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2023年3月21日火曜日

スリランカ2023 十一日目(最終日)

 2月26日

今日はスリランカを離れる日。といってもフライトは夜中の0時25分だから、厳密には明日の27日にスリランカを離れることになる。

今日一日たっぷり時間がある。Fairway Colomboのチェックアウト時間は12時だが、ありがたいことに午後2時まで無料でチェックアウトを引き延ばすことができる。

8時過ぎにホテルを出て、近くの食堂で朝食をとる。麺とダール・カレー(豆のカレー)、紅茶を注文する。値段は覚えていない。

朝食

コロンボの中心部は官庁・銀行街のFort(フォート)と商業地帯のPettah(ペター)からなる。Fairway Colomboはフォートに位置している。

朝食後、閑散としたフォートを通り抜け、海辺まで行ってみた。美しい眺めだ。散策する人もちらほらいる。

フォート地区


海辺


フォートを歩いているとき、昨日の詐欺師と似たような誘いかけに2、3度遭遇した。もちろん完全無視。

ホテルまで引き返し、ベッドに寝転がって体を休める。2時ちょうどにチェックアウトし、荷物をホテルに預けて外へ出る。ちょっと高級なレストランに入る。どのレストランだったか思い出せない。ヒルトン・ホテルだったかもしれないし、ヒルトン・ホテル近くのレストランだった可能性もある。チャーハン、紅茶、ミネラル・ウォーターで1850ルピー(700円近く)。

昨日と同様Floating Marketまで歩き、マンゴー・ジュースで喉を潤す(250ルピー)。

ホテルまで戻り、かなり早めだが、7時ごろに配車アプリのPickmeでトゥクトゥクを呼び、空港を目指す。せっかくインストールし登録しておいたPickmeだが、実際に利用したのはこれが最初で最後だった。料金は2600ルピーだったが、ルピーが余っていたこともあり、3000ルピーを運転手に渡す。

コロンボ発クアラルンプール行きのマレーシア航空便はほぼ定刻通り0時半すぎにコロンボを飛び立った。

2月27日

クアラルンプールに着いたのは朝の7時近くだった(スリランカとマレーシアの時差は2時間半)。関空行きの便は22時40分だから、待ち時間は16時間近くある。関空行きの搭乗券も入手済みだったが、空港の出発ロビー内で16時間を過ごすという選択肢はない。マレーシアにいったん入国するしかない。入国してから市内まで足をのばすか、それとも空港近くのホテルで体を休めるか。昨夜機内でほとんど寝ていないこともあり、後者を選んだ。

選んだホテルはTune Hotel。格安航空専用のターミナルに隣接している。8時間の休憩で40ドルだった(食事付き)。予期したとおりあまり眠れなかったが、暑い中で街を歩き回るより楽だろう。

Tune Hotel(クアラルンプール)

11日間に及ぶスリランカ旅行はこうして終わった。数か月前の政治的・経済的混乱の痕跡は一介の短期旅行者の目には入ってこなかった。トリンコマリーのガソリン・スタンドで一度だけモーター・バイクが長い行列をつくっているのを目撃したが、他のガソリン・スタンドではそうしたことはなかったので、何か特別な事情があったのだろう。10日余りの滞在ではインフレも肌では感じられない。コロンボで遭遇した詐欺もずっと以前からあったもので、最近の経済的困窮が影響しているとは考えにくい。

トリンコマリーのガソリン・スタンド

正直なところ、不燃焼感が残る旅行だった。詐欺に遭ったことを含め、こうした残念な結果は、私の側の調査と準備の不足、油断と甘さのせいでもある。

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