2月25日
8時過ぎ、朝食をとるためにホテルを出る。軽く朝食を済ませてまたすぐホテルへ戻るつもりだった。
中年の男が声をかけてきた。近くでなにか行事があり、何匹も象が登場する。格好の写真材料だ。近くかだから、行ってみるとよいとのことだ。
これが結構手の込んだ詐欺だった。トゥクトゥクの運転手と組んだ詐欺で、コロンボではよくあるものらしい。何年も前からネット上で数多く報告されている。「コロンボ 詐欺」で検索すればゴロゴロ出てくる。
トゥクトゥクに乗せられ、向かった先はでは象では亡く、寺院。男が寺院を案内する。もちろんこの時点でおかしいことに気がついたが、せいぜいガイド料を請求されるくらいだろうと油断していた。
再び同じトゥクトゥクでホテル近くまで戻ったとき、運転手は往復の運賃として9800ルピー(3600円ほど)要求する。余りにも高額なため980ルピーと勘違いして1000ルピーを差し出したくらいだ。
結局、言い値のとおり支払い、案内した男にも1000ルピー(370円ほど)を渡してしまった。
ネット上の報告では、宝石店に連れて行かれて、偽の宝石を高額で買わされるというケースもあるが、私の場合はトゥクトゥクの法外な運賃だけだった。
振り返って後悔されるのは、法外な値段を言われたときに抵抗しなかったことだ。人通りは少ないとはいえ、白昼の大通りだから、いくら抵抗しても身体に危害を加えられるようなことはなかっただろう。
数年前にエジプトのピラミッドで子供を使った詐欺に遭遇して以来の失敗。エジプトのときもそうだったが、詐欺にひっかかるときは、冷静な判断力を奪われ、夢遊病者のように行動してしてしまう。
事前にスリランカ旅行のYouTube動画をいくつか閲覧し、「スリランカはいい人ばかり」という刷り込みがあったことも大きい。多少の嘘やぼったくりを許容してしまう私の側の甘さもある。
被害は約4000円。起こってしまったことはとりかえせない。あれこれ後悔するより、忘れたほうが精神衛生によいだろう。
Fairway Colombに付設されているJavaというカフェに入り、サンドウィッチとカフェラテで朝食とする。
サンドウィッチとカフェラテで朝食
ホテルで休息してから、コロンボの下町であるペターまで30分ほどの道のりを歩く。ペターのメイン・ストリートは文字通りMain Streetという名前だ。
Main Street
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