4月30日
朝食時、中国人らしい若い男性を見かけたの声をかける。仕事関係だろうと思っていたが、観光客だった。6人のグループらしい。男性のそばで食事をしていたイラン人は彼らの運転手とのこと。昨日訪れたHeritage Hostelにもたくさんの中国人旅行者がいた。中国人はビザなしでイランに入国できる。イランを訪れる外国人観光客のうち、おそらく半数以上は中国人だろう。
10時ごろにホテルを出て、エマーム広場へ行く。いくばくかの入場料を払って、She-le-Kh Lutfullahモスクの中へ入る。入口の屋根の内側が独特で印象的だ。多くの子供たちを含むイラン人に加え、中国人の団体客が目立った。
モスクの天井
モスクの中
写真撮影中の中国人観光客
アメリカ人は(おそらくイギリス人も)イランを個人で旅することはできない。ガイド付きのグループ旅行しか許されていないのだ。
昨日100ドルを両替したが、もっと現地通貨がほしい。と思っていたところ、ちょうど両替所が目に入った。しかもレートは1ドル=530,000リアル。これまでの最高のレートだ。100ドルのつもりが、200ドルも両替してしまった。これで心置きなくイラン・リアル(トマン)を使える。
エマーム広場をあとにして、ザーヤンデ川を目指す。歩いて行くつもりが、見知らぬ経路をたどったため、結局タクシーでたどり着くはめになった。代金は60トマン(1ドルちょっと)。
ホテルへ歩いて帰る途中、Kentuckyというバーガー店で遅めの昼食をとった。店名はケンタッキーだが、フライドチキンよりもハンバーガーやホットドッグがメインのようだ。入店すると同時に、英語ができる女店員が助けてくれた。この助けなしでは注文はむずかしかっただろう。注文だけはない。注文した品ができあがると、放送で番号を呼ばれるシステムだ。レシートの文字もペルシャ文字だけ。放送ももちろんペルシャ語だから、呼ばれてもわからない。私の場合は、できあがった品を店員がもってきてくれた。
注文したのはハンバーガー(ダブルバーガー?)とシュガーなしのコーラ。値段は覚えていないが、イランにしては高かったように思う。ボリュームもあり、おいしかったが、食べにくい。ぶざまな食べ方しかできなかった。
Kentucky(客の9割は女性)
ハンバーガーとコーラ
ホテルで一休みしてから、バザールへと出かける。長いバザールをずっと歩いていくと、エマーム広場を囲む商店に出た。バザールはエマーム広場につながっているのだ。夕食用のスナックと飲み物を買ってホテルへ戻る。
明日はアブヤーネ村を経由してカーシャーンに向かう。
Pirozy Hotelは旅行会社を併設している。今朝、この旅行会社に立ち寄り、「エスファハーンのあと、コムかカーシャーンへ行きたいがどちらがいいだろうか」と尋ねると、即座に「カーシャーン」との答が返ってきた。
さらに「イランの農村の生活(village life)を見たい」という私の要望を伝えたところ、 アブヤーネ村を紹介された。アブヤーネ村からカーシャーンへ行くのが便利とのことで、そのための運転手を斡旋してくれた。料金は1400トマン(30ドル弱)。
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