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2024年6月10日月曜日

キューバ2024 十日目、十一日目(ハバナ)

 4月8日

朝、ホステルに洗濯を依頼する。ジーンズとシャツ、まとめて5点。5ドルで引き受けてもらう。少量の洗濯で5ドルは高いが値切る気はなかった。そもそもこのくらいの衣類なら、自分の部屋で手洗いできる。だが、客がほぼ私だけのこのホステルにいくらかカンパしたい気持ちがあった。

あてもなくハバナを歩き回る。昼に何を食べたか思い出せない(昼食を抜いたのかもしれない)。観光客用のカフェでカプチーノを飲んだことは記録に残っている。500ペソだった。

この日は4時半からの”Free Walking Tour Havana”なるウォーキング・ツアーに参加した。ガイド付きの市内ツアーはすでに2日前に経験しているが、英語によるツアーなら参加者も多いだろうし、またひと味違ったものになるだろう。

集合場所のセントラル・パークに集まったのは20人ほど。これが4、5組に分かれ、それぞれガイドに導かれて街を探索する。私は中国人の若いカップルとカナダ人の男性3人のグループに加わった。ガイドは若い女性で、本職は大学の言語学の講師らしい。

予想通り、2日前とほぼ似たようなコースをたどる。Old Town Squareで解散となり、ガイドにチップとして10ドルを渡す。

ウォーキング・ツアー

中国人カップルは米国のシカゴ在住。ツアーが終わったあと少し話す。「中国人」といっても男性のほうは米国生まれだ。どうりで達者な英語だった。男性は米国で薬剤師をやっており、女性のほうは杭州出身。米国でのアジア人に対するヘイト・クライムについて尋ねると、「カリフォルニアやニューヨークではともかく、シカゴではまったく問題ない」とのことだった。男性は米国に対してかなり批判的で、世界各地の戦争は米国が関与することによって発生していると言っていた。中国政府に対してどう思っているかは聞きそびれた。もうひとつ聞き忘れたのは、「アメリカ人がどうしてキューバに観光で入れたのか」ということ。男性は米国籍だろうし、米国国籍者は観光ビザを取得できないはずだ。

中国人カップル

ホステルに戻り、街角で購入した170ペソのピザとセブンアップで夕食とする。

4月9日

朝食後、海岸線を散歩する。

ハバナの海岸

海岸線から西の方向に歩く。観光スポットとは逆の方向だ。このあたりは古い建物がことのほか目に付いた。ゴミも多い。

古い建物(1)


古い建物(2)


古い建物(3)

古い建物(4)

ゴミ

相変わらずさかんに声がかかる。ほとんどが"Change money"。こちらが日本人だとわかると、野球選手の名前が挙がる。もっとも多いのは「マツサカ」だった。マツサカは5、6回聞いた。「イチロー」や「オオタニ」を聞いたのは1、2回。

Old Town Squareに戻る。昨日ガイドから「モヒートを飲むならここ」と推奨されたレストランがOld Twon Squareにあったからだ。しかし、それとは別のレストランからライブ演奏が聞こえてきたので、そちらに入る。時刻はすでに3時。トリニダーの民宿で食べたロパ・ビエハとモヒートを注文する。演奏されているのはベサメ・ムーチョ。完全に観光客用だ。

ハバナのレストランで聞くベサメ・ムーチョ


料理がやって来る。プレートには日本の国旗がはさんである。そういえば注文時に「どこから来たのか」と聞かれ、「日本」と答えておいた。モヒートと併せて14ユーロだったと思うが、確かではない。

日本の国旗がささった料理

夕食は路上で売っていたお菓子2湖(100ペソ)とビール、ミネラルウォーターで済ませた。

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