よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村

2024年6月7日金曜日

キューバ2024 六日目、七日目(ハバナへ戻る、市内ツアー)

 4月4日

手配してもらっていた乗り合いタクシーが8時15分に迎えに来た。トリニダーでの滞在を心地よいものにしてくれた民宿のオーナーに感謝しておこう。

民宿のオーナー夫妻

タクシーはさらにほかの客3人を拾い、ハバナに向けて出発する。乗客の2人はコロンビア人のカップルだった。首都ボゴタの出身で、2人とも流暢な英語をしゃべる。

ハバナ近くで私だけタクシーを乗り換える。コロンビア人が通訳してくれたところ、「今乗っている車はハバナ空港まで行く。空港まで行ってからハバナ市内に行くのは遠回りだから、ここで別の車に乗ってくれ。料金を余分に払う必要はない」とのことだった。コロンビア人は今日帰国で空港まで行くらしい。

ハバナでの宿は決めていなかったので、とりあえず中心部のセントラル・パークまで送ってもらう。この近くに1泊35ドルのホテルがあることは調査済みだ。しかしそのホテルは満室だった。しばらく前から外は雨。雨の中で宿泊先を探さなければならい。再びLido Hotelに泊まるという選択肢はなかった。満足のいく滞在ではなかったからだ。結局、Lido Hotelと同じ通りにあるHostel Peregrindというホステルに泊まることにした。朝食付きで1泊35ドルで、ネットでの評判がよい。Wifiも通っていて、1日1ドルで利用できる。スマホにはSIMカードが入っているから、Wifiがなくてもネットにはつながる。だが、部屋の中ではモバイルの信号が弱く、またタブレットで動画を見たかったこともあり、1日1ドルでWifiのパスワードを購入した。

Hostel Peregrind


午後になり雨もやんだので、トリニダー行きを手配してくれたHotel Plazaへおもむき、明日の英語ガイド付きの市内ツアーに申し込んでおいた。料金は20ドル。

例によって昼食は抜き、ハバナ2日目と同じ店でハンバーガーとビールをテイクアウトして夕食とした。

4月5日

Hostel Peregrindの朝食はまずまずだった。Lido Hotelよりずっといい。宿泊客は私のほかにもう一人いるようだったが、私の朝食時には姿を現さなかった。

Hostel Peregrindの朝食

市内ツアーに参加するためにHotel Plazaに行く。9時にガイドが迎えに来た。ガイドは20代の女性。さらに近辺のいくつかの高級ホテルに立ち寄り、ツアー参加者すべてがそろった。合計9人。私のほかには、中高年のカップルが4組。なんと全員アルゼンチン人だ。

カピトリオ(旧国会議事堂)の周辺をしばらく歩いてから車で革命広場に向かう。カストロが数時間に及ぶ演説をした場所だ。

革命広場

ガイドはまずスペイン語で説明し、続いて私ひとりのために英語で説明する。スペイン語の説明のほうが長くなるのはやむをえない。

車で旧市街に戻り、観光のメインストリートともいうべきObispo通りを経て、カテドラル広場に至る。Obispo通りは観光客で賑わっている。ヘミングウェイが馴染みとしていたバーの前には人だかりがしていた。

さらにそこからほど近いOld Town Squareにまで足をのばす。この途中でモスレムらしき男性の姿を見かけた。おそらく外国人だろう。付近にモスクがあるとのこと。

キューバでは珍しいイスラム

観光もひととおり終わり、昼食となった。昼食はツアー代金に含まれていない。アルゼンチン人カップル4組のうちの1組は昼食をとらずにツアーを離れた。車でガイドが案内するレストランへ行く。時刻はすでに3時近く。

ライブ演奏付きのレストランで私が注文したのはシュリンプ(小エビ)。ビールと併せて26ドルだった。まずくはないが、シュリンプだけなのでちょっと単調だ。

小エビで昼食

ツアー同行者のアルゼンチン人たちは英語が話せない。知っている限りのスペイン語で隣席の初老の婦人に話しかける。ミレイ新大統領を好きかと尋ねると「ノー」の返事。話題をインフレに移すと「ひどいものだ」という表情で、「前の大統領が国からお金を盗んだ」と言う。私のスペイン語能力からして、相手の言うことを正しく理解したかどうかは不明。

車で旧市街へ引き返し、Hotel Plazaの前でツアーを離れる。別れ際にガイドにチップとして5ドルを渡す。

10ドル渡せばよかったとあとで後悔した。そのくらいこの若い女性ガイドにはお世話になった。大学でドイツ語を専攻したという彼女とドイツ語でも少し話してみた。ちゃんとしたドイツ語を話す。フランス語もしゃべれる。海外には行ったことがないという。どの国へ行きたいかと尋ねると、「ドイツ語を学んだからドイツへ行きたい」という答えだった。思わず「ドイツは人が冷たい(kalt)ぞ」と余計な一言をドイツ語で加えてしまった。

女性ガイド

ガイドによれば、キューバでは基本的に国に雇われる形で働く。彼女自身も公務員だ。平均月収は20ドルとのこと。あまりにも低い。一瞬聞き間違えたのか思った。20ドルでは今日の昼食の代金すら払えない。こうしたこともあり、多くのキューバ人は観光客などを相手に第2、第3の仕事をしているという。

ぶらぶらしながら、ホステルへ戻ったのは5時すぎ。昨日と同じ店でハンバーガーとジュースをテイクアウトし夕食とした。

0 件のコメント:

コメントを投稿