の席でタミール人の老夫婦から声をかけられる。ジャフナの生まれだが、現在はオーストラリアに住んでいるとのこと。つまりは里帰り中。オーストラリアには多くの日本人が住んでいるという。

今日はトリンコマリーに移動する日だ。昨日試した配車アプリのPickmeでは車がつかまらなかったことから、バス・ステーション行きのトゥクトゥクをホテルに手配してもらった。トゥクトゥクはトリンコマリー行きのバスの乗車口まで私を連れて行ってくれた。

9時ごろに出発したバスは午後2時前にトリンコマリーのバス・ステーションに着いた。宿を決める前にまず鉄道駅で明後日のコロンボ行きの列車の座席を確保しておきたかった。以前は10時間以上バスに乗るのも平気で、ときには24時間バスで移動したこともある。しかし、トイレ休憩もままらないバスに5、6時間揺られる体力も気力も今はない。長時間の移動は鉄道に限る。

路線バスで鉄道駅まで行く。窓口で尋ねると、前日に調べておいたとおり、コロンボ行きの列車は1日に2本とのこと。早朝の6時15分の列車と夜の7時の列車。座席を予約できるのは夜行列車だけ。朝の列車は当日にチケットを買う。夜行列車といっても寝台車ではない。しかもコロンボ着が翌朝の3時半になるらしい。早朝の列車を選択するほうがずっと楽だろう。

トリンコマリーの鉄道駅

グーグル・マップを頼りに、鉄道駅から歩いて10分ほどのHoliday Villaという小さな宿にたどり着く。予約はしていないが、部屋は空いていた。2泊で8000ルピー(3000円ほど)。部屋はきれいで、エアコンもあるが、冷蔵庫がないのが難。2、3人の若い男性従業員がいるが、英語でのコミュニケーションがあまりうまく行かない。初日の印象から「スリランカではどこでも英語が通じる」と思い込んでしまったが、そうでもない現実を徐々に知ることになる。どの町でもEnglish ClassやEnglish Schoolの広告をよく見かけたが、英語学習の需要がそれだけあるということなのだろう。

朝から食事らしい食事をしていない。宿のそばにPizza Hutに入って、かなり遅めの昼食をとる。小さいピザとスプライトを注文。1300ルピー(500円近く)。後日利用したバーガー・キングもそうだったが、こうした外国資本のチェーン店はかなり高くつく。

トリンコマリーもタミールの町だ。かつて英国の海軍基地があったため、第二次大戦では日本軍の攻撃を受け、民間の死者も出ている。スリランカ(当時はセイロン)が東京裁判に判事としてかかわったのはこのためだ。

現在は海岸のリゾート地として観光客を集めている。なにはともあれ海を見ておこう。30分ほど歩いて海岸へ出る。地元の青年たちが魚を売っている海辺には観光客は見当たらなかった。

海辺


宿へ戻り、少し休んでから、昼間とは反対の方向を散策する。Riyanというスーパーで夜食用にVinilla Milkなる乳飲料と菓子パンを購入する。このへんでも海が見える。歩いて宿へ帰るときには陽が海に沈もうとしていた。

日没の海

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